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10. 新規のリクエストがあったら?

新規生徒さんからのレッスンリクエスト、うれしいですよね!!でも、同時にドキドキもします。でも、落ち着きましょう。生徒さんは教師以上にドキドキしているかもしれません。そんな生徒さんを安心させてあげるのも、教師の大切な役割です。

さて、生徒さんが初めてコンタクトしてくるとき、大きく分けて2つのパターンがあります。

1) 日本語を勉強する理由や、既習者の場合はこれまで何を使ってどのくらい勉強したかなど、情報をくれる。

2) 何も情報なしで、リクエストだけしてくる。

1)のパターンは、こちらとしてはとてもありがたいです。すぐに返信しましょう!

2)の場合は、こちらから情報を聞き出す必要があります。私が使っているサイト italki (https://teach.italki.com) の場合、トライアルレッスンは30分です。短い時間を有効活用するために、事前に聞けることは聞いておきましょう。

● 日本語を勉強する理由

● 既習かどうか

 → 既習であれば、何を使って、どのくらい勉強したか?

「どのくらい」は学習期間ではなく、どの文法項目を学習済みかということです。学習期間だけでは、現状の日本語力を推測できません。

ちなみに、「私は中級です」「N4に合格しました」といった情報は、日本語を話す能力を知る上で何の参考にもなりません。「何を勉強したか」と「何ができるか」は全く別次元の問題です。

たとえ生徒さんが学習済みの文法であっても、それを使いこなせなかったら、使えるようにレッスンで練習させるのが正しい教え方だと思います。(中にはプライドが高くて嫌がる人もいますけどね。)

例えば、私の生徒さんの1人は、私のトライアルレッスンを受けたとき、既にN4に合格していましたが、正しい文がなかなか作れず、会話がほとんど成り立ちませんでした。彼女の会話力から判断して、私達は「みんなの日本語」の第4課からスタートすることにしました。(N4と第4課って、すごいギャップですよね!!)

滅多にないとは思いますが、もし生徒さんに何か無理な要求をされたら、丁重にお断りすべきです。自分がやりたくないレッスンを受け入れてしまうと、仕事が楽しくなくなります。日本語の先生は他にもいっぱいいるので、その人に合った先生を見つけてもらいましょう。


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