見出し画像

~戒め~ なんか覚えている中学生の頃の1場面。

すごく昔の、例えば学生時代の大した事のない1場面を思い出して、「なんでこんなことを覚えているんだろう?」となることが、たまにある。

大抵は、あのときこうしていればよかったなーと、自分の中で心残りがあることだ。


中学生のとき。

わたしは、中学生のサッカー部でキャプテンをやっていた。大した実力ではないのだが、当時は選抜に選ばれたこともあり、プライドが高かった。


あるとき体育館での練習に、コンサドーレ札幌の下部組織に所属している、1学年後輩の子が遊びに来た。

その子がゴール前でボールを受けて、ワンタッチで振りむきざまにシュートを打った。

ターンからシュートまでのスピードが凄まじく早く、技術力の高さとバランス能力、体幹の力に驚愕した。コーチなどの大人たちも、そのプレイにざわざわした。

レベルがちがかった。


そして、後悔しているのは、ここからだ。


わたしはその日、その子に話しかけることが出来なかった。

圧倒的な実力差を見せつけられたわたしは、その子と自分を比較してプライドが傷つくことを無意識に恐れて、距離を置いていたのだ。


あのとき。

その小さなプライドを捨てて、「本当にじょうずだね。おれ、もっとうまくなるためにはどうしたらいいと思う?」と質問が出来なかったことを、後悔していて、いまでも思い出す。


こういう小さなプライドで、自分が飛躍的に成長できるチャンスを、自分が気づいていない分を含めて、わたしはみるみる逃してきている。

きっと、これからも。





この記事が参加している募集

#振り返りnote

85,089件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?