地方都市のたこ焼き屋

地方都市(政令指定都市)にて小さなたこ焼き屋を経営しています。日々の所感や今後の飲食店経営について書いています。

地方都市のたこ焼き屋

地方都市(政令指定都市)にて小さなたこ焼き屋を経営しています。日々の所感や今後の飲食店経営について書いています。

最近の記事

おい、AI一緒に酒飲もうや。

現在、我々の生きている環境においてAIは深く関わっている。 人類は21世紀に入りパンドラの箱を開けたのだ。 数年前にヨーロッパで開催された「なんとか会議」で今後の人工知能の運用方法についての先進国だけの取り決めを議決した。 私の記憶が正確だとしたら、次の内容だ。 人工知能に、人工知能を開発させてはならない。 私見ではあるが、「やってはいけない事をやる」のが金儲けだと考えている人間はこの世に数多く存在する。 東ヨーロッパの紛争も、最近またやりはじめた中東の紛争もそうだ

    • 2023年10月中旬から後半

      人生の楽園 うちの店に来る客は、生物多様性に富んでいる。 ヤサグレタ男性や一身上の事情を抱えた女性など様々な場面が日々、繰り広げられる。 そのような中で、いきなり「社会の模範的な人生」を送ってきたであろう老夫婦が来る時がある。 普段より「最大限」上品に接客をするのだが、この人たちは世界がどのようになろうが、「安心・安全」なゾーンにいる感覚なのだろうといつも感じる。 私とは対照的な人生である。 コロ助以降の歓楽街 なんだかよく理解できない感染症が蔓延して以来、世界

      • 2023年10月初旬

        おっと、ビックリ!第三次世界大戦が起きるのか ある日の夕方のことだ。 私は一階の明石焼き屋で、いつも通り平和な仕込みをしている。 いつも通りに「見たくもない」夕方の報道番組を流していた。 最近は、夕方のニュースの報道によって、我々のような弱小飲食店がいきなり窮地に追い込まれるような内容の「話」をコメンテーターを含めて全力でやって来るものだから、見たくも無いけれど注視するしかない。 その時に私は、うどんの出汁を取っていた。 私が使用している鰹節は血抜きのカレブシ鰹節。

        • 2023年9月最終週

          やたら従業員のモチベーションが高い飲食店 ある日のこと。 店の営業も終わり、空腹のまま店を後にした。 こんな時の私の心境はまさに「孤独のグルメ」であり、捕食者だ。 何を食ってやろうかと眼光鋭く歩いていく、早歩き。どんどん歩いていく。 すると、某チェーン店の寿司屋が視界に入る。 「そう言えば最近、生魚とやらを食べていないな。」 少し贅沢な夜食に対して自分の心に言い訳をしながら店に入る。 このような場合、お得なセットメニューはオーダーしない。セットメニューとは例え

          2023年9月第3週

          今や2時間だけ働いて生ビールを呑む時代になった 阪神が優勝するか、どうなのか。 そんな、私にとっては全く興味がない話が客席から聞こえてくる。 私は野球やスポーツ自体に幼少期の頃から全く興味がない。 子供の頃から。 ドラマも興味がなかった。 だってリアリティがなかったから。 では、私か幼少期にニュースやドキュメンタリーばかり観ていたか。 それは違う、ラムちゃんだけは必死に観た。 そんなことはどうでもいい。 私は大人になり、歳をとり、場末の飲食店をやっている現場で

          2023年9月第3週

          2023年9月第2週

          1時間飲み放題1000円 これまで、歓楽街を歩きながら女の子が接客するお店の情報を得るためには「無料紹介所」に行く必要があった。 ここ地方都市の歓楽街にも数10件ほどの紹介所が存在する。 無料紹介所のビジネスモデルは、路面テナントを借りて、数多くのお店のパネルを張り、訪れたお客には「無料」でお店を紹介する。 時には、お客に代わって値段交渉まで行う。 お客は無料だが、紹介するお店は無料ではない。 1回の紹介で、雀の涙ほどのキックバックが無料紹介所に入ると言った具合だ

          警戒モード2

          まずは下記の記事を拝読していただきたい。 コロナ“新変異株”ピロラ 国内で初確認 症状の特徴と感染の可能性を医師に聞く 先週の記事で米国発のピ□ラがついに韓国にまで来てしまっており、我々のような飲食店は警戒モードに入る必要があると書いた。 はやいですね。 もう来ましたか。 やる気満々なのは理解できましたが、年初に予想した11月後半から次の流行病が顕著に現れるだろうと言ってきたし書いてきたけれど、もしかしたら予想よりは早期の段階でマスコミが騒ぎ出すのかもしれない。

          全国の地方銀行が窮地に追い込まれている現場報告

          地方銀行のテンパり具合がすごい 新型コロ助の当時、日本各地の地方銀行は「目では見えない」錦の御旗を裏に刺繡をして中小零細企業や、はたまた個人事業の小規模飲食店に訪問し、「いや、これはですね。前代未聞の融資条件です。ゼロゼロですよ!」 このように銀行員は言って回った。 その結果、「借りなきゃ損」と言うような雰囲気が行員から滲み出てきて、思わずハンコを押したのだ。 さらに、新型コロ助の時期に「新規事業」を展開したいと言う中小零細の企業には、あらま社長こんな時期に新規事業と

          全国の地方銀行が窮地に追い込まれている現場報告

          警戒モード

          先日、投稿した記事の中で「また同じことを繰り返すのか」と中見出しを付けて記事を書いた。 その記事の最後のあたりで「米国発ピ□ラ?」ふざけんな! そのように書いた。 そして今日になり、下記のニュースを見て驚愕した。 免疫回避能力高く感染しやすい… コロナ変異株「ピロラ」韓国で初めて感染例 まさかの韓国にて感染例が出たのか。 これはもう現実味を帯びてきている。 さらに私が心配しているのは、今回のピ□ラの展開を中国は嬉しく感じているのだろうか? 中国も今や様々な本質的な

          2023年9月上旬第1週

          いよいよ地方都市にも上陸した 先日の夜、いつも来てくれる若き経営者3人組が来店。 彼等はゴルフより釣りが好みで、いつも「あそこで、こんな魚を釣った!」 などと、微笑ましい話題で終始盛り上がる。 しかし、今回は違った。 男性は元来「狩猟本能」があり生殖能力のあるオスは常に何らかの「狩猟」をしたがるものだ。 それが、「魚」か「女」でも本能的には共通する部分がある。 思い返せば、今年の年初だっただろうか。 東京から来店された不動産を手広くやっている社長さんが、こんな

          2023年9月上旬第1週

          2023年8月中旬~後半

          8月第3週 今更ながらマスコミは恐ろしい 先日、安芸高田市の石丸市長の記者会見を見た。 市長は余程の思いがあったのだろう。 その会見の内容のほとんどが中国新聞の偏向記事に関する事だった。 結論を言うと私は石丸市長に大賛成である。 この会見内容は、是非とも全国の日本国民に見てもらいたい内容だ。 今回の新型コロ助の件もそうだが、世の中はマスコミが作っている。 このネット時代にも関わらず依然として日本は「マスコミは正しい」と信じ込んでいる。 なので、石丸市長が市長を

          2023年8月中旬~後半

          2023年8月初旬~中旬

          8月第1週 気温が過度に上がると「たこ焼き」は売れない。 さすがに気温が高くなってきて「たこ焼き」の需要が落ちた。 まあ、これは毎年の事なので気にすることはないのだが暑さもほどほどにして欲しいところだ。 例の風邪が「五類」になってからと言うもの、県外からのお客様が目立つ。 また、外国人観光客もチラホラ現れるようになった。 先日もスイス人の老夫婦がやってきた。 彼等は高齢なのでスマホで翻訳というようなハイカラな事はできない。 しかも、スイスの公用語はなんとドイツ語だと言

          今は近未来が容易に予測できる珍しい時だ

          過去に戻れず、未来に行けず、現実は今しか存在しない。 私は約30年前に代理店商売からスタートして以降、このキーワードを何百回も他人に話してきた。 つまり、過去の栄光や不遇に関して考えたところで全く意味が無い。 対照的に未来は誰も解らないのだから考えていても意味が無い。 だから、「今」を精一杯ベストを尽くして生きることが大切なんだと。 しかし、ここ数年で私の哲学は崩壊してしまった。 ここ数年で人々の意識は一変したのではないか コロ助が世の中を席巻する前の世の中は、

          今は近未来が容易に予測できる珍しい時だ

          クレジットカードでもラーメンを食べられない若い衆

          クレジットカードでもラーメンを食べられない若い衆 10月15日 この日は土曜日と言うこともあり、序盤から同伴出勤などのお客様がチラホラ。 コロ助が一段落して同伴出勤なる昔からの慣習が戻りつつある。 最近は金曜日の客数が本当に少ない。 コロ助以前の歓楽街では週末の金曜と言えば「妙なテンション」で街に繰り出す男性が数多くいたものだ。仕事や人間関係で疲弊した心の一週間分のケアにお金を使うのだ。 しかし、最近の歓楽街では金曜日と言えば可処分所得の低い若者があてもなく歓楽街

          クレジットカードでもラーメンを食べられない若い衆

          廃業と倒産の大波がやってくる

          ここ最近、飲食店やスナック(スタンド)などの廃業や倒産の話を毎日聞くようになった。 歓楽街の不動産賃貸契約では解約する際に最低でも3か月前予告をしなければならない。ちょうど10月に入り不動産管理会社に解約申し込みをする店主が殺到していると言う話を聞いている。 10月に解約申し込みを出すと退去は今年(2022年)の12月末となる。つまり、年末に閉店することにより年末の繁忙期を稼いで閉店と言ったシナリオなのだろう。 夜の蝶はどうなるのだろう また、キャバクラの「営業権利売

          廃業と倒産の大波がやってくる

          荒廃が進む歓楽街

          かつて毎日のように人通りが多かった歓楽街は幻となった 遡ること一年前。 日本国は「コロ助」の蔓延を受けて全国的に緊急事態宣言や蔓延防止措置などの行動規制を矢継ぎ早に発令し国民の行動を抑制した。 その当時、私が活動する歓楽街も例外はなく毎日が「元旦」のように誰もいなくなった。ほぼ全ての飲食店が「協力金」を得ながら従順に政府や自治体の「要請」に従ったのだ。 歓楽街の役割は大きく分けると「飲食」と「風俗」の二つの要素がある。私の感覚で言えば「コロ助」前に歓楽街を謳歌していた消