名作ラジオCM_001

■味の素/シェフズ・パスタ
チン夫婦編

SE:キィー！バタン(マンションのドアを開閉する音)

妻：あら、帰ってたん？
夫：ん

SE：ピッピッ、ブオーン(電子レンジのボタン音)

夫：シェフズ・パスタか
妻：そう、あんたの分ないで
夫：俺もシェフズ・パスタ,チンして食べた
妻：あら,偶然やね

SE：チーン(電子レンジの終了音)

夫：俺たち,チンするだけのチン夫婦やな
妻：おいしいやんか,5分でできるし

夫：寝るぞ
妻：おやすみ

夫：今夜は久しぶりに,おまえと話した
妻：そうやね

夫：仕事,楽しいか
妻：寝るんちゃうの？
夫：・・・・そうやった

妻：冷めるから,食べるで,シェフズ・パスタ
夫：冷めた夫婦は,チンしてもあかんかなぁ
妻：どやろね
夫：結構、本格的な味、出るかもしらんな
妻：5分て訳にはいかへんやろね

N：電子レンジで専門店の味
味の素の冷凍食品　シェフズ・パスタ

夫：今夜、チンせえへん？
妻：それ何やの

SL：AJIMONOTO

ACC CM年鑑 1999年　ラジオCM

1999年のACCで郵政大臣賞を受賞したラジオCM

時代性なのか、あまりすごい名作！という感じでもないのですが
取り上げてみました。

今だったらすごく迷うオチですね。

当時の「冷凍食品=共働きによるコミュニケーション不足」という家庭内の問題に共感への訴求と感じました。そして最後にちょっと笑えるオチで印象をつける。

現代だったら、冷凍食品は時短だったり、手の込んだ料理にプラスで追加する料理などポジティブな訴求の方が受け入れられるのかなと思いました。