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常連になって、「いつもの!」って言ってみたい。

こんにちは。

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

ご飯を食べにお店に入って、

「いつもの!」

という人を見て、かっこいい!と思っていた時期がありました。

そう、いわゆる常連さんです。

常連さんって、いつから常連さんと呼ばれるようになるんでしょう。

何回通えばいいのでしょう。

常に通うということは、リピーターです。

気に入ったから、また来たわけです。

過去に足繁く通ったお店がありました。

商業施設の中の忙しいサロンで働いていた時のこと。

「通りすがりの新規のお客様を取りこぼすな!」

という厳しい風潮の中、お昼休憩もままならずサロンワークをこなしていました。

飛び込みのお客様が来たら、すぐ店に戻れるようにお昼は隣の隣の喫茶店で食べていました。

でも、ここの喫茶店美味しかったのは確かなのですが、何が美味しかったのか、何が好きだったのか全く思い出せません。

(パスタかサンドイッチを食べていた事は確かです。)

1番、記憶に残っているのは、マスターの
「また、作り直しますよ。」という温かい言葉でした。

いつも食べている途中で携帯電話がなるという事が続き、残すのが嫌だったわたしはマスターに

「後で戻ってきて食べたいので、取っておいて下さい。」

とお願いしていました。

そのたびにマスターは

「いや、作り直しますよ。」

と言ってくれるのです。

いつも、ひとりでも落ち着く席に案内してくれ、急ぐわたしにさっと料理を提供してくれ、携帯電話がなると

「ああ、今日も忙しいんだね。」

という心配そうな顔をしてくれていました。

今思い返せば、出された料理を途中でやめて出て行くなんて失礼な事をしていたなぁ。と思います。

お金を払っているんだから大丈夫
仕事で忙しいんだから仕方ない

失礼なことをしてると気付きながら、それなりの理由があるんだから許されると思っていました。

こんな態度のわたしにすごく良くしてくれたマスター。

本当はお店が近いから通っていたわけじゃなかったのかもしれません。

忙しくていっぱいいっぱいだったわたしは、優しいマスターに甘えて、いつの間にか常連になっていたのです。

常連さんというのは、自分も嬉しいし、お店側も嬉しいものです。

ラーメンが大好きな友人が、とあるラーメン屋さんに毎日通ってた時のこと。

マスターに

「兄ちゃん、ラーメンばっか食べてないで、たまには他の店のものも食べなよ。」

と言われたそうなのです。

「何だかそんなこと言われたら、通いにくくなっちゃってさ。」

この話を聞いた時にマスターは友人の健康を気遣ってるんだなぁ。と思いました。

自分のお店に来てくれるのは有り難いけど、栄養が偏ってないか心配してしまう。

自分のお店の常連さんだからこそ、健康に気をつけてほしいと思ったのでしょう。

なかなか言えることではありません。

こんなお店が近くに一つでもあると、疲れた時や元気のない時にエネルギーチャージできますね!





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