【うつ病】セカンドオピニオンに行った話
僕は3回目の休職中にセカンドオピニオンを受けました。治療が長期化し主治医に不信感を持ち始めたからです。今日はセカンドオピニオンについてお話しします。
セカンドオピニオンとは
セカンドオピニオンとはその名の通り「第2の意見」を他の医師からもらう事を言います。
ここからは僕が感じたセカンドオピニオンのメリット・デメリットを箇条書きします。
セカンドオピニオンのメリット
①主治医の治療方針が正しいか第三者の意見を聞けます。正しいと分かれば主治医への不信感は消え、正しくなければ転院を検討するきっかけになります。
②第三者からアドバイスをもらえます。患者だけでなく主治医へのアドバイスも含まれます。第三者の意見で治療が大きく好転する場合があります。自分はセカンドオピニオンの意見をもとに主治医が薬を変更し病気の治療が一気に進みました。
セカンドオピニオンのデメリット
①主治医に推薦状を書いてもらう必要があります。主治医になんて思われるか気になり、結構言い出しにくいです、、、。(主治医に露骨に嫌な顔をされたと言う人を見たことがあります。そりゃあ、主治医からしたら気分は良くないですよね。)
②お金がかかります。推薦状を書いてもらうのにもセカンドオピニオンを受けるのにもお金がかかります。セカンドオピニオンは保険が適用されないため高額になります。自分が言った大学病院は3万円超えでした、、、
③セカンドオピニオンを受けるまでに時間がかかります。セカンドオピニオンでは病気発症の経緯、これまでの治療の流れなどヒアリングに長時間が必要です。医師の時間を確保するため予約日がだいぶ先になります。自分の場合は、予約して受けるまでに1か月かかりました。また主治医に推薦状を書いてもらうにも時間が必要です。
セカンドオピニオンを受ける流れ
セカンドオピニオンを受ける病院を探す。
主治医に推薦状を書いてもらう。病気発症の経緯、これまでの治療、患者の病状、現状等。
セカンドオピニオンを予約する。予約後に推薦状や書類を提出。
セカンドオピニオンを受ける。
セカンドオピニオンの結果を主治医に報告する。セカンドオピニオンの医師から主治医宛に意見書を受け取る。その意見書をもとに主治医と今後の方針を話す。
セカンドオピニオンを受ける価値がある人
主治医に不信感を持っている人
治療が長期化している人
自分の場合
僕がセカンドオピニンを受けた結果はざっくりこうでした。
セカンドオピニオン医師の治療に対する見解
主治医の診断内容は正しいと思われる
治療方針も正しい
薬の調整も上手である
セカンドオピニオン医師からの意見
これまで通り治療を継続すること
1個試してほしい薬がある
正直、これを聞いた時はガックリでした。他の医師であれば何かしらの打開策を教えてくれると思っていたので。試してほしい薬だけが唯一希望の?情報で、主治医に相談し処方してもらうことになりました。
3ヶ月くらい経過したあたりから回復に向かいました。3ヶ月も空いているのでセカンドオピニオン医師の試してほしい薬が効いたかは謎です。
個人的な感想
受けると決めたらすぐに主治医に伝えると良いです。主治医に推薦状を書いてもらい、予約し、、、と想像よりも受けるまでに時間がかかります。
主治医に率直にセカンドオピニオンを受けたいと伝えましょう。言いにくいですが、第三者の意見も聞いてみたいと伝えれば分かってくれます。そこで露骨に嫌な対応をする主治医であれば、それ自体で転院を考えてもいいかもしれません。どうしても言いにくい場合は家族にすすめられたと言うのもありかも
セカンドオピニオンの意見は真摯に受け止めましょう。主治医に不信感を抱き受けたものの、セカンドオピニオンで主治医の治療は正しいですと言われる可能も十分あります。その時はしっかり受け止めましょう。
セカンドオピニオンには大きな大学病院がオススメです。小さなクリニックだとヒアリングに十分な時間を取ってもらえずセカンドオピニオンの意味がなかったなんてことになりかねません。大学病院であれば最新の科学的知見を持った医師が十分な時間を確保して見てくれる可能性が高いです。
おわり
セカンドオピニオンの体験談を書きました。治療が長期化してくると主治医に不信感が出てくるのは当然のことだと思います。しかしここで病院を変えてしまうのはオススメできません。自分のこれまでの病状を一番知っているのは主治医だからです。新しい病院に変えると、またゼロから自分の事を話さないといけません。そのため病院を変える前に、まずはセカンドオピニオンを受ける事をオススメします。
今日はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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