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家族。


私の家族は3人。
お父さん(71)とお母さん(63)とワタシ(23)。


祖父祖母は、父方も母方もいない。
母方なんかは、私が生まれたときには
もうこの世にいなかった。


親戚は、多い方だと思うけど、
"家族"と認識しているのは、
お父さんとお母さんのみ。


両親が高齢かつ一人っ子だと言うこともあり、
小学生の頃から、親の介護はどうしよう、
親が死んだら私一人ぼっちになる。
なんて悩みを頭の隅っこで持ち続けている。


その課題にいつか向き合わなきゃいけない。
分かっていても、まだ向き合いたくない。
"いつか"は、ずーっと先だろう。って
勝手に決め付けて、見て見ぬ振りをしている。
私が先に死ぬこともあり得るけど。


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私は、5年前に実家を出た。
そこから、親にほとんど何も言われず、
言われても、自分の意思を貫いて
好き勝手に色々やってきた。


家族のことは二の次、三の次、だった。


両親の目の届くところにいること

いろいろ言われて面倒くさい環境


だと、思っていた。

実際、実家でずーっと過ごすよりも
一人暮らしのアパートで過ごす方が楽。
親にとやかく言われることもなく、
好きな時間に好きなことができるから。



でも、そうじゃないかも。
って、やっと気づいた。



あれやこれやと言われながらでも、
家族3人で過ごす時間って
かけがえないということに。


というより、気づいてしまった。


自分の好きなことをやるのも、
もちろん幸せ。


でも、家族で過ごす時間は
もーっと幸せであるということに。


「あっちゃん、一人っ子やのに、
 実家に帰らなくていいの?」
って、めーーーっちゃ言われたことある。

そして、
「あんたは、大地家の跡継ぎねんで?
 しっかりしぃや〜アハハハ〜」
って、しぶとくおばちゃんに言われている。


そう言われる度に、
"いつか"に向き合いたくなくて、
言われなくても分かってるから言わないでって、
捻くれ者のワタシは、逆を向いてきた気がする。 


でも、そうじゃなかった。

家族で過ごすのって、めっちゃ幸せやった。


実家に帰ること、家を継ぐこと
「"いつか"しなきゃいけないこと」としか、
捉えられていなかった。


家族で過ごすことは、とても幸せなこと。
という本質的なことを見失っていた。


先日、母の63歳の誕生日だった。
LINEで、おめでとうを言った。

直接最後にお祝いしたのは、いつだろう。

LINEで、お祝いなんて、なんて寂しいんだ。
直接お祝いできる距離に家族がいるのって、
なんて、素敵なんだろうって、思ってしまった。


家族関係って、本当に複雑で、
それぞれの家庭ごとに何かしらあることが
多いと思う。

実際、私の場合、
私とお母さんが面と向かうと、
ハレーションが起きることが多い。
なぜ、そうなるのか、最近やっと分かった。

(先日noteにまとめた)
https://note.com/atsukoochi/n/nb8162c1d51c7

ずっと一緒にいなきゃいい。
というか、お互いのためにも
私がまだ実家に帰らない方がいい。

って、思っていたけど、
数ヶ月前にお母さんから
お母さんの生い立ちについて話してくれて、
お互いにちょっとずつ歩み寄るようになった。 

お互いに繊細で不器用だけど、
最近だいぶ雪溶けしたと思っている。


まだ一緒には住まないけれど、
もっと家族の時間を大事にしたい。

自分が目を背けてきたことに、
向き合いたいと思うようになった。


ここ数週間で、

大きく価値観が変わった。


血の繋がりのある家族って、大事。
これからは短い時間でも、
家族との時間を作ることにする。
そしていつか、自分も素敵な家族築きたいな。


と、やっと心の底から思えるようになった。

きっと、こんな記事を書かなくても、
気づいてる人の方が多いと思いますし、
当たり前のことですが、
自分のために書いてみました。


こんな長い記事を読んでくださった方、
ありがとうございます。

家族との時間大事にしていきたいですね。

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