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嵐をくぐり抜けた先に、まるで奇跡のように「夢」がかなった話

こんにちは、清水です☀️
先日、と言っても早くも3ヶ月が経ちますが、富士山麓の山中湖に移住しました。

もともと東京で生まれ育ち、その後信州へIターン移住した僕たちでしたが、今回もまた、ただの引っ越しではなく、あらゆることが次なるステージへ移行するという意味で、より積極的に”移住”と書きました(^^)

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そもそも今回、僕たち家族が移住することになった背景には、こんなことがありました。

コロナのことを直接の”きっかけ”に、自営でゼロから作り上げてきた仕事が転覆。そして同時に、それまで暮らしていた家を出なくてはいけなくなってしまったのです。

まだ幼稚園にも入らない小さな子どもを含めた家族での暮らしの”基盤”となっていた家と仕事が無くなるということで、僕たち家族は、文字どおり「すべてを再構築する」必要に迫られたわけです‥(笑)


でも、そんな状況に対して、僕や妻は「大いなる希望」をもっていました。
実際にはもちろん色々本当に大変でもありましたが、そういう展開を楽しんでさえいました。

それは今起こっていることが、次なる「新しいステージ」への幕だということがわかっていたからです☀️

今ある現実が、いろいろな方向からガラガラと音を立てて崩れていく。
それは人によっては「耐えがたい恐怖」になってしまうことかもしれませんが、僕らは、しっかりと目を見開いて、”旅”をはじめました。


そう、それはまさに”旅”。

必ずやどこかに待っている「新しい家」を探すことはもちろん、そこへたどり着くために、自分たち自身が、新天地を求めることを通して「新しい自分」へと変わっていく。

遡れば、これはコロナ以前からずっと地道に取り組んできた「楽園を生きる」ための日々の積み重ねがあり、その上で具体的に起こってきたことでしたが、まぁそれが何であれ、思いもよらなかった形で、いよいよ冒険が始まったのです‥!


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家探しを始めるに際して、まず僕たちがやったこと。
それは一切の制約を取り払って、「自分たちの理想」を書き出したことです。

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今、あらためて見返してみると、なかなか大胆なことを書いています(笑)

・視界が開け、意識がパーンと広がるような場所
・見晴らしのいい高台/山麓
・外の世界に自分たちの世界が広がっていくイメージの場所
・星空がキレイなところ
・蚊がいない場所
・夏場にも35℃を超えない場所
・風通しがよく、湿気がたまりにくいところ

・日当たりがよく、気持ちのいい家
・広い庭があって、色々遊べる家
・家の内外をペイントしたりリノベーションしたり、自分たちの自由にできる家
・キッチンが広々と使いやすく、楽しく過ごせる家
・木工やエンジニアリングなど、色々な遊び/研究ができる工房付きの家
・リビング/ダイニングが広々とした家
・薪ストーブがあって、家全体が暖かい家
・柱など家の構造が見え、木の温もりが感じられる素敵な家
・天井が高い/吹き抜けがある家
・水回りがしっかりしていてキレイな家
・近くにきれいな湧き水があり、日々の飲料や食事などに使える家
・トイレとお風呂場がきれいな家
・自宅に温泉が引けて、毎日温泉に入れる家
・部屋がいっぱいあり、収納も多い、大きく広々とした家
・毎月の家賃などが負担にならない破格の金額
・家に隣接して、畑や田んぼをすることができる土地がある家
・前の住人の気が良く、棲んでる微生物たちも自分たちと調和/共存するような家

・周辺の道路が車があまり通らず、見通しもよく、子どもが安全にのびのび遊べる
・家から負担なく通えるところに、子どもにとって絶好の幼稚園がある
・近所や地元の人たちと気兼ねなく自然体で、気持ちのいい付き合いができる
・年内に新しい家が見つかり、決まる

(※並び替えたり、一部ことばを変えてまとめたりなど、少し整理しています)


正直なところ、世間一般からするとほとんど何も”持っていない”僕たちが掲げるような条件ではないのかもしれないのですが、そんなことは関係ありません(笑)

最初に書いたように、何かを成したいときには「一切の制約を取り払ってコトに臨む」のが大事で、実はそれは日々の生活でも同じだと、僕は思っています☀️


ただ「一切の制約を外して」と偉そうに言ったものの、その時は外しているつもりでも、後になってみれば、無意識に自分の”枠”に縛られていたということは往々にしてありますね‥(笑)

人は誰しも、自分の世界(秩序)を形成するために、一定の枠組みを必要としていて、言わばその”檻”の中で生きているものです。
そして自分が「その内に入っている」ということには、たとえ気づこうとしても、なかなか気づけなかったりもします。

それは自分を守るものであると同時に、自分の限界にもなるもの。

だからこそ、僕たちは日々の出来事や直面する状況を通して、自分が何に囚われていたのかに気づき、マトリョーシカの人形が表しているように、それまでの小さな自分から、ひと回り大きな自分へ、そしてまたさらに大きな自分へ‥  と”変身”し、自由になっていこうとするわけです(^^)


今回のことで言えば、僕たちが無意識に”決めていた”ことが2つありました。

① 今の家から車で行き来しながら、家探しができる範囲のエリアで探す
② 空き家となっている戸建て(古民家など)を賃貸で借りる


現実として、

・自宅で生徒さんを集めて仕事をしている
・小さい子どもがいる
・引っ越しまで時間的な猶予(期限)が限られている
・資金面でまとまった支出は難しい

こういう状況のもと、「遠出もしながらゆっくり移住の地を求める」なんてことは出来ない中で、上に書いたような2つを前提に、具体的に家探しをはじめ、ひたすらに奔走しました。

自分たちが今いる長野県、それも車で日常的に行き来できる範囲で、新しい暮らしの拠点として良いイメージがあった、安曇野を中心とした北アルプスの山麓沿いのエリアで、「日々暮らす家」と「仕事やいろいろな活動の構想」と「子どもが通う幼稚園」のすべてが不可分に、まるでパズルのピースがぴったりと合わさり完成するような「家」を探し求めて。


子育てをしながら、それまでやってきた仕事をまっとうしながら、そして新しい形の仕事をゼロから構築する膨大な作業をしながら、残された限られた時間のなかでどこにあるかわからない理想郷を探す‥

来る日も来る日も、朝から晩までの忙しさはもちろん、自分の内外がめまぐるしく変わっていく、嵐をくぐりぬけるような日々でした。

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(たくさんのことを引き受け、一緒に走り抜けてくれた妻と、見えないところでたくさん”協力”してくれた子ども、そして色々な形で本当に多くを助けてくれた家族や見守ってくれた人たちに本当に感謝。)


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今回、新天地にたどり着くまでに「何があったのか」。

その詳しいストーリーは、ちょっとした小説にもなりそうな、本当にたくさんの、そして本当に深い色々なことがあったので、簡単にここで書くことは出来ませんが、

結果として僕たちは、自分たちが探していた場所とは「まったく違う場所」で、自分たちが思っていたのとは「まったく違う形」で、無事に新しい家を見つけることができました。


冒頭に列挙したイメージや願いが、びっくりするほど実現しているのみならず、自分たちの夢が「自分たちの想像をはるかに超える形」でかなったということに、本当に奇跡を感じています。

そして、いざ実際にここで生活を始めて、「あぁ、だからここだったんだ‥」と、自分ではちゃんとは気づいていなかったけれど、本当の部分では願っていたことに深く気づかされることもあります(^^)


「楽々ハッピーで夢がかなっちゃった」というわけにはいかず(笑)、上に書いたように、”この場所”にたどり着くためには、この家探しを通じて、自分たち自身が本当に新しく生まれ変わっていく必要があった。

そのためには、大きな勇気が必要なこともあったし、いつかは片付けないといけない人生の宿題とも言うべきものに、真っ向から向き合わないといけないようなこともあり、大きな痛みも多々伴いました。

”次”へと進むためには、「安全なところ」にとどまっているわけにはいかなかった。
このような後のない状況でなければ、大胆にやり遂げることが出来なかったこともたくさんありました。


僕は僕で、妻は妻で、そしておそらくは娘は娘で(笑)、それぞれに、自分や自分たちの人生をやり遂げていくために、今回のような局面が必要なワンシーンとしてあった。

そういう確かな手応えが、今、これを書いている僕の胸のなかにあります。

すでに引っ越してきた直後から、ひと息つく間もなく色々なことが起こり、色々なことが展開していますが(笑)、この地/この場所から、幕の上がった新しいステージをますます楽しんでいけたらと思っています☀️(^^)


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最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!これからも、いい記事を届けていけるよう励みたいと思います🤗⤴︎