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しまなみ海道 尾道~今治 600kmのバイク旅行記

兵庫県からしまなみ海道まで、バイクを600km走らせて旅をしてきた4日間の記録。たくさんの写真とともに。

多々羅大橋からの景色
海岸から朝日を拝む
島と島の間を抜ける船
大三島橋

前々から行きたいと思っていたしまなみに、友人が居ることを知り、出発前日に行くことを決めた。キャンプ道具と着替えをバックパックに急いで詰める。

7月後半、梅雨明けで快晴だらけの天気も好条件だった。兵庫から岡山、広島に移動している間に、どういう旅にするかプランを練っていく。

バイクで渡れる主要な6つの島は巡りたい、友人のいるゲストハウスに泊まる、各島の山に登る、観光客が通らない道を探し、絶景を写真におさめる。このあたりをイメージして、だいたいの計画を作っていく。何日滞在するかも決めていないが、この曖昧さが心地いい。

6時間程度で無事しまなみ海道に到着。はじめは向島から因島に向かう。まず、サイクリストの多さにびっくり。のちのち島を堪能して、そりゃサイクリストの聖地って言われるだけあるな、と感じることになるが、このときはまだ知らない。

1日目は朝日が見えそうなキャンプ場でテント泊。バイクを走っているときは潮風に当たり気持ちよかったので、7月でもキャンプ行けるかと思ったが、テントの中はあまりに暑かった。21時ごろまでは気温が下がらず寝付けなかった。

夜明け前の因島大橋

2日目は生口島と大三島を巡り、知り合いのゲストハウスに泊まる予定で動き出した。

この旅ではすべての移動でGPSログをつけていたが、これがとても良かった。走ったルートを改めて地図から見ることで、地形の魅力や土地の高低を感じることができる。

地図やGPSなどをもっとおもしろく魅力的にすることで、移動したい、この土地に行ってみたい、と人を動かすきっかけが生まれるのではないかと、最近は考えている。地方創生には魅力的な地図が必要だと思う。

1日走ったルートの軌跡を見るのが楽しい

友人とも無事再会を果たし、改めて来て良かったなという気持ちが強くなってくる。次の日に行く島を調べながら眠りにつく。

生口島の朝

3日目は、愛媛本土につながる大島まで向かうことにした。海がより近くで見えるように、時計回りで島を外周する。

バイクだと、撮りたいと思ったときにすぐ路肩に止まってシャッターを切れるのが良い。走りながら常に良いアングルはないかと探している。全く飽きない。

右には山、左には海という贅沢なセットで、これぞ島の魅力だなと感じた。

信号のない道を走っていく

大島の南東、愛媛県道337号。この道がもっとも海が綺麗で、気持ちいいルートだった。良さげな海岸沿いを見つけて、バイクから降りて近づいてみる。

道路からは見えない岩肌や砂浜が長く広がっている。自分とそのままの自然があるだけの空間で、4日間で一番豊かな瞬間だった。

大島の南東にて

4日目は帰路に着く。はやく写真を見返したいという思いでバイクを走らせる。これまで海とはあまり接点がなく、山ばかり熱中していたが、島と海の魅力を感じられた旅になった。


以下は、しまなみの魅力が詰まった写真たち。

海沿いに民家が並ぶ
島をつなぐ橋
トンネルの先に、空海山すべてが広がる
ジブリのような雰囲気
ぷかぷかと浮かぶ
奇岩を探す


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