《連続投稿582日目》バイヤー買付からネット買付へ
日経電子版の記事【ネット買い付け、アパレルの変 コロナでバイヤー不要に】では、ファッションショー・見本市重視のバイヤー買い付けから、衣料品販売サイトのネットショーを見て世界中から買い付けできる非対面の買い付けへの変化の潮流が捉えられています。
さっそく、そのようなネット買付のポテンシャルを、記事などから整理してみると――
▶ネット買付のポテンシャル
① 非対面・非接触で買い付けできる。
② 世界中から時間・交通費・宿泊費・食事代等を掛けずに買い付けできる
(大幅なコスト削減効果)。
③ サイトでショーを見て、そのままシームレスに買い付けできる。
④ 商品ごとにデザイナーのインタビュー・ランウエーの様子などの動画が
あれば、分かり易く混乱なく購入に進める。
⑤ デジタル技術によって、買い付け・卸の会社を中抜きすることで、
コストを抑えられる(小売価格が生産者価格に近付く)。
⑥ モデルの後ろ姿を360度確認できる機能などの進化で、実際にバイヤー
が自分の目で確認するレベルに近付いていく。
⑦ 実際に肌で感じ確認できないデメリットは、事前に生地サンプルを
送るなどの施策である程度クリアできるかも。
⑧ サンプル確認の前提から、商品説明の充実への変化。
⑨ 買い付けの煩わしさという参入障壁が取り払われ、個人も手軽に買い
付けできる。
⑩ D2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)との親和性が高い。
など
こうしてみると、ネット買付は、社会的にも、企業にとっても、また消費者にとってもメリットのあるメソッドであり、そのことが、時代の潮流であるD2Cとの親和性の高さに現れている、と言えそうです。
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