自分と相手のじょうずな使い方
子供若者支援団体であるtoiroさんでチームビルディングの研修を実施しました。全3回シリーズのいよいよ最終回。3回目のテーマは「行動スタイル編」。
自分の思考のクセに気づき、今いるメンバーの能力や才能を引き出す「思考編」についてはこちらをご覧ください。
すべての人の選択の根底にある「欲求編」についてはこちらからどうぞ。
3回目の研修はいきなり仮想体験ゲームからスタート。始まる前から、久しぶりに見る模造紙やマジックを見て「今日は何やるの?」とワクワクした様子。始まるとすぐにその世界に没入していきました。
今回、見ていて面白かったのが、それぞれの役割がはっきりしているチームとそうでないチームに分かれてしまったことです。どちらのチームが課題解決までたどり着いたかといえば、もちろんそれぞれの役割がはっきりしているチームです。
その結果を踏まえた上での振り返りは、まさしく体験から学ぶ時間です。
知っているつもり、分かっているつもりでもできていなかった、という事実に向き合って、ではどうすればできるのか、行動に落とし込むには何を意識すればいいのか、を自分の言葉でアウトプットしていきます。
自分たちの力で成長していける、というのがこの研修のキモです。
今回のテーマは、「行動スタイル」。
人にはいろんなタイプがいますが、それは「思考」「欲求」「行動スタイル」の3つの違いから生まれてきます。
「行動スタイル」は、「自己表現性」「自己主張性」「柔軟性」の3つに分類されます。同じ思考タイプや欲求タイプであっても、行動スタイルが違うとおのずと行動が違っているのです。
この「行動スタイル」も、仮想体験ゲームの中で表れてきていたので、皆さん納得度が高いようでした。
「行動スタイル」については、皆、自分が普段している行動が当たり前だと思っているので、数値化して人と比べてみることで、違いを認識することができます。
普段から「自己表現性」が高い人であれば、なぜあの人は思っていることを言わないの?と思ったとしても、相手が何も考えていないわけではなく「自己表現性」が自分より低いだけなのだ、と考えることができます。また「自己表現性」が低い人に自己表現を強いることは、相手にとってストレスになります。
こういった「行動スタイル」を知っていると、相手や場にあわせて自分のボリュームを上げ下げできます。
私自身、「自己表現性」も「自己主張性」の高いタイプなので、切り込み隊長の役割は、自分の特性を活かしていると自認していますし、反対に自分の発言ばかりが多くなっていないか意識しています。これが、自分と相手を上手につかうということです。
<参加者の声>
◎自分のタイプを知ることができたのがすごくよかった!他のタイプも知ることができた。toiroのメンバーで受講できたので、toiroの活動で活かしていきたい。
◎自分を知ることができました。研修中のチームが素敵でした。今後NPOの運営にも役立てたいと思います。
◎とてもボリュームのある、そして、モチベーションが下がらない研修で楽しかったです。
◎チームで課題を解決していくために、自分の強みを活かして行動することが大切だということがわかった。3回の研修を通してたくさんの学びがありました。
◎相手の特性を理解し、相手にあわせることができるようになった。とても面白くて分かりやすかったです。
◎自分の理解になったし、相手が違うということに気づけた。
◎手元のことに目をとられて、大元の課題のことを忘れてしまっていた。視野を広く待つ。自分の役割を把握する。今一度目的を振り返る。
成果を出すチームになっていくには、まずは「人」です。
チームにはどんなメンバーがいて、それぞれどんな特性や能力を持っていて、どんなコミュニケーションがあればスムーズなのか。
それをお互いに学び合うことは、よいチームづくりの第一歩です。
どうもありがとうございました。
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