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妻が「子どもと自分の同一視」に気がついた話

子どもを怒りたくないのに怒ってしまう。

もう怒らないと決めたのにまた怒ってしまい、自己嫌悪のループにはまる。

子育てをしているとそんなことってありますよね。うちもしょっちゅうです。

うちの場合、長男次男(8歳)が双子なので、小さい頃からどちらかに愛情を集中させることがむずかしかったんです。

そんなこともあってか、最近は長男のぐずりがひどくなり、つい妻が長男に怒ってしまい、するとさらに長男のぐずりがひどくなるという負のループが起こっていました。

以前からちょくちょく起こっていたのでなんとかしたかったのですが、普段の夫婦の会話のなかでこの話をしてもうまく解決できないんです。

なにが原因なのか?どうすればいいのか?

という深いところまで降りていけないんです。

そこで、先日、夫婦会議アンバサダーに就任したこともあり、せっかくなので「夫婦会議ノート」を使って夫婦会議をすることにしたんです。

すると、30分で悩みが解決したんです。

子どものぐずりがまったく無くなったわけでもないし、妻とぼくがまったくイライラしなくなったわけでもないけど、妻が子どものぐずりに以前ほど反応しなくなり、家庭の中は落ち着いたものへと変わったんです。

妻が子どものぐずりに怒ってしまう理由とはなんだったのか?

ぼくらが行った夫婦会議の内容とは?どうやってやったのか?

詳しく書いていきますね。

子どもたちを寝かした金曜日の21時。ぼくらはダイニングに集まり、お香に火をつけました。

最近、妻がお香にハマっており、気持ちを落ち着かせたい時によく使っているんです。

気持ちをリラックスさせるために、あえてお香をつけました。

妻の好きなお香(というかお線香)

次に、こちらが夫婦会議ノートです。

指で押さえているところに名前が書いてあります

ノートを開くとこんな感じです。自由に使えるスペースがかなりあります。

今回の議題は「長男のぐずりにどう対応するか?」、目的は「長男がぐずった時に妻が疲れないようにすること」と設定しました。

と、その前に赤ワインを用意しました。ぼくらは、毎週末の夜は二人で晩酌して、おしゃべりをするという習慣があるのです。

実は、晩酌と夫婦会議のどちらをするか迷ったのですが、一緒にやっちゃうことにしました。

安くて美味しいワインを探すのが最近の趣味です

「なんで、長男はぐずりやすいんだろうね?」と、ぼくが妻に言葉を投げかけ、妻から出てくる言葉をぼくがノートにメモしていきました。

どうも、長男はぼくが家にいない時はぐずらないそうなんですね。

洗濯物をたたんだり、洗い物を片付けたり、率先してお手伝いをしているようなんです。

お手伝いというより、「ママを支えよう」としていると、妻には見えるようです。

パパがまだ帰ってこないので、ママが一人で家事をするのは大変だから、「ママを支えないといけない」という思いが、長男にはあるようです。

だけど、ぼくが家に帰ってくると、急に安心して気が抜けて、感情のままにぐずってしまう。

つまり、長男が悪いわけではなく、普段から気持ちを出せていなくて、その反動が「パパが家にいるときのぐずり」として表出するようです。

妻は「これは私の(長男のぐずりへの)受け止め方の問題」と言います。

他の子どもがぐずっていても、ドラマを見ているように心がかき乱されることがないそうなんです。

だけど、長男だとそうはいかない。おそらく、次男と三男と比べても、妻は長男により反応しやすいんです。

それはなぜなのか?

夫婦会議ノートを書き進めていくうちに見えてきたものは、思ってもみなかった事実でした。

妻との夫婦会議の議事録

長男次男が生まれた頃、ぼくは今のように家にあまりいませんでした。

朝早く(5時くらい)家を出て、19時くらいに家に帰っていました。毎月1週間ほど海外出張があり、妻には大きな負担をかけていたんです。

ぼくが家にいない分、妻は子どもたちに対する愛着がどんどん強くなっていったんです。

特に、自分と性格が似ている長男には、より愛着を感じていたと言います。これは今でもそうかもしれません。

妻は長男を「自分の分身」のように感じていたんです。

自分と同じ存在だと感じていた。

さらにいうなら、長男を自分の家来のように感じていた。

「家来」というのは激しい言葉ですが、最近、妻は大河ドラマにハマっているので、例え話に歴史物が多いのです。

つまり、妻は長男と自分を同一視していたんです。

ここまで分析できたことで、妻はだいぶすっきりしたようです。

長男は自分と同じ人間ではないし、恋人でもない。

長男のことは大好きだけど、もうちょっと冷静に見るようにしよう。

そう思えるようになったようです。

この会議をして3週間が経ちますが、妻の長男への対応は穏やかなものに変わり、長男のぐずりも少しだけですが、以前よりは減ってきたように感じます。

夫婦会議ノートを使うまでは、妻が「会議」という固い言葉に身構えるんじゃないかとか、話し合いが終わらないんじゃないかとか、結論が出ないんじゃないかとか、色々と不安だったんです。

だけど、お香やワインを用意することで空気を柔らかくでき、話し合いは思っていたよりもスムーズに進みました。

「話し合い」とか「会議」って、その言葉が持つ硬さに緊張するけど、「おしゃべり」というか「会話」の延長というか、そんな雰囲気で話を進めることができたんですね。

もしかしたら、それが「対話」だったのかもしれません。

夫婦会議ノートを発売するLogista(株)による「会話」と「議論」と「対話」の定義

ぼくとしては、モヤモヤを言語化し、次へのステップにつなげることができたので、それがとてもよかったですし、なんというか、ちょっと楽しかったんですね。

ぼくら二人を覆っていたモヤモヤがくっきりと形になり、その正体を捉えられたこと、そして、明日からのぼくらの日常がより良いものになるであろうという実感を感じられたんです。

「夫婦会議」という言葉に、ぼくも妻も緊張感を感じていたけど、これはやってよかったです。

夫婦会議についてより詳しく知りたい方は、こちらの公式サイトが詳しいので、ぜひチェックしてみてください。

▼『夫婦会議®︎』の詳細はコチラ
https://www.logista.jp/fufukaigi/

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あと、ぼく以外の方も「世帯経営ノート」や「夫婦会議ノート」の体験談をこのマガジンに書かれていますので、口コミを読みたいなという方にはおすすめです。


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