二月十二日@ブダペスト

昨日のカウンセラーのアドバイス通り、早速思い立った次の日からジムに通うことにする。朝七時のレッスンにいくため、早起きをする。

歩いて十分ぐらいのところにジムがある。ここだけではなくてブダペスト内にいくつか施設があって、どこを使っても良いらしい。大学から二十分ぐらいのところにもひとつ、大きめのところがある。多分家に近いところしか行かないけど。

朝はビデオサイクリングと言って、バイクに乗って映像に見ながら漕ぐというエクササイズ。グループセッションで、前にインストラクターの人がいて、全てハンガリー語で指示があるので何を言ってるのかさっぱりわからないが、それでもなんとか見よう見まねでやる。

一時間弱のセッションであまり無理はしなかったが、それでも久しぶりに全身を使った運動だったなぁと思う。下半身はもちろんのこと、意外と上半身も(肩と腰のあたり)使った。

シャワーを浴びて着替えて、そこから歩いて大学に行く。とてもいい天気だけど寒い。しかし運動の後だと適度にクールダウンになって、歩くのも苦ではない。

朝早く起きたから当たり前だけど、こんだけしたのにまだ九時になのかという気分である。早起きできるだけでもジム通いは価値があるなぁと思う。習慣化できたらジムが良いしなくても良いようになりたいんだけど…でもジムはいろんな機材とか運動法があって、何にも知らなくても教えてもらえるし飽きないから面白い気はする。

九時からは先生とミーティングして、参加予定の学会のアブストラクトを見てもらう。というかそれぐらいしか話すことがなくて申し訳なく感じるが、先生も「毎週同じ調子で進むわけじゃないからね」と言って励ましてくれる。朝運動したおかげか、運動自体というよりそれをしたというプラシーボ効果のせいか、なんとなく気分がよくなったので先生に来週は頑張ります!などと張り切って言う。

そのあとは、水曜日予定の授業がイレギュラーで移動したので、授業に出る。同期が見る見るうちにいろんなことを吸収して議論に活発に参加するようになったのを見て、すごいなぁと感心する。

午後、pythonでMIDIコントローラーからデータを読み込むことができたが如何せんどうやって音を鳴らしたらいいのか今だにわからない。どうもpythonや周りのパッケージの知識の不足というよりは、MIDIコントローラー(単にコントローラーであって音源がないキーボード)のことがいまいちよくわかっていないと気づく。

夜は学生委員の委員会。今日はウィーン移転に関して取り締まっているえらいプロジェクトマネージャーの方が来て、大方どのようにこのプロジェクトを進めるのかお話があった後、生徒からの質問を受け付けて色んな熱い議論があった。面白いし、そして疲れる。

これとは別にPhDの問題を取り扱うワーキンググループにも参加していて、そこでも一緒な中国人の友達と委員会のあとは色々話し合う。楽しいけど、疲れる。

夜は再びジムに行って脊髄トレーニング(体幹トレーニングみたいなもの?)に参加した。朝の自転車漕ぎ(スピニング)とは違って心拍数が上がるとかはあんまりないけど、地味に疲れてジワリと汗が出る感じである。楽しい。

ジムにいる時間は通算三時間ぐらいで(朝と夜二回行く場合)、結局その間研究でも勉強でもした方がきっといいのだろうけど、心の健康が保てるまではなるべくジムに通うようにして見ようかと思う(まあ続けることに意味があるからやめられないんだろうけど、多少時間は減らせるだろう)。

結局三時間と行ったって私は特に誰かと一緒に住んでるわけでもなく、どうせ運動しなかったらネットの前でぼーっとしてるだけなので、こっちの方が人間としてマシだろう、きっと。と信じているけどわからない。