![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/148979226/rectangle_large_type_2_298fa7586cab129e0167d41e0c6c3bac.png?width=1200)
戦略的撤退|休む勇気
うつ病から復職した後、体調のコントロールが最も大きな課題となります。体調が悪くなることは誰にでもありますが、特にうつ病を経験した人にとっては、無理をすると病気が再発したり悪化したりするリスクが高くなります。
そこで重要なのが、「休む」という選択です。
私はこれを「戦略的撤退」と呼んでいます。今回は戦略的撤退についてお話しします。
休むことが必要な時はある
継続して働くためには、時には休むことが必要になります。長期的な視点で見たとき、ここで休むことが最善であるならば勇気を持って戦略的に撤退しましょう。あなたは自分を指揮する司令官です。
![](https://assets.st-note.com/img/1722292944527-BgQswDOwuR.png?width=1200)
撤退判断に迷ったら
撤退の判断に迷ったときは、自分に次の質問をしてみてください。
再発しても良いのか?
再び休職することを望むのか?
現在の体調で続けられそうか?
傷は浅いうちに治したほうが楽ではないか?
回復してから働いたほうが生産性が高いのではないか?
不調が続くとさらに辛い思いをするのは自分ではないか?その辛さに耐えられるか?
これらの質問は、あなたが無理をしないためのガイドラインです。
仕事を休まないことは迷惑
うつ病になるまで働き続けた人は、責任感が強い傾向があります。そのため、仕事を休むことに罪悪感を感じるかもしれません。
しかし、もう一歩踏み込んで考えてみてください。もし今休まずに働き続けた結果、病状が悪化し、長期間の休職が必要になったり、復職後も周囲からの配慮を必要とする状況になったりした場合、もっと周りの人に迷惑をかけることになるのです。
「仕事を休んだら迷惑」という考えを捨て、「今、仕事を休まないともっと迷惑をかける」と考えましょう。これが、あなたにとっても周りの人にとってもベストな選択肢であると。休む勇気を持つことが、長期的な健康と仕事の継続に繋がります。
あとがき
これを読んでいる方で、「体調が悪いから休んだことがある」という人はどれくらいいるでしょうか?インフルエンザやコロナなど、分かりやすい病気で休んだことはあっても、名前のつかない体調が悪いという理由ではないのではないでしょうか?
休むことはとても勇気のいることです。しかし、一度休んでみてください。最初は罪悪感を感じるかもしれませんが、次第に休むという選択をした自分を肯定できるようになります。みなさんが休めるようになれますように。
今日はここまで!最後までお読みいただきありがとうございました。
復職やうつ病後の働き方・生き方に関する記事をまとめています↓
X(Twitter)もやっています↓
【自己紹介】
— あつき@うつ病会社員 (@atsuki_pro) August 29, 2023
⚫︎年表
2018年4月:入社
2018年8月:忙しい部署に配属
2019年4月:鬱の症状が出る
2019年9月:うつ病と診断される
2020年6月:1回目の休職
———1ヶ月間の休職———
2020年7月:1回目の復職
2020年8月:2回目の休職
診断名が双極性障害に
———8ヶ月間の休職———
2021年4月:2回目の復職…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?