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「将来への不安」との向き合い方 #わたしのcotree習慣

「将来への不安が強いので、ちょっとしんどいですね」

「今日はどんなことを話しますか?」と、カウンセラーさんのやさしい一言からカウンセリングが始まった。


少し先の未来、とても先の未来。
時間軸は違っても「将来への不安」を持つ人は多いのではないだろうか。

「どうなるかわからなくて怖い。」「うまくいかなかったらどうしよう。」


ぼくもこの「将来への不安」を抱えていた。学生という時間が終わりに近づき、ファーストキャリアを選択しなければならない。

大きな決断の前には、必ず不安が現れる。その不安にひとりで立ち向かうことはむずかしい。


月1回のcotreeカウンセリングを受け初めて3ヶ月目。この不安が強まってきてすぐに、「カウンセリングで相談すればいい」と考えることができた。「人に頼ることが難しい」と悩んでいた自分が、少しずついなくなっていることが嬉しかった。

カウンセリング前の気持ち
・ここ最近、将来への不安を強く感じている
・意思決定することを怖がっている
・自分の価値観を信じられずに、葛藤している


「今、あなたはふさわしいところにいますよ」


「大切だとわかっているからこそ、意思決定できなくなっていますね」

45分間の前半は、具体的な課題解決があったわけではなく、ひたすら話を聞いてもらった。これまでのカウンセリングで、自分の過去や家族関係、思考の癖などを理解してもらっているから、はじめから安心感がある。

考えすぎる性格ゆえに、大きな決断ほど迷ってしまう。これで合っているのか、後悔しない選択なのか。

「キャリアの悩みというのはみんな持つもので。ある意味、アツシさんは今、ふさわしいところにいますよ。」

そういった迷いを伝えたときに、カウンセラーさんからでできた言葉。


「悩む、迷う」ということに思考が偏っていたところ、「今ふさわしいところにいる」と*リフレーミングできただけで、小さな余裕が生まれたのがわかった。「肯定」にはすごい力がある。

(*リフレーミングとは、ある出来事や物事を、今の見方とは違った見方をすることで、それらの意味を変化させて、気分や感情を変えること)


「これまでの経験から、失敗=すごく辛いものと想像しているかもしれない」


「これまでの挫折体験が強いほど、もう一度味わいたくない、すごく辛いものだから。と無意識に思っているかもしれないですね。」

もう1つ、自分に響いた言葉は、「失敗=すごく辛いもの」となっている可能性がある、という投げかけ。

たしかに、ぼくはこれまでを振り返るとき必ず「もう一度しんどくならないように、これからは自分をケアしながら生きよう」と心がけていた。それの心持ち自体はいいことだけれど、「失敗=すごく辛いもの」という方程式を強めていることは理解していなかった。


自分が気づいていない固定概念や思い込みに気づけるか。そしてそれを柔軟な思考に変えていけるか、は人生でとても重要なことだと思っているけれど、カウンセリング中には何度も思い込みに気づかされる。

それらは、他者との対話のなかで見つけていくものなのだろう。


「これまでうまくいかなかったとしても、世界は終わらなかったよね」

自分の選択で後悔したくない。しんどい思いをしたくない。正直な気持ちが少しずつ見えてきた。

「”これまで”うまくいかなかったことが何度もあったと思います。それでも自分の世界が終わらなかったように、”これから”うまくいかなかったとしても世界は終わらないですよ。考えて考えて、どんなときも進んできたアツシさんだから、どの選択をしても大丈夫ですよ。」

たしかにこれまで、そのときできる最善の選択をしてきた。過去に戻ってもその選択をするだろうと思う。その想いを改めて感じることができた。

「将来への不安」を持っていても良い。「将来への選択」は恐れなくても良い。


何もかもが多様化する現代のように、悩みを打ち明ける選択肢も、多様化していくのだろうか。家族に相談しなくてもいい。友人でなくてもいい。オンラインカウンセリングという選択肢を選んで、不安を軽くすることもできる、ということを伝えたい。


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少し力の入ったnoteになってしまったけれど、定期カウンセリング3回目の今回も学びのある時間となった。少しずつ少しずつ、自分のなかで複雑に絡み合った部分をほどいていきたい。

(cotreeのサービスに興味を持った方は、こちらから。)


「#わたしのcotree習慣」

今回は、定期的にカウンセリングを受けて、その感想noteを書く企画「#わたしのcotree習慣」に掲載していただく記事です。そのほかの方のnoteも見ることができるのでぜひ。


読んでいただきありがとうございます☺︎