十二月二十七日・二十八日@ブダペスト

十二月二十七日

先週はタリンに旅行に出かけていたので忙しく、気付いたら十二月末である。今日はクリスマス休日明けの市場の日だったので、買い物に出かける。クリスマスの時は本当に全て閉まってしまうので困る。

市場に行ってみるが、まだ休みの延長という感じであまり出店数は多くなかった。卵を買いたかったけどいつも買ってるおばちゃんがいなかったので諦める。玉ねぎと生姜だけ買って帰る。お昼ご飯に近くのパン屋で菓子パンを買う。美味しそうだったので、カンパーニュもついでに買う。

大学が空いてるかどうか、運動がてら確かめに行こうと思って行くと、開いてないから帰れと言われる。オフィスで熟していたキウイだけ救出させてもらう(ついでにサボテンにお水をやればよかった)。

しなければならない作業がたくさんあるのに全然やる気が出ない。もう大学院をやめた方がいいんじゃないかとさえ思い始めてきたが、やめる勇気もないのですごく辛い。

現実逃避に、とはいえ自分でやりたいと思っていた、一人アドベントカレンダーを(ほぼ)完成させる。

今日は長めのヨガをしてみる。何だか気分が全く上がらない。

十二月二十八日

全然気分が上がらないので今日からジムに行こうと思うのが、眠すぎるし外がすごく風が吹いていたので明日からにする。明日は絶対に行きたい。

市場に行くと今日は出店数が多かったので、ブロッコリー、キャベツ、卵、にんにくを仕入れる。スーパーでは水も買う。帰りに近くのコーヒー屋さんによってラテを飲みながら、夏目漱石の『こころ』を読み進める。

通話しながら、アドベントカレンダーを完成させる。別に特に詳しく描いたわけでもないが、自分の京都時代を思い出すいいきっかけとなる。定期的に思い出さないと、あんなに通ったお店さえも忘れてしまうのだなと思う。

最近自分らしくないのでしんどい。無理をしているのがわかるが、どう解決したらいいのかもよくわからない。まぁ、しんどいということは今までの人生と違ってきてるということなのだろうが、どう乗り越えて行けばいいのか見当がつかない。自分はまだ自分のことだけで精一杯なんだなぁと思う。何もかも離れて、島の孤島でずっと寝ていたい気持ちだが、新学期はもうすぐ始まる。

ブロッコリーのお浸しを作る。美味しかったけど少し煮過ぎた、煮物は滅多に作らないので全然上手くならず、加減がよくわからない。日本食を作っておいて変な感じだが、別に日本食が恋しくもなく、帰りたいとも思わないし、かといってヨーロッパにいたいわけでもないし、世界中どこに行っても居場所がないなぁと思う。こういう気持ちになるのもヨーロッパ特有の冬季うつのせいかと思う。

常に追ってるわけではないが、あさぎーにょのショートムービーみたいな動画をみて、何がどうかよくわからないが、とりあえず明日はジムに行こうというような気持ちになる。