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《連続投稿462日目》カラオケボックスに学ぶ「ピンチをチャンスに変える」

 日経電子版の記事【新型コロナで「敬遠」 カラオケ店が仕事場に】は、新型コロナウイルス感染拡大の中、3密の条件が重なり苦境に陥るカラオケボックスが、「ピンチをチャンスに変える」施策に打って出たことをリポートしています。



 確かに、用途、ビジネスモデルを一つに絞り込んでいれば、その用途(記事の場合はカラオケ)が使えなくなった時、一気に需要が冷え込んで苦境に陥る事は明らかです。

 そこで、その用途にこだわって無理に需要を喚起しようとしたり、諦めて閉店してしまうのではなく、自社の保有するリソース(記事の場合はカラオケボックス)の特性を見極め、全く違う用途で需要を喚起するというのは、出来そうで出来ない、思い付きそうで思い付けない素晴らしい発想の転換ではないでしょうか。



 カラオケボックスには、テレワークの拠点としてのメリットが数々あります。記事からそれらを整理してみると――

▶カラオケボックスのテレワーク拠点としての
 メリット

① 全部屋個室

② Wi-Fi完備

③ 電源あり

④ 仕事する環境とは言えない自宅と比べた利便性

⑤ 防音がしっかりしており、仕事の電話を他人に聞かれる心配がない

⑥ 休憩・昼寝も思いのまま

⑦ 自宅と違いビデオ会議・取材などで背景を気にしなくて良い

 


 まるで、カラオケボックスはテレワークの為にあるような充実ぶりです。
 そこへ、カラオケ用モニターにPCなどの画面を出力するためのケーブルを貸し出したり、ドリンクサービスや、お得なサブスクのプランを準備したりと一工夫加えれば、これはもう立派なビジネスモデルであり、平日昼間の低い稼働率の改善にも繋がる一石二鳥です。

 他にも、将来的には、5Gを使ってカラオケボックスをリアルタイムでスポーツ観戦できるVIPルームのようにしたりと、その用途には大きな広がり、ポテンシャルがありそうです。




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