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自己啓発の着地点

一時期自己啓発系のコンテンツにのめり込み、お金は投じていないものの結構な時間を費やしてしまいました。今回はその末にたどり着いた現状について書いてみます(今まで以上にリンクの埋め込みが多くなりました)。

私が日頃よくやっている事の一つに、Mediumで英字記事を読むことが挙げられます。元々は5年以上前に偶然見つけたGrowth Mindsetについて書かれた記事に衝撃を受け、関連する記事を開いていった末にMediumに流れ着いたのが始まりでした。

本当は成長マインドセット提唱者の著作の日本語訳もあれば日本語のMediumの記事もあるのですが、当時はそのことを知らずメルマガやアプリの通知でおすすめされるがままにSelf-improvement、Personal Growth、Productivityといった分類の英字記事を読んでいました。特にこの投稿文の内容を覚えておきたいと思ったら、ノートの紙面に画像のような要約を書きました。記事一件につき最短でも15分程度、長ければ3時間もかけていました。

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[各記事のリンク先] 
You’re Good Enough: How to be Okay With Being You
Tips for decluttering your mind & boosting your creative genius
There Is No “Right Person, Wrong Time”
Signs You’ve Found The One

刺激的な見出しを見てはそれを読むことで人生が変わるかもしれないと期待してしまいました。しかしながらそうやって読み取ったことのうち実践できたのは体感上で5%程度です。有益なことを知ったと感じたときでも読解と要約の作業までで満足してしまうケースが多々ありました。紛れもなく自己啓発にハマるという健全でない状態でした。

例外的に一度でも実践することのできた5%のこととは、例えば寝る前に翌日やることを決めておくとか、朝起きてすぐに短時間でも瞑想してその後で考えていることを書き出してみるといった習慣です。それに真に自信があるとは人間的な成熟とは何かといったことを考えて己の言動を省みたこともあります。また、一時期は英語の長文を読む唯一の機会でもありましたので自分の英文読解力の維持・向上のためにもなりました。

それでも読むことだけに時間をかけるのは愚かなことでした。その反省から記録を残す際には結論だけをざっくりまとめたり本質的だと思った一文だけを抽出したりするに留めるようになりました。皮肉なことにそうした作業がサクサクできるようになったのはたくさん読み漁った時期があるからです。

さらに最近ではこうした記事に書かれていることが全てではない、そもそも本当にすごい人はこのプラットフォームに記事を連投してなんかいないといったことに気付きました。それにせっかく様々なテーマの英文を読めるようになったのだから英語で何か読むなら自分の仕事の分野や勉強中の分野のドキュメントにした方がいいでしょう。

内向的な思考に時間を費やすのも程々にした方がいいなと思います。本来はできるようになりたいこと、上手くなりたいことに最も多くの時間を割くのが一番です。そのようなわけでしばらくやりかけになっていた課題に戻ろうと思います。

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