職場よ、経営者よ、一労働者の声を聞け。

今朝、職場の鍵開け当番を受けた時の事。

今年夏に他部署に移籍する先輩社員から、こんな言葉を投げられた。


「意地でも、この会社のレギュラーになれ。その為には、ある程度の自己犠牲が必要だ。それでも、俺はレギュラーになれなかった。お前は、この会社のレギュラーにならなきゃいけない。」

そう聞くと、
「より頑張らないとマズイな」
と思う人がいるだろう。
でも、私は、そうは思わなかった。

早くこの会社から縁を切りたいと考えている私にとって…、ハッキリ言って、迷惑だ。冗談じゃない。

勿論、生半可な気持ちでそういう考えを抱いた訳じゃない。

その気持ちを抱く切掛は、入社から現在の部署に行くまでの8ヶ月、本社の総務部にいた時に立て続けに起きた出来事の影響から。

入社して1ヶ月ないし2ヶ月、販売のセクションに立つ同期が上司や先輩の命令で一人での店番を強要され、鬱状態に陥る。
その事態を当時の社長(今年2月に逝去)が重く受け止め、朝礼で告発。
社長の話曰く
「最近、店舗の様子を見ると(その同期社員)が一人で複数の客の対応と店番をしているが、他の面子の姿がない。そこで、(その部署の)事務所に顔を出したら、残る面子全員がパソコンを叩いたり電話したり…。誰一人共、(その同期社員)を手伝おうとはしていない。何をやっているんだ、お前達は。」
と。

社長の話を聞き、入社前研修でその部署に立った時を思い出しながら、退職を考えた。
それだけでなく、私もその同期社員の隣に座って様子を見たり、寮が同じ事から色々と相談したりしていた。

しかし、入社して3ヶ月が経った2020年7月6日。

その同期社員が、退職代行サービスを使って退職届を提出。

私が、その同期社員より先に退職する筈だった。けれど、職場に馴染んでいた同期がいきなり会社を辞めたのだ。

事を同じくして、私は同期の事情を聞いた。

同期は実家近くの大阪支社への勤務を希望していた。
しかし、入社してすぐに貰った辞令は、東京本社での勤務だった。そこで、同期と会社との間で亀裂が生まれたという。それからの対応が相まって、早期退職をしたという。

会社の対応に憤りを覚えた。

そして、その対応の矛先が自分に向けられた。

他人よりも電話応対が苦手だった私を見て、当時の上司が私=発達障害者ではと疑う。そこで、こんな事を言われた。

「面接の段階で君が発達障害を持っていると分かったら、間違いなく君を落としていた。」

この言葉がネックになり、私は隙あらばこの会社を辞めて転職しようと決意し、転職活動に踏み切ったのだ。

しかし、親からは猛反対。
「入ると決めた会社を辞めるとは、どういう了見だ」
「3年残れない奴が転職出来る会社はない。石の上にも3年。挫けるな」
等と圧を掛けられ、鬱状態になり、精神状態が悪化して浪費に走り、借金を作る…。

そんな事を今日までに経験したからこそ、一番上の言葉を聞き、腹が立ったのだ。

だからこそ言いたい。

無闇矢鱈と残れだの、会社の犬になれなの、レギュラーになれなの言うな。

と。

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