![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72746425/rectangle_large_type_2_dd053d0e6c288778c04f4b0a53d60382.jpg?width=800)
理科系オットの「はじめての筑前煮」
生協からこんなものが来た。
正確に言うと、面白そうなので買ってみた。
「調理用加熱済み野菜」である。
![](https://assets.st-note.com/img/1645413601770-19AIWkf92G.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1645413736991-6CxxYa40rQ.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1645413785236-qm9TM9GZSr.jpg?width=800)
これ、理科系夫の料理への第一歩として良いのではないか?
実験感覚で料理をするため、
すべてのものがきちんと納得しないとできない。
レシピも書いてある。
筑前煮の材料
本品(調理用加熱済み野菜)1袋、
鶏胸肉120グラム、こんにゃく4分の1枚、サラダ油小さじ1
1,鍋にサラダ油を熱し、鶏肉、こんにゃくの順に炒める
2,だし汁40 CC、砂糖大さじ1、みりん大さじ1、醤油大さじ1と2分の1、
本品(液ごと)をいれて約10分間煮込めば出来上がり
理科系オットに提案。
あつこ「お夕飯に筑前煮どう?
具材にはあらかじめ火が通っているよ。
レンコンもごぼうも体にいいし、出来たらすごいと思うんだ」
オット、レシピを前にしばし沈黙。
理科系オット「だし汁40CC、どう作るかわからない」
あつこ「おみそ汁に入れている、だしの素を適当に入れて」
理科系オット「適当じゃわからない」
そうだった。
「適当」がわからないのだ。
「適当って小さじなの?大さじなの?」と聞かれた時の驚きが
よみがえってきた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72746608/picture_pc_b8c0fe40783b2c6c5c64f1d8dcca0fe8.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72746698/picture_pc_f9703a85af5bd7bcc54ad459f803d0cd.png?width=800)
理科系オット「このだしは・・・みそ汁6人分が1袋って書いてあるから」
計算が始まっている。
あつこ「もう思ったようにやってみて。
いっさい文句は言わない。
約束する。
それより挑戦する勇気のほうがすごいから」
そう、夫に家事を任せる時の鉄則。
・「頼んだなら任せてみる」
・「頼むことは言語化してプロセスを伝える」
・「直してほしいことは感情を交えず事実を淡々という」
・「できたらかならずほめる」
「じゃあ、やってみようか」
オット、さっそく買い物に。
見ていると何か言いたくなるから
久しぶりのコメダ珈琲にあつこは避難。
うんうん、久しぶりのシロワノール。
大きめコーヒーだって飲んじゃうんだからね。
(ダイエット中なので
シロワノールはミニにしておいた、気休めだとしても)
お茶して、買物して2時間後に帰宅。
理科系オットの料理は始まっていた。
あれ、タケノコが買い足されている。なんで?
いやいや、わたしはnoteをやろう。
・・・・・・・・。
終わったらしい。
わたしはお魚を焼いて、
あとは冷凍食品でちょこちょこと。
そしてお夕飯。
じゃん。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72747032/picture_pc_da5fef2a4b49e9380851b508952322c3.png?width=800)
お、見かけはいい感じ。
お皿を前にして説明が・・・。
理科系オット「具材の量が少ないと思ったから
鶏肉を2倍の量買った。タケノコも買い足した。
だしの素は2グラムにした」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72746876/picture_pc_c05f6cb42f81ddccc1ef8354b0b0d0a1.jpg?width=800)
2gの根拠は聞かないでおいた。
何か計算したのだ。
あつこ「なんだかおいしそうだね。先に食べていい?」
理科系オット「いただきます」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72748735/picture_pc_3501f7725f72af3cc34656b059edb5da.jpg?width=800)
えと・・。ちょっと味が薄いかな。
でもだしの味がするから、
これはこれであり。
あつこ「おいしくできてるよ。
最初にしては上出来」
(結婚するまでわたしは料理をしたことほとんどなかった。それに比べれば)
理科系オット「先に鶏肉を炒めたんだけど、鍋底に少しついてしまって」
味が染みてないのは、仕方ない。
わたしだったら、フィスラーで圧力かけちゃうとこだけど。
頑張って作ったことはほめないと。
わたしだったら、という言葉は今だけ封印した。
あつこ「れんこん、ごぼう、にんじん、たけのこ、鶏肉
栄養バランスばっちりだね」
理科系オット「砂糖を大さじ2も入れたから、こんなに入れるんだと思ったよ」
あつこ「そうそう、だって煮物がしょっぱいだけだったら
食べられないじゃない?」
そんなこんなで無事お夕飯は終了。
筑前煮も完食。
あつこ「今度はごぼうやれんこん、買ってきて作ろうよ。
安心安全、量も多めにできるよ」
理科系オット「ごぼう洗ったりするの面倒」
あつこ「皮をむいて、切ったあと、水にもさらさないと。れんこんも」
理科系オット「少し先がいい・・・。」
まあ、急ぎすぎるのも良くないので。
様子を見ながら。
こうして筑前煮の初挑戦は成功。
作り終わってみると、全部任せて正解。
(素材がすでにできていたのが大きい)
こうやって料理の成功体験を
少しずつ重ねていくことで
お互いの理解につながっていく。
妻はこんなふうに料理をしていたんだって
想像できるようになる。
ほめるところを探して
少しずつ定年夫を育てていきます・・・。
(できるかな)
投稿数が1500を超えているため「あつこのnoteの歩き方」を説明しています。 https://note.com/atsuko_writer55/n/n30e37e8ac4dc マガジンをフォローして、もっとあつこのnoteを楽しんでくださいね。 noteのお友達、大好きです!