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本来の自分に戻りつつある①

これも、会社をやめてから、私の生い立ちを事細かに事実をそのままに書いてきて、自己肯定感が低い、自分に自信がないとしながらも、そういう自分を受け入れられるようになってきている表れなのではないかと思っている。

こんな事を言うと驚かれる方も多いのかもしれないが、正直に言うと、今まで、ほとんどの時間、ずっと緊張していたのだと思う。それは、ひとりでいる時も変わらずに動悸のようなものを感じていた。

また挙動不審で、私が身体を動かすひとつひとつの動作に自信を持てない自分がいたのだと思う。

私に対して否定的な意見しかしてこない過干渉な母親に過度な苛立ちを覚え、一昨年の11月に全ての連絡手段を絶った。

その前までは、ずいぶんと葛藤した。どうすればいいのか。私はとても思い悩んでいたんだと思う。私は完全に洗脳されていた。「親を捨てるなんて、人間失格だ」という程に。だが、ある時、母親が毒親に関するYouTubeを送ってきた。それを機に私も、毒親問題について、YouTubeを漁ってみた。そうすると「親を捨てる事は、悪い事ではない」と言っている人に行きつき、私はとても救われた気分になった。そして、なんの躊躇なく、着信拒否にしたのだった。

ただハガキだけは来てしまうのだが、私はそれを握りつぶすようになっていた。

私はもう既に40歳を超えている。もっと早くこうなれればよかったと悔いている部分もあるが、過去は巻き戻せない。私は、私自身の事がよく分からないまま、ここまできてしまい、異性と交際したことがない。こんなことも、過干渉な親と一緒にいたら、恥ずかしい事なので、人に言わないようにして、苦しい思いをしていたことと思う。

これからは、ありのままの自分を受け入れて、生きていきたいと思えるようになってきている。今年になってから、徐々に心がふっと軽くなる瞬間を味わう事が増えてきているように思える。

今まで、私には分からなかったことを、等身大の自分で受け入れていきたい。

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