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『天使の翼』第12章(92)~吟遊詩人デイテのネバーエンディング・アドベンチャー~
早鐘を打ち鳴らすような心臓は
今にも胸から飛び出しそう
そのまま固まってしまいそうな上半身を
無理やり洞窟の奥へと向ける
何も見えないと思った瞬間、
人の背丈ほどの空間に、
湿りを帯びた白い光が、
二つふわっと、浮かんでは消えた
…………
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早鐘を打ち鳴らすような心臓は
今にも胸から飛び出しそう
そのまま固まってしまいそうな上半身を
無理やり洞窟の奥へと向ける
何も見えないと思った瞬間、
人の背丈ほどの空間に、
湿りを帯びた白い光が、
二つふわっと、浮かんでは消えた
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