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【創作大賞感想】蒔倉みのむしさんの『なんのはなしですか。』【長編小説】(2回目)


先月、私はすっかり夢中になり、いてもたってもいられず、完結前にいきなり感想文を提出しました。

蒔倉さんをかなり驚かせたことと思います。その節はすみませんでした。
反省は少ししていますが後悔はしていません。(公開はしています)

そして今、無事に完結して大満足です。

路地裏の人達がどうなるのかなというドキドキ感と、締切に間に合うのかなというドキドキ感がたまりませんでした。

私が蒔倉さんを知るきっかけになったのはコニシ木の子さんです。

さらにコニシ木の子さんと出会うきっかけになったのはこちらのu1さんの記事です。

そして私は気がつけば路地裏にいたのです。でも多分、noteの世界に来た時から、路地裏にいたんだと思います。

noteを始めて間もない私は、この街の歩き方をよくわかっていませんでした。
しかしコニシさんの記事を読んだら自分のいる場所が路地裏だとわかってしまったんです。

そして自分のいる場所、そこで私は何をしているのか、周りにどんな人がいるのか、急に見えてきたんです。

妄想タイムに突入した私。

『路地裏の人たち』の話を書きたい!

という思いが浮かんでしまった瞬間でした。

蒔倉さんのように、コニシさんを応援したい!という気持ちではなく、単純に、

今私の頭の中にあるこの景色と、ここに彷徨う人たちの話を書き留めたい!

と思ったのです。
(コニシさん、なんかすみません…)

まあ前回もその辺のことは書きましたけど。

すみません。
蒔倉さんの話に戻します。

きっかけは違えど思いは同じ(と勝手に思っています)路地裏のお話。


この長編のすごいところは、多くの登場人物の方々が実在しているということです。となると、当然、その方のところへ行ってある程度記事を読み込んで、その方の為人を把握する必要があるわけですが、それをきちんとされているのです。
いや、するしかないですよね、と思いますが、大変なことだと思います。

登場する皆さんはもちろんのこと、さりげなく挟まれるエピソードにもきちんとリンクが貼ってあり、ふむふむなるほど、と、その内容にもすぐにアクセスできる親切設計。
(やり方を覚えたので真似しています。)

気になる私はもちろん思惑通りにその方の記事を訪問します。
すると蒔倉さんの描く人物像がさらにはっきりとわかってくるのです。

そんなことが続いて、私の見る路地裏の景色もよりはっきりとしてきます。

ちなみに初めて私が「なんのはなしですか」と言った記事はコニシ木の子さんの「『なんのはなしです課』通信 道傍の十四通目」に無事回収され、それを読むにつれ、私の他にも『おかしな人がいっぱいいる』ことを身をもって知りました。

(そして『木の子同盟』という謎の同盟を締結されて光栄だったのですが、特になんの活動もしていません。キノコの普及に努めるくらいですね。)

ポンカルシの「カルシ」は
アイヌ語で「キノコ」


そして、脳内で生まれたときは爆誕!だったはずですが、その後実際に世に出たものはゆるくて書いている私にもなんの話かわからない問題作『アリー404』とは対照的に、次はまだか?と気になる内容の

『なんのはなしですか』

ホーム画面を再読み込みする "センター問い合わせ" を令和になってnoteで行うことになるとは思いませんでした。

そして読めば読むほど、私の路地裏の景色がハッキリと見えてしまうのです。

『百聞は一見にしかず』

と言いますが、私にとってはこの小説で見えるものが確かにあったのです。

なんのはなしかわからない話を楽しんでいる人たちがたくさんいる路地裏、その謎に迫る二人。


そもそも小説です。
二次元です。
文字の羅列です。

その中に、何かが見えるなんて、よく考えたら非科学的なことのはずです。
それを人は普通のこととして受け入れている。

あるときは「なんのはなしですか」と問いながら。

またあるときは「どうでもいいか」と締めくくりながら。


そして…どうかあと少し、お付き合いください。なんとなく終わらせようとした雰囲気を出したところですが、思い出したことがあったので。

小説が無事に完結したので、私はなんのはなしです課課長であり大将であるコニシ木の子さんのこちらの通信

『なんのはなしです課』通信 緩急な十六通目

で受け取ったメッセージを伝えなければなりません。

方向音痴なのは確かですが
間違った方向に進んでいるという
自覚はありません



…まあとにかくきちんと回収されております。それはいいとして、

コニシさんにはちゃんと伝わっていたのです
蒔倉みのむしさんの「なんのはなしですか」のことだと


すでに感想文(1回目)を提出した後です。キッカケはコニシさんなんです。
と、いろいろツッコミどころもありますが、細かいことは気にしません。

しかし。そんなことより。

あえてどの小説か言及せずにどこの馬の骨とも知れない私にもバトンを渡してくれたコニシさん!

惚れてまうやろ!


そして今、小説が無事に完結しましたので一言書かせていただきます。


この小説は

「なんのはなしですか」


そのものでした。



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