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《連続投稿448日目》リバーシブルショップ

 日経電子版の記事【ワークマンが「二毛作店」 作業員も女性も取り込み】では、デジタルサイネージやBGMをフル活用して、作業現場へ出勤前の早朝や仕事上がりの夕方以降の来店が多い作業員と、ワークマンプラス向けの昼間の一般客とを、それぞれ別の店の顔で迎えよう、という興味深い施策がリポートされています。



 確かに、来店客の客層が時間帯によって変わる、という現象は、ワークマンに限らず、様々な業態、リアル店舗で見受けられる事だと思います。例えば、ランチタイムとそれ以外でお客の顔ぶれ(近所のサラリーマンなど)がガラリと変わるなどというのは、最も一般的なケースかも知れません。

 もっと言うなら、一つのリアル店舗には、余程こだわったショップででもない限り、常に複数の客層が混在している訳です。そして、理想的には、それぞれの客層に最適化された店舗デザインで対応した方が良いはずです。

 ですが、時間帯別に客層が入れ替わるのであれば、その時間に合わせて店の造り、商品棚のレイアウトなどを変えればいいと言っても、現実には膨大な労力がかかりますし、常時複数の客層が混在している様な場合は、店舗内をいくつかのゾーンに区切ってしまうしかありません……



 そこで、記事の事例でさりげなく触れられているデジタルサイネージなどのデジタル技術が今後進化していけば、一つのショップで2つないし複数の客層をそれぞれに最適化されたイメージでお迎えできるような「二毛作店」、リバーシブルなショップ、『リバーシブルショップ』が登場してくるかも知れない、そんなことを考えさせられました。



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