睡眠不足を解消し劇的に作業効率化する方法【5分間自己研鑽】
睡眠不足を解消するだけで、作業効率を劇的に向上させることができます。
「寝不足解消だけで、パフォーマンスが上がるなんて信じられない。」
そう思われるかもしれませんが、
睡眠時間をたった1時間増やすだけでも大きな効果が期待できます。
今回は短時間睡眠が身体に与える悪影響と
睡眠改善による効果について説明していきます。
今回の参考書籍は、「ブレイン メンタル 強化大全(樺沢紫苑 著)」です。
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まずは適正睡眠時間確保によるメリットを確認していきましょう。
睡眠不足の解消は想像以上に仕事の効率を高める
睡眠不足を解消すれば、
あなたの想像以上に仕事のパフォーマンスが向上します。
たった1時間睡眠時間を延ばすだけで
大きく作業効率が向上することもあります。
著名な医学雑誌であるランセットに掲載された研究では、
人は寝不足になると必要な作業時間が14%増加するとされています。
また、ミスの発生率も20%増加するという結果もでています。
冒頭で睡眠不足解消によりパフォーマンスが向上すると述べましたが、
自分が持っている本来の力が発揮できるようになると言う方が正解です。
睡眠時間が足りていない人は
日本酒2合を飲んだ状態で活動しているのと同じだからです。
このことはペンジルべニア大学などによる研究で検証されています。
この研究では寝不足の状態が10日間継続されると、
その人の脳の反応速度は48時間徹夜した場合と同じレベルになりました。
その反応速度が日本酒2合飲酒後のレベルに相当するのです。
そのような状態でベストなパフォーマンスを発揮できるでしょうか?
睡眠不足解消は、パフォーマンス改善だけでなく体型維持にも役立ちます。
このことに関しては、スイスのチューリッヒ大学が行った
27歳の男女約500人を13年間追跡した研究があります。
研究結果では、
睡眠不足の人は、BMIの上昇率が4倍になるという結果がでています。
睡眠時間が足りなくなると、
食欲を増進するホルモンであるグレリンが14%増加し、
食欲を抑制するホルモンであるレプチンが15.5%減少します。
この2つのホルモン分泌量の変化は、食欲の25%増加に相当します。
食欲に意思の力で対抗することが困難なのは言うまでもないでしょう。
ロンドン大学による11件(約500人分)の研究分析によれば、
寝不足の人は1日の摂取カロリーが385kcal増えるとされています。
385kcalをウォーキングで消費するには、
体重50kgの人の場合で約147分間歩き続けることが必要になります。
寝不足を解消するだけで約2時間半を有効活用できると考えれば、
適正な睡眠時間確保がどれだけ効率的な投資か理解できるでしょう。
このように睡眠不足はパフォーマンスや肥満に大きな影響を与えます。
次章では、
どれだけの睡眠時間を確保すれば寝不足にならないのかということと、
睡眠不足が健康に与える影響について説明していきます。
※【5分間自己研鑽】の過去記事は下記からご覧いただけます。
1日に何時間寝れば睡眠不足にならないのか?
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