配膳会というところ

23歳から27歳まで、あるホテルのルームサービスで働いた。立場は配膳会という飲食業を主な派遣先とする派遣会社のようなところである。

配膳会は基本的に時給計算で、直営のアルバイトとはまた立場が違う。時給計算だが、その時給が派遣先によってまちまちだが、1500円前後と割高なところだ。

これが夜勤や早朝勤務などで、手当でつくと1700~1800円前後となり。これだけを聞けばおいしい仕事だと思う人もいるかもしれない。

配膳会で働いている人は、大きく分けて2種類あり、ある1箇所に常勤として雇われる形態と、スポットと言って、毎日人手が足りない所へ行く形態がある。

前者は、シフトが半月前でくらいには出て、社員やアルバイトと同じシフト表に入れて頂けるので、希望休などが通りやすく、1箇所で安定して働けるのが魅力だと思う。だが、後者の方は、朝、昼、夕、深夜と、全部別々の所へ行かされたり、希望休も配膳会社の方に伝えて考慮してもらうことになるのだが、これがまた結構キツい。私の場合は、1日2箇所くらいだったが、強者になると1日4箇所をこなしていたりする。どんな身体をしていれば、そんなことができるのだろう。

たとえば、その希望休を取るとすると、何時からダメなのとか訊かれ、午後からだと答えると、じゃあ朝食入れるねとか言われてしまうのだ。

愕然とする。。。

中には1箇所での常勤をやりながら、オフの時間帯にその派遣先の他の部署に回される人もいる。

私もその一人だった。

夜勤明けで、2時間くらい仮眠して、昼の婚礼とか会議とか。。

私が体調不良になった原因のひとつでもあると思う。

しかも、その行先が苦手意識が以前から強い宴会場であった。

たしかに、仕事にたくさん入れば、お給料はたくさん貰えるかもしれないが、そんなに働いたら、休みの日はもうぐったりである。

翌日やっと休めると思って、夜更かしをしていたら、夜の10時過ぎに連絡があって、翌日の朝6時行けるかなどと言われる。。

ひどいところだ。。

肉体的にもかなりの重労働だが、行くところがたくさんあると、会う人の数も増えるし、覚えなければいけない量も必然的に増える。だが、理不尽なもので、行くのが2回め以降だったりして、前回教わった事を覚えていなかったりすると、「こないだ教えたでしょう。何回言わせるのよ」などと言われてしまうのだ。

派遣先の人達は、こちらがどんな風にいつも仕事をしているかなどは知る由もないし、知ってもらう義理もないのだった。

以上配膳会の話でした。

辞める直前も、月に2日くらいしか休みがない中でやっていたような気がする。本当に自分、おつかれさま。

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