13. どのくらい稼げるの?
日本語教師って、お給料が安いことで有名ですよね。私は日本の日本語学校で働いたことはありませんが、
●実家暮らし
●配偶者がメインの稼ぎ主
●役職者になる
このいずれにも該当しなければ、生活がきついと聞いたことがあります。
私のタイの日本語学校での平均月収(手取り)は、日本円で約16万円でした。(1バーツ=3.36円で計算)バンコクの生活費は日本の半分以下なので、これで十分生活できるし、貯金もできます。私が務めていた学校のお給料は、タイの中でかなりいい方だと思います。
でも、大好きなバレエのレッスンを受けたり、ときどき素敵なお店でお酒を飲みながらいいものを食べたり、年に一度はヨーロッパに旅行したりしたかったので、「もっとお金がほしいな〜」といつも思っていました。
さて、2020年4月にオンライン専門のフリーランス日本語教師に転向した私の収入はどうなったでしょうか?
この月は世界中がロックダウン、Stay at Homeで、会社員であっても一日中家にいる人が多かったので、オンラインレッスンの生徒さんが激増しました!!日本に旅行に行く予定だったのに、行けなくなったから、代わりに日本語を勉強しようという人も多かったです。
その月の収入は約40万円でした。日本語学校の月収の2倍を軽く超えてしまいました。もちろん、これは最大瞬間風速的な数字なので、維持、さらには増やすためには、しなければならないことがいろいろとありますが。
さて、最大瞬間風速はさておき、一般的な話をしましょう。私が使っている語学学習サイトitalki (https://teach.italki.com) を例にしてご説明しますね。
ここに登録しているプロの先生達の授業料は、もちろん先生によってかなり幅はありますが、ざっと平均(※)すると
プロのコース 2,100円(→1,785円)
フリートーク 1,500円(→1,275円)
※ パッと目についた数名の先生の平均なので、教師全員の平均はまた違ってくると思います。
italkiではレッスンごとに15%の手数料が引かれるので、教師に入ってくるのは( )の中の金額となります。
仮に生徒さんの7割がプロのコース、3割がフリートークを受講するとすれば、1レッスンあたりの単価は約1,630円です。
仮に週6回、1日5レッスン教えるとすれば、週給48,900円。月収約22万円となります。
もっと稼ぎたい人は、レッスン単価を上げたり、生徒さんの数を増やしたり、予約枠をたくさん開放してレッスン数を増やしたりすることで収入が増やせます。
いかがですか?だいぶイメージがわきましたか。
もし、週1回受講する生徒さんが1人獲得できれば、月収が6,000〜1万円ぐらい上がります。日本語学校で月収を1万円上げるのって、大変ですよね!それが簡単にできてしまうのも、フリーランス日本語教師の魅力だと思います。
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