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#51 知ってるのと知らないの差|大企業スキルの活かし方ってなんだろう

あけましておめでとうございます。
今年も引き続きこの連載を続けていきます。

2年前に大手メーカーを退職し、世界を飛び回る海外ノマドになったあつみです。

このnoteは、大企業で培ったスキルに価値を見出したい!という取り組みをするに至るまでとか、大企業にいた当時の経験を振り返る連載です。

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新年1発目のこの連載。知ってるのと知らないことの差って大きいよね。知っている=選択肢があるという観点で、選択肢や視野、視点を「広げること・広げてもらうこと」が大事だと思うようになったきっかけを振り返ってみます。

前回の記事はこちら

選択肢は多い方がいい

人生の選択肢は多いに越したことはないと私は思う。

子供の頃から「将来は大学行っていい会社に入る」という選択肢しか考えてなかった。だから迷いなく会社に入ったのだけど、あの頃から海外留学だったり、インターンだったり、フリーランスや起業という働き方が現実的な選択肢としてあったら、今は違う道を歩んでいたかもしれない。

学生時代のアルバイトは一般的な飲食店で働いてたけど、社会人になってから、友達が新聞社で稼げる仕事をしていたと聞いて、何それずるい!って思ったことがある。時給のいいバイトがあるって知ってたらバイトの探し方を変えたり、ツテを作る方法を考えただろうに。

たらればの話をしたいのではなく、知ってるのと知らないとの差ってすごく大きいよねって話をしたいと思います。

知っているのと知らないの差

知っていたら違う選択ができる。
でも知る術がなかったらいくらもがいてもどうしようもない。

知らぬが仏っていう言葉もあるけど、それで幸せなら全然良くて、そうじゃなくて知らないから今の環境から抜け出せない場合もある。

ほんの少しの情報があれば突破する糸口が見つかるかもしれないし、誰かに頼ることができるかもしれない。

知ったところで何も出来ないとか、助けてもらえないとか、お金がなくてできないとか色んなハードルはあると思うんだけどね。

知ったことで選べた道

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ここからすごく自分主観で書くから、合理的に考えておかしくない?というツッコミはしないでね。
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中高私立に通ってたんだけど、うちの経済状況じゃなかなか学費を出すのも厳しくて、あれ…高校上がれるのかな、都立に行くのかなと思っていたら、高校上がるタイミングで奨学金対象ですと呼び出された。

成績トップなら学費免除になるのでひたすら勉強して3年間学費免除してもらった。中学の成績がまあまあだったら奨学金にお声がかからず、存在を知らぬままだった。

そもそも私立受験なんてしないで公立行けばよかったじゃんとか言わないでね。そんな状況だと知ってたらそうしてたと思うよ。

お金に困っている空気を感じながら、この状況から脱するには、それなりの大学に行っていい会社に入るしかない。安定した収入があれば、お金で苦労することが減るはずだから。もうそれが私の人生の目標だったのよ。

高校はバイト禁止だったんだけど、投資とか起業とか稼ぐ術を知っていたらそっちに夢中になってたかもしれない(当時知っててもやらなかったとも思うけど。)。子供ながらに何もできない無力感への憤りを感じたり、周りの不自由なさそうな人を見て羨ましいと感じてた。

母子家庭で母もギリギリのところでパート頑張ってくれて、それでも無理だから父にも無理言って予備校の費用を援助してほしいとお願いして、予備校に通わせてもらう。

それなりの大学に入れればと思っていたけど、6年間の勉強のおかげでどうやらもう1ランク上の大学狙えるぞと講師に言われた。素直にそうなんだ!と志望校のランクを上げる。これも言われなかったら就活も違う結果だったかも。

予備校通わずに自力で勉強すればいいというのもあるけどさ、当時そこまで進学校じゃなかったから予備校行けば合格の確率上がるし、行けるなら行きたかったんだよね。

そして、第一志望の大学に合格して号泣。
勉強は裏切らないって本気で思った。

この時に集中力とか勉強方法の要領の良さとかを身につけたと思う。今も助けられているので、あの時の私頑張ってくれてありがとう。

大学の学費も、区にひとり親向けの支援制度があって借りることができた。行政のおかげで大学に通わせていただきました。ありがとうございます。

もしも知らなかったら

もし、学費免除とか、費用を借りられることを知らなかったら高校も大学も行けてなかったかもしれない。

私はただ運が良かった。
勉強すればどうにかなる問題ならどんだけでも勉強するでしょ。

だから、必死に私のために働いたり調べてくれたりした両親には本当に感謝している。選択肢を残してくれて本当にありがとう。

学校の先生や予備校の講師も、志望校の選択肢を広げてくれた。自分を違うステージに引き上げてくれる存在は本当に貴重です。

おかげで行きたい大学に行けて、就活のESも比較的通りやすくなった(と思う)。

お金にしても情報にしても、知ってる知らないのほんの少しの差がとてつもない差を生むよな〜と実感させられて生きてきました。

選択肢はどうしたら広がるか

そもそも選択肢ってどうやって広げればいいんだろうか。

①自分で広げる
②ロールモデルを見つけて真似する
③周りに広げてもらう

この3つかな〜。なんかはじめて言語化した気がする。

①自分で広げる

人に聞く、本を読む、WEBで検索するなど、とにかく調べてみる。今の時代Chat GPTとか使えば選択肢出してくれそうだし。どんな選択肢があるのかとにかく考えてみる。

社会人なら、社外セミナー行く、コミュニティに入るとか自分で新しい環境を開拓していくというのもあるね。

大学入るまでほぼPC触れたことなくて、自分のPCも4年の時にようやく買った人なので、インターネットで検索するとか、知らない人と繋がるとか、SNS(当時の主流はmixi)はできなかった。「検索すればいい」「選択肢はたくさんある」って知ってたら少しは行動が変わったかもしれない。

20年前、デジタルデバイド(情報格差)のインパクトは大きいって思ってたな〜。

<このコラムのPOINT>
・デジタルデバイドとは、インターネットやパソコンのような情報通信技術を使える人と使えない人の間に生まれる情報格差のこと
・デジタルデバイド(情報格差)は、「個人間・集団間デジタルデバイド」、「地域間デジタルデバイド」、「国際間デジタルデバイド」の3種類に分類される
デジタルデバイドが広がると、教育格差、就職機会の格差、災害・事件など緊急時の対応格差などが懸念される
・所得などの理由によってIT端末を所有できず、情報格差が広がっていることから公共施設にIT端末の設置、Wi-Fi環境の整備などが期待されており、幅広い年齢の人が利用しやすい図書館は、デジタルデバイド縮小の鍵になるのではと期待されている

上記HPから引用


②ロールモデルを見つけて真似する

理想を実現している人がいるならその人が何をしているのか、自分との違いが何か考えて、真似できるところから真似してみる。

憧れの存在までいかなくても、一つ上の先輩とか、友達とか、この人ができるなら私もできるでしょと思えるものでいいと思う。どうやったらできるのか聞けば教えてくれるかもしれない。

最近だと『物語思考』でなりたい人を探してみるという話も出てた。


③周りに引き上げてもらう

自分が知らないことを知ってる人に選択肢を提示してもらう。そういう人を狙って出会いに行くこともあるかもしれないけど、子供の頃は難しいかもしれないね。どの環境に身を置くかという話にも近い。

会社員の時も上司や役員から期待と負荷をかけてもらったり、引き上げてもらうことが多かったように思います。「この仕事できるようになってほしい」「こういう役割を担ってほしい」「これできると思うけどやらない?」とか。

引き上げてもらうためには誰かの目に留まる必要がある。これはまた別の話で組織の中でどうやって存在感を出すか(=居場所を作るか)につながりそうだね。それはまた別の機会に書きますね。


私の肌感だと、自分で広げるには限界があって人に広げてもらう機会をいかに多く作れるかが大事。

「想像できないことは実現できない」というのに似ている。

やみくもに選択肢を広げすぎるのもどうかとは思うけど、選択肢が「選べない」のと、「選ばない」とには雲泥の差がある。

また、ジャムの法則で選択肢が多いほど選択が難しくなるということもある。

だけど、やっぱり私は人生の選択肢は多いに越したことはないと思う。

広げた上で、どう選ぶか。

「選ぶこと」についてはまた今度書きたいと思います。

参考)



最後までお読みくださりありがとうございます!

📸見出し画像: Chat GPTに記事を読ませて作ってもらいました(2024)

また明日!


★【連載まとめ】大企業スキルの活かし方ってなんだろう


★あつみのプロフィール
新卒から13年働いたトヨタ自動車を退職して海外ノマド(フリーランス)に。法人のマーケティングコンサルティングや海外ノマド体験プログラム『ノマドニア』の運営スタッフなどをしています。
大企業にいた経験やスキルを言語化して価値を見出すべく「#大企業スキル勉強会」主宰。
思わず誰かに話したくなる面白い経験が好きで、会社員しながら月イチで海外に行ったり、退職する際にコロナ禍3ヶ月海外行ったりして、旅レポを書いています。直近はスペイン巡礼”カミーノ”33日間の体験をnoteで振り返り中です。

Twitter:https://mobile.twitter.com/atsumiee
Instagram:https://www.instagram.com/atsumiee_/

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