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#自己理解プログラム を経て得た気づき③:価値観ピラミッドの中の好きな流れ

こんにちは!
こちらでは自己理解プログラムを通じて得られた重大な気づきの3つ目「価値観ピラミッドの中の好きな流れ」について書きます。

前々回、そして前回と、かなり詳細かつたっぷり目の文章を書きましたが、今回は少し短めに書きたいと思います。

今回はこちらの動画の 1:35:24からのチャプターに相当するワークについてです。自分の人生の優先順位を決めるための価値観のワークですね。

動画内では「価値観ランキング」という用語が使われましたが、私がプログラムを受講している2024年4月〜6月の期間には同じものを「価値観ピラミッド」と呼んでいます。
動画内の 1:35:52にあるように、ピラミッドを真横から見たような図にキーワードを配置することから価値観ピラミッドと呼称するようになったのだと思われます。

ランキングとかピラミッドという単語から予想されるように、その中に含まれるキーワードには階層・順序があります。これが結構重要で、ただ欲求や願望を羅列するのではなく、自分にとって本当に大事なことがどのような流れで満たされていくか、実現されていくかを考えることになります。

その詳細や価値観ピラミッドの作り方は動画や書籍やコーチングプログラムで説明されています。本noteでは私の場合には価値観ピラミッドがどうなるかについてお話しします。


価値観TOP5

  1. 貢献:複数の人の強みが組み合わさって大きなことが成し遂げられる

  2. 躍動:自ら創意工夫して新しい価値を生み出そうとする

  3. 自立:自分にはこれだけのことができるという実感を持つ

  4. 成長:やるべきことをやり切る能力を得る

  5. 安心感:自らが感じたままのことを言葉にして一つのことに集中できる


ワークを通じて私の価値観ピラミッドの中身はこのようになりました。左側にキーワードを、右側にそれがどのようなことを実現した状態なのかを書いています。

価値観ピラミッドは、マズローの欲求段階説になぞらえて、下段のものから達成されていくと考えます。

私の場合には初めに安心感を求めます。自身が何らかの集団に属していて、不安に思うことを口にしたり失敗したりすることが許されているような感覚です。
次いで私は成長することを望みます。これは自分一人で一定のことができるようになるまでのプロセスを指しており、そこには知的な学習と肉体的な鍛錬の両方が含まれ、精神・肉体・知性・情緒といった人間の基本的な側面(※『7つの習慣』の影響を受けています)での向上が必須だと考えます。

そうして成長した先には自立を遂げるときが訪れます。これは己の持つ能力に手応えを感じて自信をつけた状態です。
そうしてから私は躍動の段階に入ります。ここでは自立するまでに得た経験値や能力を活かして自由な創意工夫をします。それは元気な男の子が走り回り、新しい遊び方を見つけて楽しむような様子を連想させます。

ここまでのことができて私は自らの心を満たすことになります。ここまでが本質的に自分自身のため、ここからが他者のため、あるいは人類全体のためにすることです。

躍動の先で求めることが貢献です。私と異なる領域で私と異なる種類の力をつけた人との相乗効果(←これも『7つの習慣』由来)を生み、それが私たちと関わる人々に新しい体験を届けることで良い影響を及ぼします。

と、まあ英文を翻訳したような文章を書いた後で本音を言いますと、まずこれらのキーワードの並びには初めてワークシートに書き込んだときから100%の確信があります。

自己理解プログラムの中ではその前に数時間分相当のワーク(作業)があって、そちらでは多少四苦八苦して上記の言葉を選ぶに至りました。それができてからはこれまで何度見直してもこれが私の心から望んでいることだという実感が湧きます。

さて、この中で「躍動」というのはなかなか他で見ない単語かと思います。自由に創意工夫するとか創造性を発揮するとか言ったところで「自由」や「創造」でも良かったように感じられるかもしれませんが、私の感覚ではそうした形態を客観的に言い表す言葉からは「躍動」ほどの明瞭なイメージができませんでした。

ここで唐突に書籍の紹介です。

こちらの本を、私はあるときたまたま古本屋で見かけ、よく分からないがこれは絶対に読んだ方がいいと直感して購入しました。私が自己理解プログラムを受講する2年以上前、あらゆることに悶々としながら生きていた頃のことです。

本書では前書きからオチンチン力という率直すぎるネーミングの言葉を繰り出し、元気な男の子の突拍子のなさを全面的に肯定して母親たちがそれを抑圧しないよう呼びかけています。大雑把に言えばそのような本です。

曰く男の子とは生まれつき余計なことを思いつき、それを実行に移したがる生き物であると。それがやがてその子の行動力や発想力、そして男らしさを育むと言います。

本来タイトルの通り男の子の親に向けて書かれたはずですが、この本を読んで私はとても嬉しくなりました。

私自身、幼少よりどちらかと言えば落ち着きがなく、余計なことを思いついては実行に移してきました。それによって笑われたり、親などに迷惑をかけたりもしました。
本当はそうやって思いつくがままに行動することが好きだったのに、いつからか自身を他の子と比較するようになり、自らの性質を恥じるようになっていました。

そうしていつからか本来の勢いや創造性(要するにオチンチン力)を押し殺して生きるようになり、それが10年ないし20年も続いて現在の自分自身を形作っているようでした。

『男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』はそうした事柄を一気に分からせてくれる1冊でした。それまでどちらかと言えば恥ずかしく思っていた自分自身の落ち着きのなさ、突拍子のなさを男として大事なものだと肯定してもらえた気がして嬉しくなったのです。

自己理解プログラムの「価値観ピラミッド」作りのワークで私はこの本のことを思い出し、「そうだ、自分は自由に思いついたままのことを試して生きていたいのだ」と気づきました。

ただしそれは出鱈目にやるのではなく、一通り基本的なことができるようになった後で創意工夫してやることだと思いました。

これは料理に喩えると分かりやすいです。
初めて自分で料理を作るときには人から教わったりレシピを見て調理しようとするでしょう。この過程は美味しい料理を作るために欠かせないから大事だと私は思っていて、先ほどの価値観ピラミッドの「成長」に相当します。

そうやって何度かレシピを見ながら作ってみると、やがてレシピを参照することなく調理をし、味を整えることができるようになります。これが「自立」の段階です。

そしてここからです。人によっては一種類の料理を作るには同じレシピに従って繰り返すだけかもしれませんが、私はそうでなく何らかの工夫をしてみたくなります。

肉の種類を変えたり、野菜の種類を変えたり、勝手に別の具材を加えたり、不足している調味料の替えを考えて調合したり。
そうすることによって新しい味付けを発見し、あわよくば自分の作ったものを食べてくれる人に新しい体験を届けたい。

私のやりたいこととは、料理に例えればそのようになります。

担当コーチからそれは武道の「守破離」のことかと尋ねられ、言われてみればまさにそれだと思いました。
上記の価値観ピラミッドのキーワードの中で「成長」から「自立」までの流れが守であり、「躍動」が破、「貢献」が離に相当しそうです。

しかしながら、私にとって理想の"破"のイメージはやはり元気な男の子が走り回るようなものでした。そこでキーワードとして「躍動」を選び、上から2段目に書き入れました。

改めて価値観ピラミッドを見直すと、3段目の「自立」からその上の「躍動」へと進むところが最も好きな部分だと感じます。
Zoomで通話した担当コーチの方も、「躍動」のところについて話したときに一番明るい表情をしていたと仰っていました。

きっとその通りなのだろうと思います。

自分にとって本当に大事なものを見極める「価値観ピラミッド」のワーク。
これやったのはもう2ヶ月以上も前のことです。これができてから自己理解プログラムの全てが楽しくなり始めたように思います。

価値観とはもちろん多少なりとも自分の生き様から影響を受けますが、本質は自分の中から出てくるものであるはずです。そのことは「自立」から「躍動」への流れが頭に浮かんだときから実感しています。

これが自己理解プログラムを始めて最初に得た重大な気づきでした。

今回の内容は以上になります。前回の「短所のカバーの仕方」や前々回の「当たり前と思っていたこと」に並んで、これもまた受講期間中にまとめて書いておきたいテーマでした。
これらを書き終えられて嬉しく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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