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日常のチクッとすること

現在、モロッコの比較的小規模の都市に住んで3ヶ月ほどになる。

まわりに日本人はおろか、アジア人もいない。
望んでいなくても、注目の的になってしまう。

ダル絡みされて、面倒くさいことも多い。


このダル絡みが、あらためて結構むずかしい。

住み始めて最初のほうは気にならなかったのだが、むしろ最近、少しイラッときてしまうのだ。


あいてからしたら、悪気はなく、珍しさや興味本位でちょっかいを出してきていることが多い。

あいてにとっては、わたしにちょっかいを出すことは初めてのことで、ご挨拶のジョークくらいの認識だろう。

だがわたしにとって、そのようなちょっかいやジョークは、もう3ヶ月間ずっとこすられ続けているネタだ。


そうなると、どうしても「またこいつらか、、、」イラッと来てしまうのだ。

だがあいてからしたら、わたしとの絡みは新鮮なわけで、こちらのこのような事情なんて一切考慮するわけない。

それを頭で理解しているから、キレたりとかはしないけど、無愛想になったりする。


そして、これは住み始めてから気づいたことなのだが、こういう環境下で過ごしていると、自分が日本人であるということをどんどん、強烈に意識する。

あいてが変わるのではなく、自分が変わっていくことによって、今までは看過できていたジョークも、少しチクッと来てしまうこともある。


頭で理解はしていても、感情はそれに先立ってしまうなぁ

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