見出し画像

10年以上前のカニ缶を食べてみた

どのご家庭にも一個はある、大事にしすぎて食べる機を逸した良い缶詰。
我が家も例に漏れず、ミスターカニ缶は缶詰置き場に置かれ食べられる日を長く夢見ていた。

状況が変わったのは2024年2月。
酒を飲みながら見ていたテレビ番組で、元嵐の相葉くんたちがカニを食べている。それをみながら厚木という1人の男が呟いた。
「うちに古いカニ缶あったよね」

探し当てたカニ缶をご覧頂こう。


ニッスイの缶詰。製造年月は不明


すっかり錆び果て、ラベルには長い月日を思わせる汚れが目立つ。消えかかりながら辛うじて読めた賞味期限と思しき刻印には2012の数字。酔いによった頭で缶切りを探し、いざ開封。

おお~~~~うわクセぇ!金属のような磯のような……海釣り公園の匂いだ!!!!

あれ?


意外とイケそうじゃね?

こういう見た目のアイス食べた事ある。匂いはカニ……だが、悪い意味で匂いが強い。カニ缶でこんな匂いするか?



あ~~~~~~~~~~~ヤバいか?流石に。
金属の缶が内側がこんな感じで融けているのだ。溶け出してんのか?

とりあえず身をひとつまみ……普通のカニ。とくに臭くもない。
だがこいつをそのまま食べるのは、さっきの海釣り公園の匂いの記憶が躊躇される。
となれば熱だ!熱を遠そう。

レシピを調べると、さすがニッスイだ。


いい感じのがあった。ニッスイありがとう、うまそうなレシピだ。バターを混ぜ混ぜして加熱し、仕上げにネギ、醤油、七味を垂らす。

ちなみに、融け出した缶の内装?金属を恐れ汁は入れずに身だけを入れた。

見た目はご容赦頂きたいが、イケる!
美味いマズいではない。"イケる!"だ。

懸念される臭さの一切をバターが包み、ネギが殺し、七味と醤油が全力でうまさをサポートしている。
身も蓋もないことを言うが、つまりはバター醤油なのでマズくなりようがない。これは…良い。
日本酒が止まらんぞ!




みんなもやってみろ!!!!じゃあな!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?