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かけっこ練習ノート - 子ども達とミニハードルを使ってみた

2月17日(木)

ずっと欲しかった、トレーニングツールがあります。
ミニハードルです。
意外と高くて、これまで購入をためらっていました。
でも、ついに手に入れました。
これで、あんなことやこんなこともできる!と楽しみです。

この新しい「おもちゃ」を見た途端、子ども達は興味津々。
「知ってる!今、学校でもハードルやってるよ!」
と教えてくれる子も。

「でも、学校でやっているハードルとは高さが違うよね。
学校のハードルとこのミニハードルは目的が違うんだ。
学校のハードルは、ハードルを連続で越えながら、できるだけ速く目的地につけるよう練習するもの。
じゃあこのミニハードルの目的は何かな?」

「ピッチ!」
「4の字を速くする!」

すごいですね、正解です!
「だてに1年以上やってないからね」
と自慢げでした。

目的を理解して練習するかどうかで、どんなにいい練習でも効果は倍半分違ってくると思います。
ミニハードルを使った今日の練習の目的は、4の字を速くして接地時間を短くすることです。

ミニハードルを子どもの足で3~4足長くらいで6本並べました。
そこを、まずはジョグくらいの速さで越えていきます。
その際、4の字と腕振りを意識します。

そのスピードに慣れてきたら、一段階スピードを上げてみます。
すると、さっきよりも足を速く動かさなければいけません。
接地時間も自然と短くなります。

それに慣れてきたら、さらにもう一段スピードを上げます。
ここまでくると、足の回転を速くすることに全神経を集中しないといけません。
しかも、ミニハードルは高さがあるので、足をちょこちょこ動かしていては、ハードルを蹴ってしまいます。
ここがミニハードルのミソで、4の字の動きの中で、足の回転を速くするトレーニングができる、これがラダーとの違いだと思います。

そして、接地する足の位置も自然と前足部になっていきます。
いつもは踵から接地している子、つまり接地時間が長かった子たち。
この子たちが、本人も気づかない中で、ミニハードルを使っているときは、前足部での接地になっています。

ミニハードルを速く越えていくには、4の字を速くし、ピッチをあげる必要があり、その結果接地時間が短くなり、自然と前足部で接地している、という流れでしょうか。

この感覚のまま、最後に50mを何本か走りました。
ピッチが上がっている子、
前足部で接地している子、
接地時間が短くなっている子など、
目に見えて動きが速くなっています。

「でも、ストライドが小さくなっていて、遅くなっているような気がする」
という子も。
客観的に自分の動きを捉えていると思います。
ストライドに課題を感じる子向けのトレーニングをしてもいいなと思いました。

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