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《連続投稿544日目》『テイスト』という名の経営リソース

 日経電子版の記事【ファミマ、湖池屋とコラボ チキンに「カラムーチョ」味】では、ファミリーマートの主力総菜「ファミチキ」から、湖池屋のスナック菓子「カラムーチョ」を再現(味、衣にカラムーチョをイメージした辛い細切りポテト)した夏向け商品が発売された事がリポートされています。



 この「ファミチキ」と「カラムーチョ」のコラボを通して強く感じたのは、消費者から長く愛されるテイスト(この場合はカラムーチョ味)は、企業にとってきわめて重要な経営リソースである、という事実です。

 そもそも、食の世界では、食材等の組み合わせの妙、食材と食材の出会い、食材とテイストの出会い、料理とテイストの出会いによって様々な人気レシピが生み出されてきたのであって、例えば、カレー味が、カレーライスだけでなく、様々な料理、ラーメーンやチャーハン、中華まん、カレー南蛮、コロッケと無限の応用がなされてきた訳です。



 独自性があり、ポピュラーで、差別化の出来るテイストを武器に、様々な食品メーカーとのオープンイノベーション、コラボレーションに取り組むことは、地域の名店や中小の菓子メーカーにとっても大きなポテンシャルがありそうです。独自性のあるテイストは、大きな経営リソースであり、これを活用しないのはもったいないとも言えそうです。




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