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#自己理解プログラム を経て得た気づき①:当たり前と思っていたこと

こんにちは!!
本日は自己理解プログラムを通じて得られた重大な気づきの1つ目「当たり前と思っていたこと」について書きます。

これまでの経緯などはこちらから!

ストレングスファインダー®

自己理解プログラムの参加者は、プログラム本編に先だって米国ギャラップ社の「ストレングスファインダー®」診断ツールを使って診断結果を得ておくことになります。

ここではWEBサイト上で100問以上の質問に答え、自分の”才能”を診断してもらうことになります。

ここでいう才能とは一般的な意味合いと少々異なり

「無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターン」

と位置付けられています。つまり「生まれつき歌がうまい」とか「語学が得意」といった特技(スキル寄りの素質)のことではなく、どこで何をしていても自然としてしまう行動や思考の特徴を言い表します。

そしてこの意味合いでの”才能”を34の資質に分類し、診断ツール利用者それぞれについて各資質の強さを判定してランキング形式で診断結果を返します。

なので例えば「最上志向1位、成長促進2位、[…] 原点思考 34位」のような形で診断結果を言い表すことになります。

(※注:より安価な料金でトップ5のみを診断するプランもありますが、次回の投稿でも書くように自己理解のためには下位の資質の理解が大変重要なので34資質全てを知る必要があります。)

34の資質そのものについては様々なところで解説されているのでここでは触れません。
私の投稿で強調しておきたいのは、たとえ同じスキル(プログラミングなど)を持っていたり同じ分野のもの(スポーツとか料理とか)が好きであっても、資質が違えば仕事の進め方やその人らしい生き方が大きく変わってくるということです。

例えば同レベルのスキルを持つプログラマーの間でも、「アレンジと最上志向」が上位の人と「回復志向と慎重さ」が上位の人とでは物事の考え方やプロジェクトの中での最適な役割が変わってくるでしょう。

このことから分かるように、才能・資質は特定の職業への適性と別のものとされます。
そのためストレングスファインダー®でも自己理解プログラムでも、「○○の資質をお持ちの方は□□の仕事をしましょう」のような適職診断をすることはありません

自己理解メソッドの考え方だと才能(得意なこと)だけでなくその人の価値観(大事なこと)や興味(好きなこと)と重なる領域で仕事を選ぶので、上位資質だけを見て(そのタイプの人にありがちな)職を選ぶことは非推奨とされています。

診断を受けて意外だったこと

さて、ここからが本題です。

自己理解プログラムのワークを進める途中では、自分の診断結果で1位から14位までに入った資質について動画で学習します。
そうしてから自分の実体験と結びつけて考え、どのような場面でその資質をうまく活かせるか?というようなことを自問をして成功しやすいパターンを見出していきます。

人によってはここで「(主に他の人と比べて)そんな強みが自分にあるとは思えない」「そういう傾向はあるけど強みとして活かせた経験は思い浮かばない」と迷われる方も少なくないようです。

ですが正直なところ私はそのように思い悩んだことがなく、14位までの資質のうち12項目については「うん、周りの人より私は(良くも悪くも)そういう考え方・言動をすることが多いですな」と自覚してました。

ところが残る2つの資質については意外に感じる点がありました。何が意外だったかと言うと、

それってみんなすることじゃないの??

と思ったのです。

5位: 個別化

「個別化」とは人それぞれの個性・特性に関心を持ち、一人ひとりに異なる(個別化された)関わり方・対応ができるという資質です。

日々関わる人の特徴を観察し、その人に最適な接し方をしようと心がけるため同じ内容の指示ないし依頼を出すとしても相手に合わせて短く伝えたりある程度丁寧に事情を説明したりします。

個別化上位の方によくある傾向として、Facebookなどでの誕生日祝いのメッセージに対して一人ひとり異なるお礼のコメントを書くことが挙げられます。

「おめでとう!」の一言に対しては「ありがとう!」の一言で返し、長らく会っていない人には「お久しぶりです」と書き添え、近況に触れてくれた人には追加で直近の出来事の話をし、絵文字たっぷりのメッセージには絵文字を付けて返す etc. 

こうした対応を普段から自然と(自主的に)するという特徴があります。

13位: 自己確信

これは持っていること自体が珍しく、少し分かりにくい資質です。自己理解プログラムでは14位までを”上位”と扱うため、私にもこの資質があるという扱いになります。

「自己確信」は読んで字の如く、己に確かな信頼感を抱くことができるという特徴を指します。
これからやること、まだやった経験のないことに関して「私ならこれができる」と確信を持つことが自然にできます。

ここでいう「自然に」とはつまり根拠がないということでもあります。具体的な根拠や勝算がなくても自信を持って物事がうまくいく、目標を達成できると考えられます。
強いて言えば根拠は自分の中だけにあり、自分の中にある羅針盤に沿って行動できるという特徴があります。それは強気とか高慢というより泰然自若に近いでしょう。

私の場合

まず個別化については、思い返せば学校行事や会社で携わったプロジェクト(っぽい活動)においてリーダー役を務めたときによく発揮していました。

全体に向けて発表ないし説明した後に、普段発言しない人のところに自ら足を運んで疑問や不安がないか聞いたり、こういう形で協力してくれないかと個別に打診したりしました。

これはまさしく「言われなくても自然に行えていた」ことです。むしろそうすることが当たり前で、それが特別なことだとか自分の資質の一部だという認識がなかったです。

それから自己確信は初め何のことか分かりませんでしたが、動画やテキストによる説明を読み込むうちにこの資質も私には間違いなく備わっていると思いました。

自分で何らかの企画を考えるとき、人前で歌うステージに向かうときなどに

「これから良い物ができると分かった」
「これから素晴らしい体験ができると確定した」

といった感覚になることが過去には何度かありました。それもまだ始まっていないのに、企画の細部が決まっていないのに直感的にそう思うのです。

これはなんとなく「良いことがありそう」というような予感ではなく、「良いことがあると分かっている」のような確信でした。
もちろん良い予感、悪い予感のすることもありますが、それらと別に自分の中で確信を抱くことがあるということです。

また、こうしたときには勝負の途中で「勝ったな」と思って油断するのとは全く異なり、むしろ「実現できると分かったからには実現させずにはいられない」という気持ちになります。
すると自分のスキルや知識、そして体力を惜しみなく注ぎ込んでやろうと思ったことを実現するまでいくらでも頑張れてしまいます。

 ♢

ただし私も普段からそう思って生きているわけでなく、頻度で言えばかなり低いです。そのためトップ5ではなく13位という位置なのだと思います。
しかしながら自己理解プログラムの期間中に他の受講生と交流する機会があり、3人ほどの方に伺ったところ、このような感覚になることは全くないと仰っていました。

このように珍しい方の資質であるからこそ、これで大丈夫だから、うまくいくからと人を引っ張って行ける潜在能力があるとも言えます。

さらに私の場合はこの他に責任感・戦略性・指令性があり、加えて先述の個別化資質を持っているため、それらの特性を活かしたリーダーシップの発揮の仕方が考えられて、そうするとひとりでにワクワクする感じもしました!

(※ ちなみにリーダーシップにはこの他の形もあり、対照的なのは他の人に寄り添い、目線を合わせて全体の調和をとるというスタイルです。これには共感性・調和性・包含といった資質が関わっているようです。)

このようにして自分の診断結果と実体験とを対比することでこれまで認識してこなかった自分の得意なこと、うまくいくパターン(*)を見出せるようになります。

(* 自己理解プログラム内では「長所パターン」と呼びます)

特に私の場合は、6歳の頃に幼稚園で他の子と大喧嘩した頃から今に至るまで人間関係のことに苦手意識を抱いていたため、人との関わり方で自分の得意なやり方を知れたことはかなり大きいです。

何を意識してどう振る舞えば信頼を得られるか、人を喜ばせられることの中で何が自分にできるか分かるのは相当心強いです!

それと同時に何を不得意としているかも自ずと明らかになってきます。
そうした短所は無理に克服しようとも無視して逃げようともするべきではなく他の人やサービスの力を借りたり長所でカバーしたりすべきと考えるのが自己理解のやり方です。
つまり不得意なことを知るとは、何をしなくて良いかを知ることだとも言えます。

次回のnoteではそのことを書くつもりでいます。
苦手なことは苦手のままでよく、自分にできることで代わりとする発想が、絵空事ではなくかなり具体性を伴って考えられるようになりました。
これも劣らず重要なことでしたので改めて背景から結論まで順序立てて書いておこうと思います。それでは👋

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