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えいや!と壁を越えるまで
その情報もっと早く知ってたらな〜って思うことがあるけど、その時知ってたら本当に未来が変わったのか。そんな話をして思い立ったので、書いてみました。
未来を変えるには結局自分で動くしかないんだけど、その一歩を踏み出す時って結構勇気いるよね。一歩踏み出すまでに何をしていたか。私の中で作戦会議した話。
働き方ってこんなに色々なの!?
ノマドニアに参加したから、海外ノマドの働き方を知ることができた。ノマドニアとは、1ヶ月東欧のジョージアという国に滞在し、移住体験をしながら、ノマドワークに向いている10の職種を学ぶプログラムだ。
人それぞれいろんな働き方があるんだなぁとやっと自分ごととして納得できた気がした。
「気がした」というのは、まだ自分でノマドワーカー的な仕事をしていないからだ。
仕事から離れて、フリーランスになるために必要な情報を集め始めると、面白いくらいに今まで見えてなかった情報が入ってくる。
会社でサラリーマンをやるだけが生きる道だと思っていた学生の私に教えてあげたい。
「世の中には、本当にいろんな職業があるんだよ」と。
サラリーマンとしてがむしゃらに頑張っていた私に教えてあげたい。
「好きなことをやるために試行錯誤してノマドしてる人たちがいる」ってことを。
もっと早く知っていたらな。そんなことをふと思った。
選択肢を知ってたら未来は変わっていただろうか
「もっと早く知っていたら」っていうけど、知ってたらなんか変わったっけ?職業が会社員だけじゃないってことはさすがに学生の時、知ってたでしょ。
何事においても、選択肢があることを知らないよりは知っている方がいいとは思う。でも知ってるだけだと足りないと思う。
大学を出て、大企業に入ることが一番いい道だと思っていた私にとって、働き方の選択肢を知っていたところで他の選択肢を選ぶ余地なんてなかったんじゃないか。
きっとそうだ。
学生起業と聞いても、世界が違うと思っていたし、フリーランスと聞いても、何しているのかわからないし知ろうともしなかった。
就活で企業研究すると言っても、メインは大企業。ベンチャーも面白そうと何社か受けてみたけど、ESすら通らなかった。
ましてや、スキルを磨く芸術系とか専門的な職業なんてなれるわけもなく、なろうとも思ってなかったから検討の俎上にものらない。
そんな学生時代の私に「海外ノマドという働き方があってね、自分が好きな時に好きな国に行って、仕事はなんとか頑張ればなんとかできる感じでね、未経験からでも生きていけるんだよ。」と言ったところで、絶対に聞く耳を持たないのである。
自分で選んだからにはやり続けなきゃいけない病
大企業に入りたい一心で就活をして、運よく拾ってもらえた。願い叶って、一番歩みたかった道を進めるようになった。
よし!当面の人生の目標だった大企業に入れた!!やった!努力が報われた!頑張ろう!
自分でこの道を選んだからには、この道が一番だと思いたい。いや、一番にしなくてはいけない。働いているうちにそういう気持ちが強くなっていった気がする。
例え、隣に青い芝生があったとて、自分の芝生と比較して向かいの家の方が良いなんて言えない。だって、自分が選んだ道が一番なのだから!
会社がどうとか仕事内容がいいか悪いかって話じゃないよ。自分が決めたことに対してどう思うかって話ね。
純粋に、最良の道を歩んでいると思えているならそれは幸せなことだけど、23歳で就職して、定年の60歳までの間、自分の考え方が変わらないなんてことはない。
1年の間であっても好きなものが変わったり、興味が変わったりする。環境だって変わる。それなのに、自分が決めたことだからといって一生それを守り続けることなんてできるのだろうか。いや、それでも守り続けなきゃいけなかった。
なぜなら、今の自分や過去の自分を否定することになるかもしれないから。今までの努力が無駄だったと認めることになるかもしれないから。間違いだなんて思いたくないから。
こんなこと、客観的に見ると、んなわけないじゃんと思うでしょ。過去があるから今があるし、無駄なことなんてないって。私だってそう思うよ。考えや感情はどんどん変わっていく、その時その時で選択をしていけばいいんだよ。知ってる。
でも、変化するのって勇気いるじゃん。しかも自分がずっと守り続けてきたものを手放すとなるとすごく難しい。頭でわかっていても心のどこかで自分を否定することに対しての不安や恐れをずっと抱いてしまっていた。
今となっては、その時の感情や行動の理由をこのnoteに書いているように言葉にできるまでになったんだけど(大成長!著しい変化!すごい!)それはコーチングに出会ったおかげ。
何が変化のきっかけになったか
そんな感じだった私は、どうやって考えを変えることができたのか。
ひとつ言えるのは、ちょっとずつ行動して新しい経験を積み重ねて、世界を広げていったってことかな。
これはコーチングを受ける前から自然と変化ははじまっていたんだと思う。
話を少し昔に戻す。
7年前に宣伝部に異動。マーケティングや広告の知識ゼロからスタート。知識がないながら、部の先輩やパートナー企業の皆様に迷惑かけながら色々教えてもらってなんとかサポートしてもらいながら仕事が回せるようになり、マーケティング楽しい!ってなった。
初めて担当した大きなキャンペーンも、チームみんなで頑張ってすごく成功した。マーケの知識をインプットすればするほど、いろんな施策や効果検証について理解が深まり、実際にやってみるという良い循環ができていた。
休日は本屋に行ってマーケ関連の本を読み漁り、仕事中はそこで仕入れたネタを持ち込みABテストを仕込んだり、有給を取ってマーケのセミナーにも行き始めた。
これまでは社内で先輩に仕事を教えてもらったり、目の前のことを必死にやってきたけど、努力の範囲が外に広がったんだと思う。
社外に目を向けろと、社内でよく言われていたけど、急に自分ごと化した。
そこからどんどん加速し、ビジネス書をたくさん読んだ。過去に「この本と出会って行動が変わった 5冊」としてnoteも書いてる。ここで意識高い時代の私に出会えますw
興味を持ったオンラインサロンに入りコミュニティマネージャーという仕事を知り、コミュニティって面白いなと実感していた時、ちょうどタイミングよく「さとなおオープンラボ」という『ファンベース』著者のさとなおさん主宰のゼミのような知識の共有会に参加することもできた。
直近は募集してませんが、内容はこちらのnoteをぜひ。
ありがたいことにアドテックにも登壇させていただき、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS広告賞の審査員までやらせていただけることにもなった。これは会社の看板のおかげである。
マーケ面白い!ってなってから約4年間の出来事。
これがきっかけかと言われると、きっかけではあるけど決め手ではない。
社外に目を向けて視野が広がったとはいえ、すぐに外に出るという選択はしなかった。むしろ、自分の会社にいることのメリットを十二分に感じたのだ。
こんなに楽しく、会社をうまく活用できるというのは恵まれている。「ほらやっぱりこの道が正しかった。」とここに戻っていくのである。
別にそれが悪いことじゃないし、嘘でもない。自分も本音でそう思っていると思っていた。コーチングに出会う前までは。
コーチングで自分の本音と向き合う
たまたま知り合いがコーチを始めたという話を聞き、体験させてもらった。
これに対して、どう思った?という問いに対して、自分の感情だと思って答えたら、それは体裁を気にしてこう言ったほうがいいかなと考えた末の答えだったりした。
自分の気持ちなのにわからないの?と思うでしょうが、私はそうだった。最初は自分の感情を言葉にするのが難しくて、1年くらいかかったよ、自分の感情を素直に口に出せるようになったのは。
その中で、毎回やりたいことや興味に対して何かアクションするということを続けていった。
月1で海外旅行に行ったのもその一環。あの時は「仕事してたら海外にいけない」という思い込みを外すために、実際に行っちゃうというだいぶぶっ飛んだことをした。
そうやって、本当にちょっとずつ行動しては、自分と向き合い、その結果また行動するというのを繰り返す。
すると、徐々に迷ったら何かをしてみるという思考になってきたり、やりたいことに対して素直に動けるようになってきた。たまに行動したくなくなって足踏みすることありますけどね。
で、だんだんとこの環境にとどまらず何か新しいことにチャレンジしたい。という気持ちが出てくるのである。
恐怖の壁を乗り越えられたのか
「何か新しいこと」って何よ!!
そんな次の転職先も決めずに会社辞めるの?そんなんで大丈夫?
チャレンジしたい自分と、突然何を言い出すの!と焦る自分。両方いるんだよね。この2人の一進一退のやりとりは3-4ヶ月続く。
4ヶ月を過ぎようとしたころ、ふと我にかえり、「考えてる間にもう4ヶ月経つけど、大丈夫そ?考えてる暇あったら早くやったら?」となんとも客観的な、そして他人事のような言葉が浮かんだ。
そりゃそうだわねw
ごめんごめん、確かに4ヶ月あったら色々できたこともあるよね。わかった、とりあえず辞めてから考えよう。
自分の中で色々話し合って決着。
変化することへの恐怖というのは、過去を否定したくないとか、自分の道が間違っていたと思いたくない、というものだったけど、それはこれまで散々内省をしてきたから、そんなことないと腹落ちさせていた。
過去は消えない。仕事してきたスキルも消えない。繋がりも消えない。過去があるから今がある、今だからこそこの決断ができる。
全部消えると思っちゃってたんだよね。
変化は怖い!という壁をどうクリアしたか。
壁を乗り越えるというよりも、ドアをつけて通過できるようにしたって感じかもしれない。壁を壊したりよじのぼったりするの危ないし怖いから、それよりもスムーズにことを進めるためにドアつけませんか?って交渉した感じ。
抽象的な比喩でごめん、よくわからないよねw
とにかく行動する
ということで、とりあえず会社を辞めて、行きたかった海外旅行に行ってきた。
そして今は、引き続き自分がやりたいことを形にすべく、少しずつ動き出してます。行動すると次の一歩がまた見えてくるからね。内省して、行動してをくりかえす。
ゴールがぼやっとしてるままだけど、わからないなりにとりあえず動いてます。
考え過ぎて石橋を叩くタイプだから内省して行動せずにモヤモヤすることも多いけど、そんな時は、さっさと行動しろ!ってひとこと言ってやってください。
今日のnote書き始めたら、各項目それぞれがどんどん長くなっちゃって結構バッサリ切った。深掘ると個別にnote書けるくらいなので、またスキを見つけて書こうと思います。
それでは。
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