四月二十五日@ブダペスト

朝、九時半からミーティングだったので強制的に早く起きる。いつも大学まで四十分かけて歩いているが、時間がなくバスに乗る。バスの中でチケットをバリデーション(チケットに時刻に印字するため、機内の専用機械にチケットを差し込むこと)をしなければならないが、一つ目の機械が壊れていて変な音を鳴らし始める。ものすごく満員だから次の機械にたどり着くまで三駅ぐらいかかった。

九時半からのミーティング、秋から研究室に新しくくるポスドクの方と、指導教員と三人。アメリカ人だと思っていたが、カナダ人だった。さすが私の研究分野ドンピシャのこともあって、これってほどないほど実用的なアドバイスをいただけた。とてもありがたい。私のネイティブアレルギー(英語ネイティブの前で喋れない)もあまり出ず、相変わらず詰まるがコミュニケーションは出来た(と思う)。

午後、同僚と話したりピアノの練習をしたり。計画書の締め切りが迫っていることもあって、皆ストレスを抱えているようだ。私も最近そんなに長時間作業していないのに、すぐ疲れてしまう。頑張りすぎるとたまにどうしようもない無気力状態がやってくるので、ちょっと自分を甘やかす程度に休みを与えて生産性を高めたい。ここでやる気がなくなったら終わりである。

夜、久しぶりに家でご飯を食べながらボイシーを聞く。ここ一ヶ月ほどボイシーとノートにハマっていたが、そろそろマンネリしてきた感がある。特に人の共感能力に働きかけてビジネスを仕掛けている番組にだんだんうんざりし、チャンネルを整理する。番組の聞き始めは色々新しい考え方に触れることが出来て楽しいが、こっちの行動を恣意的に動かそうとしてくるパターンが私はあまり好きじゃないようだ。ただ、仮想の銀座高級クラブかほこはひたすら癒しで、男性が銀座のクラブに通う理由がわかるなと痛感する。私も優しい人間になりたいものだ。