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美しい鰭

久しぶりに映画館で映画を見た。
その前に見たのが何年前だったのか、何の映画だったのかすら覚えていない。(「マスク2」だったような・・・、いや「ゴール」だったかな。どちらにせよ、だいぶ前ですね)

最近はアマプラばかりだった僕が、なぜ映画館に行ったのかというと、「美しい鰭」を映画館で聞くためです。大音量で聞きたかった。だから、そんなに興味のない「名探偵コナン」を見たのです。もう本当に、理由はそれだけ。

エンディングで流れた「美しい鰭」は、そりゃあ、もう素晴らしかったです。コナンの登場人物の「灰原哀」に寄り添った歌なのです。(コナンにそんなに興味はないけど、灰原ぐらいは知っています!)

~流れるまんま 流されたら 抗おうか 美しい鰭で~

この言葉のセンス。流されても、あなたには美しい鰭がある。自分が自分でいるために、その美しい鰭を使ってね。あなたは、美しい。
・・・そんなことを灰原さんに伝えているような歌です。少なくとも僕はそう思った。やっぱり草野さんは、どこまで優しく、不器用で、かっこいいです。スピッツを好きでよかったなあ、としみじみ思える曲です。

スピッツきっかけで、コナンにもハマってしまいそう。(コナンというより灰原さん)だんだんと上映する映画館は、少なくなってきたけど、もう一回見に行くかも。最近ちょっと嫌なことが続いていて、「自分」とは何なのか考えることが多いです。「自分でいられるように」という歌詞は、僕も含めて、たくさんの人の心に刺さっているんだろうなあと勝手に思っています。

やっぱりスピッツは、人生の節目節目に出てきます笑。「美しい鰭」は、自分を浮上させる、一つのきっかけになりました。流れるまんま、流されてやる。でも、流されるだけじゃない。抗ってやる!・・・そんな殺伐とした歌ではないけど、僕は勇気をもらいました!

明日もスピッツを聞いて、頑張ります!




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