六月二十六日@ブダペスト

今日は九時から今学期最後のピアノのレッスン。先生の家に行くと、犬のヘパとグレタが尻尾を振って迎えてくれるが、近づくと吠えてくる。猫のロビン(かホビン)はこの前はお腹をおおっ広げにして私に甘えて来たのにいきなり人見知り(猫見知り?)のようで、よそよそしい。

今日はドハーニの練習曲とラフマニノフのエレジーを引き続き弾く。練習して来た?と言われたが、ラフマニノフは全く手をつけておらず、ドビュッシーとリストをやっていたと言うと、やることいっぱいあるね、音大生でもそんなに課題ないよと言う。課題を出したのは先生…というツッコミは心の中に置いておき、レッスンを楽しむ。

自分の実験のために、短い音楽を作ってもらえる作曲家を探しているのだが、先生も作曲ができると言っていたので打診してみるとすんなりOKであった。お金もいらないと言う。もちろん払うが、そう言ってくれると嬉しい。次のレッスンは九月末か十月初旬。ベルガマスク組曲、リスト、ラフマニノフと五曲(+練習曲)あるが約九週間でどこまでできるのか不安だがやりがいもある。

レッスン後はお気に入りのパン屋さんに向かい昼ごはんと明日からの朝食を買い足す。その後は大学に行き、倫理審査の書類をアップデートしたり、リサーチアシスタントの人に質問したりして、実験を進めるための下準備を進める。とは言え、夏の間、実験のプログラムを組まなければならず、そのためにまず言語をある程度覚えないといけないので、まだまだ実験への道のりは長い。

疲れたのでドビュッシーのプレリュードだけ三回ぐらい弾いて今日はピアノの練習はしない。家に帰って、カプレーゼと適当にツナとベビースピナッチと三種類ぐらいチーズを混ぜて作ったサラダを食べる。