見出し画像

理科系夫の「たい焼きを2等分する方法」使う道具は1つだけ

日曜日のおやつは 冷凍のたい焼き
だけどひとつしかありません。
むむむ。どちらがしっぽのほうを食べるのでしょう

あつこ「ねえ、 たい焼きを平等に半分こできないの」

理科系夫 「たい焼きは、どの線で切っても対称にはならない」

たい焼きがこんな形なら

理科系夫「 たい焼きが こんな形だったら
中心の点線で切れば半分になる」

あつこ「だよねー。できないよねー」

(かちっ。スイッチの入った音が聞こえたような。
理科系夫のスイッチです)

あつこ 「じゃあわたしが頭の方を食べるから、いいや」

理科系夫「 ちょっと待って。平等に半分ね」
・・
・・・
・・・・

15秒ほど 沈黙。

理科系夫「 これは…ポイントは重量バランス だな」


重量バランスをとろう

理科系夫は包丁を持ってきました。

包丁の刃を上に向けて・・・。
(刃の部分が危ないので気をつけてください)

刃の上にのせる


たい焼きを包丁の上に乗せました。

もちろん、たい焼きは  包丁の刃の上でグラグラと動きます。

たい焼きが落ちそうになって手で押さえ。

また落ちそうになって手で押さえて。
・・・・・。

あつこ「 いったい何をしているの?」

理科系夫「 バランスを取れる点を探している。
なかなか難しい」

グラグラ…落ちる。

理科系夫「 これはやじろべえだな・・・」

あつこ「はあ?」


やじろべえ理論とは

理科系夫「 やじろべえは知ってる?」

あつこ「知ってるよ。 倒れそうで倒れないんだよね」

理科系夫「支点の下に重心があるから 倒れない」

画像はこちらからお借りしました

やじろべえが倒れないのは

やじろべえの腕を両脇に長く下げているから。
そうすると重心が支点の下になってバランスが取れる。

もしも やじろべえの腕がばんざいしていたら
重心は支点より上となり、倒れてしまう


理科系夫は包丁の上のたい焼きを
包丁の刃を中心として優しく 曲げています。
そう、やじろべえの腕を作っているのです。

バランスを取りながら 繰り返して。

落ちそうになって指で押さえて。

そして・・・ある一点で止まったのです。

タネも仕掛けもありません

あつこ「おおー。 止まった」

(理科系夫、得意満面)


重量バランスのとれた線で切ろう

バランスが取れた状態で、押し付けて線を作る

線つけてます



理科系夫 「このまま、ちょっとだけ押して線をつけている。
手を切らないように注意すること」

裏返して、 たい焼きをその線で切ります。

裏返し


理科系夫「たいやきを包丁から外さずに
裏返すのがポイント」

理科系夫「これで完成」


検証してみよう

スケールを持ってくる理科系夫。

お皿を乗せたら0.0にして
背びれ


背びれのある方が38.4g

腹びれ

腹ビレのある方が38.1g。

あつこ「これはどう考えたらいいの」

理科系夫「たい焼き1匹の重さは
38.4+38.1=76.5

半分は
76.5÷2=38.25

それぞれの差を見てみると
背びれの方  38.25g との差は 0.15g
腹ビレの方  38.25g との差も0.15g
0.15g は 38.25g のおよそ 0.4%

理科系夫「1円玉1個が1g だから 0.15g は 1円玉の1/6以下。
金の指輪で0.15g というのなら 問題になるけれども。

皮とあんこからできているたい焼き。0.15g の差は 気にしなくていいだろう」


たい焼き の「背」と「腹」どちらがお得?

背の方(後ろに腹の方が隠れてます)
たい焼きが水面から顔を出しているように見える
腹の方
なんだかすごく魚っぽい


あつこ「ブリの切り身みたいだね。
背の方にするか
腹の方にするか」

理科系夫「確かに 背と腹だね」

あつこ「ほぼ正確に半分こにできたけど。
どっちを食べたら得なのかなあ」

理科系夫「皮とあんこの割合がそれぞれ違う。
見た感じだと、腹の方があんこの割合が多そうだね」

平等にはんぶんこ


あつこ「腹の方を食べるね」(にこにこ)

理科系 夫 「・・・・・・」( 黙って背の方を食べている)

こうして平和な日曜の午後が過ぎていくのです。

まとめ

たい焼きを簡単に二等分する方法


使うもの  包丁

1、包丁の刃の上にたい焼きをのせる

2、 刃の上でバランスを取りやすいように、たい焼きをやさしく折り曲げる

3、その状態のままで バランスが取れる場所を見つける

4、包丁にたい焼きを軽く押し当てて線をつける

5、 裏返してその線でたい焼きを切る

くれぐれも手を切らないように。
大きめのバターナイフがあればそれでもできるかもしれません。

にしても…。
本当に2等分にしちゃいました。

あつこ「わあー、すごいね!素晴らしいね!
時間もそれほどかからないし、何より道具が1つで簡単だし。
さっすがー。ありがとう!」
(大げさなくらいほめる。コレ、大事)

ふふふ、理科系夫の顔が少しだけうれしそうにゆるんでいます。
わかりにくいんだけど、わかりやすいんですよ。


進化した方法があればまたお伝えします。
「家庭平和のために、たい焼きはんぶんこ」
ご活用ください。

投稿数が1500を超えているため「あつこのnoteの歩き方」を説明しています。 https://note.com/atsuko_writer55/n/n30e37e8ac4dc マガジンをフォローして、もっとあつこのnoteを楽しんでくださいね。 noteのお友達、大好きです!