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復職の準備が大事なワケ

こんにちは!うつ病会社員のあつきです。

今回から復職に関する記事を投稿していきます。30分くらいでさくっと書くので、読みにくいかもしれませんがお付き合いください。

復職後に継続して働くのは難しい

Xでいつも言っていることですが、僕は『復職前の準備が大事』と考えています。

理由はシンプルで、うつ病の復職者は病気が悪化(もしくは再発)し再休職する人が多いからです。

いくつかデータをご紹介します。


  • メンタル不調の復職者で再休職した人の割合は、復職日から6ヶ月で19.3%、1年で28.3%、2年で37.7%、5年で47.1%であった。また、再休職の発生割合は復職後1年に57.4%、2年に76.5%と集中していた。(*①)

  • 復職に失敗した経験がある人は53%(*②)

①…主治医と産業医の連携医に関する有効な手法の提案に関する研究(平成28年度 総括・分担研究報告書
②…X(Twitter)でのアンケート


一つ目のデータ
「復職後5年以内に約半分の人が再休職した。特に復職後1、2年に再休職する人が多かった。」ということですね。

二つ目のデータ
X(Twitter)でのアンケート結果になりますが、半数の人が復職に失敗したことがあると回答しています。

この二つのデータを見れば、復職後に再休職せずに継続して働くことは難しいと分かると思います。

再休職をしてしまう理由

ではなぜ復職後に再休職をしてしまうのか?
僕は復職前に準備をしていないからだと考えています。

ここはいろんな意見が飛びかうところですが、僕個人の経験談からもXやリワークで交流している人と話していも、その一言に集約されると思っています。”復職後に継続して働いている人”と”再休職している人を見ていると気づきますが、復職前の準備量が違います。

ここまで読むと、復職に失敗している人は準備をしていなから悪いんだと感じてしまう人もいると思いますが、準備なしで復職してしまう人の気持ちは痛いほど分かります。僕も準備なしで復職にのぞんだ一人ですから。みなさんそれぞれ事情があり、復職しないといけない状況に追い込まれていきます。

再休職したらどうなる?

何度もお伝えしている通り、準備なしで復職しても再休職する可能性が高いです。みなさんに準備なしで復職することを踏みとどまってもらうために、復職に失敗したらどうなるかをお話しします。

一つ目。
「再休職しなければいけない」状況は、働くことができないほど体調が悪化しているということです。つまり再休職後は治療をやり直すことになります。

復職にたどり着くまで、治療に長い時間を費やしてきたと思いますが、これが振り出しになります。ツライ治療をもう一度経験しなければいけません。

ダメ押ししておくと、復職した人は「もう休職することはできない」という意識が強いため、休職ラインを超えても無理して働き続けます。その結果、病気の症状のワースト値を更新して再休職することが多いです。振り出しどころかもっと状況が悪くなっています。

二つ目。
これは経験者の感想になりますが、再休職の絶望感は半端ないです。1回目の休職よりさらにツライ休職期間におそらくなります。

自信もなくなります。次の復職が怖くなります。もう一生働けないかもという恐怖がつきまといます。

再休職すると1度目の復職よりもハードルが高くなることは覚えておいてください。みなさんにはこの絶望感を味わってほしくありません。

復職は準備が大事

結論は「復職は準備が大事」です。
復職は準備がすべてだと思います。

みなさんは僕のように何度も休職を経験してほしくありません。僕のようにならないように、しっかり準備して復職してに臨んでください。

復職に向けた準備についてはこれから書いていきます。

今回はここまでです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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