【前編・兼秋例レポ】2023秋・4泊5日東京遠征滞在記録【史上最大最悪のやらかし!】
前書き編はこちら。
11/11(土)(1日目)
バイトが終わったらまっすぐバス乗り場に向かうため、この日は家の人の車で送迎をお願いする事に。さすがに原付じゃ無理です。仮に荷物がリュックひとつで済んだとしても、そもそもバス乗り場の駐車場には原付は停められないっぽいし。
車に荷物や履き替える靴を予め積み込んでおいた上で出勤、勤務開始。職場が職場なので土曜日は当然忙しい…と思いきや、この日はそこまででもなく平和。そもそも今の時期はいわゆる閑散期なので、そんなに珍しいことでもない。
比較的楽に仕事はこなせたが、最近増えた途中からの謎のメンタル急落などもあり、コンディションはかなり落ち込んだまま勤務を終えた。後々への漠然とした不安を覚えつつ、迎えに来てくれた家の人の車に乗り込み、中で靴を履き替えたり身支度を整えつつバス乗り場へ。
しばらくして予定通り東京行きのバスが到着。土曜日とはいえ、夕方の時間帯発の便なので席はガラガラである。そういう意味でも前日入りにして良かったなと感じる。
トイレ休憩で降りたSAの売店で売ってた焼きホタテの誘惑にあっさり負け、650円の浪費。いきなりこれだよ。
元々とある動画の影響でホタテ食いたい欲が高まってたのと、この日は朝からまともなものを食ってなかったのが敗因か。加えて夕飯時というこの時間帯だからこその……いやそもそもそういうのを自制しろって話なんだけども。
前書き編にも載せたラジオをBGMに雀魂をプレイして到着までの時間を潰す。うーん、どうにもアガれない。聴牌にすら至れない。そもそも配牌がカスすぎるのばっか。もっと考えながら打つべきなのだろうけど、どうしても遊んでる中で脳死状態になる事がしばしばあるのだから、やはり自分は自分で思っているよりも遥かに頭が悪いのだろうな…と常々思う。でもたまにアガれるとそれだけで気持ちよくなれるのでやめられない。
ほとんどスプラと同じパターンだが、こっちは現状特に勝ち数とかを全く気にせず遊べてるので、メンタルヘルス的にはまだまだ圧倒的に健全な方である。
運悪く三郷JCT前後の渋滞に直撃し、予定よりそこそこ遅れながらもなんとか到着。早速一日目から夕飯を食べに行こうと予めアポを取り付けていた方がいたので、大量の荷物を抱えながら急いで京浜東北線に乗り込み、待ち合わせの大井町駅へ向かう。
今回の遠征滞在ではとにかく大井町駅がキースポットになっていた。
到着&合流。どうも同じ電車に乗ってたっぽい?
この日お会いしたのは、このnoteでも何度か名前を出してきた義也さん。色んな理由でアポ取りを躊躇ったりもしたが、思い切ってダメ元で掛け合ってみたところほぼ二つ返事で快諾していただけた。本当にありがとうございます。
安く済ませられるチェーン店で、という義也さんからの希望により、予め決めていた近くのサイゼへ。自分はいつもサイゼに行くと決まってディアボラ風ハンバーグ&ラージライス(たまに&何かしらの小皿料理)というパターンで固定されてしまっているが、今回はあえてそのパターンから脱却し、いわゆる1000円豪遊をしよう!という流れになった。
調子に乗って300円のスープまで余計に頼んでしまった。だからそういうとこだっての。しかし結果的には満足。冷えきった身体に染み渡る美味しさだった。
それぞれの食事を満喫しつつ、義也さんとは色々な事を話した。東京に出るまでの話、かつてのルームシェアの話、今の暮らしの話、仕事の話、お金の話、お笑いの話、などなど。
会う前に義也さんは「自分はあまり会話が上手じゃない方」と仰っていたが、そんな雰囲気は全く感じさせないほど明るく楽しく話されていた。少なくない借金をこさえてたり、家族とは関係があんまり良くなかったり、自分なんかよりもずっと苦労されてるのだろうけど、それでも今も何とか生きていけている。何度転んでもなんやかんやで笑って立ち上がれるその姿勢には、自分も見習うべきものがあるなと感じつつ、お話を聞いていた。
夜も更け、更に冷え込んできたところで駅に戻り解散。今後も互いに楽しく日々を過ごしていける事を切に願います。
そしてそのまま自分も電車に乗り、今回の滞在の拠点となる麻宮さんのアパートへと向かった。
重い重い荷物を引っ張りながらやたらとアップダウンの激しい地形を乗り越え、ようやく件のアパートに到着。予め指定されていた場所を調べると、ちゃんと鍵が置かれていた。
この日は麻宮さんが夜勤だったため、それで勝手に入っちゃってていいよとの事だった。…前の記事でも言及したけれど、顔も合わせたことの無い相手を自身の不在時に自宅に入れるって、かなり胆力というか度量というか、とにかくやっぱり本当に大丈夫なのか……?という気持ちは否めない。この度量のデカさについては義也さんもかなり同意していた。そもそもその誘いに疑いひとつ無く招かれた自分も、大概人を疑わなさすぎ信用しすぎなのだが。一応麻宮さんを信頼してもいい人だと判断した理由付けはちゃんと自分の中にあります。
開けるのにやたら力と勢いが必要な扉をこじ開け、真っ暗な玄関へ。とりあえず足元に気をつけつつ、指定されていた空き部屋(サムネ画像)に入る。
既に布団一式が敷かれている以外は何も無い。開きっぱなしの収納スペースに洗濯物を干すためのハンガーが放置されているくらい。これはありがたくお借りいたしました。
エアコンはあるが、リモコンが無いので使えない。が、そもそも5日間の間空き部屋を4〜5000円と超格安で貸してくれるというだけで非常にありがたいのだから、アレコレ文句を言える立場じゃない。WiーFiまで使わせていただけてるのだから尚更だ。…おかげで朝晩の寒さは結構堪えたが、これも甘んじて乗り切った。荷物はかさばったけど、いつもの半纏持ってきといて本当によかった……
ずーっと引っ張ってきた/背負ってきた荷物をどっかり降ろしてようやく一息いれつつ、ディスコで麻宮さんへ到着の報告を入れる。とりあえず鍵は滞在中持ってていいよと言われたので、分かりやすいようになんとなくリュックに付けていたキーホルダーを付け替えておいた。
時刻は23時半頃、このタイミングで一度財布と手提げ袋だけ持って外出。目的は近所のドンキ。ここで外食以外での食事を予め安く買っておこうという魂胆だったのだ。カロリーメイト4箱(まとめ買いで更にお得)と外出先での服薬用のペットボトルの水、ついでに持ってき忘れていたポケットティッシュ(高そうなやつしか置いてない…)で計900円弱。…パッと見結構高くついたような感じがするが、とりあえずこれで8食分はまかなえると考えればかなりお得…のはず。もっとも、この出費も実はここまで必要なかったかもしれないと後々知ることになるのだが…
しかしさすがは都会のドンキ。深夜でもそこそこ賑わってるし本当になんでも置いてある。ついつい見回ってたら1時間くらい経っていて日付も変わってたので急いで帰還。
帰還後、急いでシャワーを浴びるために共用のダイニングを通って風呂場へ。このダイニングから麻宮さんの部屋に通じる扉もあるが、当然そこはノータッチという当然のルール。…なのだが、その扉を塞ぐように置いてある傾いたサンドバッグ的なアレは一体なんだったのだろうか。他にも配信などで話に出ていたアレとかソレとか、例のプリントされた紙が貼られただけのお父さんの位牌など、色んなものがダイニングにも置かれていて、ああ、本当にあの麻宮さんの家なんだな…としみじみと実感したりしてた。いいからさっさと風呂入れ。
初めて見るタイプの給湯器のボタン操作に戸惑いつつも温かいシャワーを浴びる。冷えきった身体に染み渡る。ついでに出発前にシェーバーで剃ったら何故か荒れに荒れまくった脚のキズにも染みる。…ちなみに当然ながらシャンプー類とかシェーバーとかボディスポンジとかは自前のものを用意してきました。さすがにそこはね。
シャワーから出て着替えを済ませた後は、麻宮さんへの書き置き(何かあった時のための連絡先なども書いておくよう言われていたのでそれも含む)を書いてお土産や宿泊費と一緒に置いといたり、明日の日程・各サークルの頒布物とその価格の再確認、着替えの準備などを進める。
明日は8時半にビックサイト付近のコンビニ前集合。つまりここからだと一時間半くらい前に出発する必要があり、それまでに支度の準備する時間も考えると…6時半起きか。最近はここまでの早起きをしていなかったし、それでなくても目覚ましがなっても起きれないようなケースもままあるので、大丈夫かな…という不安もあったが、まぁ今までもこういう大事な時には必ず起きてこれたし、今回もきっとヘーキヘーキ、ワハハ。
いつものようにこういうところでは無駄に楽観的になりつつアラームをセットし、そのまま寝床に着いた。
…しかしこの時点で時刻は既に3時過ぎ。ここから取れる睡眠時間はせいぜい3時間半弱。いっそこれを見越して睡眠導入剤も飲まずにこのままオールしていれば、悲劇は起こらなかったのかもしれない。
11/12(日)(2日目)
妙に心地いい感覚だ。満足いくまで眠れているかのような…。満足…あれ、でも3時間半も寝れないんじゃ……
そこまで思考が回ってようやく目を開いた。しかしアラームにセットした放課後ねじまきダンス(ヘボット!OP)は鳴っていない。当然バイブレーションも無い。違和感と不安感と少しづつ感じ始めていた絶望が自分の内側でないまぜになりながらも、スマホを開く。
とうとうやらかしやがったなコイツ!!!!!
アルバイトや通所でさえ寝坊らしい寝坊をしたことは無かったのに、よりによって、よりによってこの日この時、このタイミングで…!!(なお後日バイトの日にも寝坊やらかしやがった模様。)『聞き逃した』とあるのだから、セッティング自体はちゃんと間違えずできたのだろうが、それが全く聞こえないほど熟睡してた事になる。つくづく、目覚まし音を認知できないという問題はどうすれば解決できるのだろうか……
ともかくこれで一気に目が覚めた自分は大急ぎでV層さんに連絡を入れ、慌てて身支度を整えて部屋を出た。こんな時に限って朝の冷たい雨が降る中、駅に行く途中でイヤホンを忘れたことに気づいてキッツイ坂道を戻るはめになったり、再度駅に向かいながらカロリーメイトを食して喉がカラカラのイガイガになったり、息を切らしつつ駅に着いたのでマスクをかけたらメガネが曇りまくって前が見えねェになったりと、あらゆる苦難を乗り越え、ひとまず東京側に出るための乗換駅にまでたどり着いた。昨晩も思った事だが、この辺に住んだら自ずと足腰が鍛えられそうだな。
乗り換えた電車で運良く席に座れたので、メガネにくもり止めを塗りたくりつつ現状を確認する。ナビタイムで確認した限り、とりあえずこのまま順調にいけばサークル入場時間にはなんとか間に合いそうだ。元々余裕を持ってサークル入場するために前日入りを決めたようなものなのにこの始末。本末転倒もいいとこである。
そういえばこの時点でサークル入場チケット(Webチケット)を引き換えてなかったので急いで済ませる……つもりが、なんか既にやったはずの電話番号認証がまた必要とか言ってきた。このタイミングで!?しかもSMS認証がまるで上手く通らない。電話番号も認証数字も合ってるはずなのに、ナンデ!?…と再び焦りまくったが、よく見たら数字が逆になっていた。やはり人間は本当に慌てているとしょーもない事でもミスるようになるものだ。自分のような人種は尚更である。
とりあえず無事にチケット引き換えを済ませ、サークル関係者のグループチャットで謝り倒しながら大井町駅でりんかい線に乗り換え。そのまま無事ビックサイトへたどり着く事ができた。そこからサークルスペースで合流するまでの記憶は全く無い。あまりの慌てっぷりで吹っ飛んだようだ。
とにもかくにも、無事に時間内に入場を果たしてサークルスペースに辿り着き、ようやくサークル主のV層さん、そして自分と同じく売り子の電磁レンチさんとくろさんと合流。電磁レンチさんは過去にもV層さんのサークルで売り子をされていたので一応面識はあったが、くろさんとは完全に初対面だ。
初手お辞儀の角度90°で謝罪の限りを尽くしたが、「ここにいる人らも1人しか待ち合わせに間に合ってなかったから気にしないで」「むしろそこに突っ立ってられると設営準備の邪魔なんで…」と冷静に諭される。そりゃそうだ。むしろ遅れた分設営準備で貢献しなければ…ってもうほとんどできてるし……
電磁レンチさんとくろさんはそれぞれご自身の頒布物を委託頒布品として用意されていた(特にくろさんの電子オルゴールは技術力ハンパねぇなと唸るレベル)が、自分にはそういう物が何も無く(一応用意しようと検討したりはしたんです!)、そういう気まずさもあり、ますます立つ瀬がない。こうなったら売り子の仕事はキッチリこなす事で挽回せねば…!
その前に、自分の用事として予め頼まれていた荷物を受け渡すため、相互のたるはさんの所へ挨拶も兼ねて訪ねた。東方原作の世界大会にも出場されたもの凄い方だ。無事に荷物を受け渡しちょこっと話してたら、そのまま開場を迎えてしまった。急いで自スペースへ戻り、売り子の仕事をこなす。
ところで例大祭サークル参加での今までの経験から、自分の場合イヤホンをして耳栓してないと(色んな意味で)耐え難い場面がちょくちょくある事は把握していたので、その旨はしっかり伝えた。有難いことに御三方ともに承諾していただけた上、くろさんからは予備として常備してるらしいノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを貸していただける事になった。
これがめっちゃくちゃ効果テキメン。ノイズになるような音はガッチリ抑えられ、それでいて近くの人の声はちゃんと聞こえる。ノイキャン自体は中学の頃にかけて使ってたウォークマンに標準搭載されていた専用イヤホンで体感済みだったが、ここまで進化していたものだったのか……自分もちょっと欲しくなっちゃうな。どうせ買うなら音もいいやつにしたいが。
ともかく、今回はこのイヤホンのおかげで終始快適にお手伝いをこなせたと言っても過言ではない。この場をお借りして、くろさんには特に深く感謝申し上げたい。
各々交代制で店番を回し、自分も合間合間で相互(ないしそれに近い関係)の方々にご挨拶に回った。以下、時間の都合上何名か抜粋した上でコメントさせていただきます。取り上げられなかった方々ごめんなさい、ゆるして。
adaptorさんはすっかり別名義で超のつくレベルの人気者になってしまったにも関わらず、自分に対しても以前と変わらず優しく接していただけている。本当に恐れ多くもありがたい限りです。これからもそのチャレンジ精神にはリスペクトしていきたい所存。
KZR(くじらと読む)兄貴とは実に数年ぶりの顔合わせ。変わらずお元気そうで安心したが、なんとなくダンディっぽさが増したような…。今回もいつもの美味しいポップコーンを頂きました。アレほんと美味い。恐ろしくなるレベルで美味い。
ぜーげんさんもいつも通りお元気そうで何より。adaptorさん共々、その節はお忙しい中大変ありがとうございました。TGSの件も含め、重ねて御礼申し上げます。(アクスタ盗難の件は災難でしたね…)
単眼さんと、今回はその売り子の砕氷さん。ちょっと前にTwitter上で単眼さん主催のある催しがあり、そこでパーフェクト賞をうっかり部外者の自分が取ったために無料で新刊本を頂ける事になっていたのだが、やっぱり何かしらお返しにプラスアルファすべきか…と考えた結果、非売品のアンテのステッカーを用意する事にした。気に入ってもらえるかやや不安だったが、とても喜んでいただけたようでホッと安心。砕氷さんも毎回お会いするのが特に楽しみな方の中の一人。例のオタク会でたまに自分に言及してくれているが、ちょくちょく気づきを得られるヒントになっているのでそういう意味では助かっています。
東風谷アオイさん。前回の春例ではアオイさんのサークルでお手伝いをさせていただいたのだが、誤解されかねない不用意な発言とか諸々で何かとご迷惑になってしまったかな…と未だに後ろ髪引かれる思いがあったり。しかしそれでもその経験があったからこそ今回のお手伝いに活かせてると思うので、そういった意味ではただただ感謝するばかりです。後あの時に"Universe"(当時のアオイさんの新刊。秋例のちょっと前のイベントで完売)を購入(同人誌即売会なのでこの表現は不適当なのだが、上手い言い換え方が浮かばなかったので…)しておくべきだったなという後悔もあり。なので今回の新刊はバッチリ購入させていただきました。同人の品は欲しいと思った時が買い時。
その他会場でご挨拶に伺った方々にも深く感謝申し上げます。毎度毎度ありがとうございます!
しかしここでひとつ反省点が。名札はやはり用意するべきだった。今回は別に手伝い役くらいだろうし、用意しなくてもいいか…と考えて持ってこなかったのだが、挨拶回りの時だけでなく、売り子やってる時だとしても、何も頒布してないただの手伝い役だとしても、結構あった方がいいという場面は多かった。…またちゃんとした名刺とか作っとくべきかな…
…しかし今回はやたら早い段階で完売してるサークルがまあ多いこと多いこと。自分もいくつかのサークルで目当てのブツを逃してしまった。やはり同人誌などを求めてやってくるような層もどんどん増えているという事だろうか。
なんやかんやで自身のサークル回りも終え、後は店番に徹するのみ。今のバイトでレジ対応もやってるのがこういう場面でも活きてくるのは、今の仕事やってて良かったなぁと強く感じるところ。
特に大きなトラブルも無く、無事に閉場時間を迎えることができた。後は撤収作業だが、こっちはしっかりやるべき仕事をこなしたつもり。片付けを済ませてビックサイトを後にし、そのまま事前にお誘いいただいていた打ち上げ会場へ向かうのだった。
りんかい線の駅前で、今回の打ち上げ主催者のKoCyan64さん達参加メンバーと合流。ほとんど初対面の方々なのでかなり緊張していました。
そのまま大井町駅まで移動し予約済みの店内へ。
クロダオサフネさんなど残りのメンツも揃い、お疲れ様でしたの乾杯。最初のドリンク注文で「とりあえずビール」をしたのも初めてだったかも。一応メニューは見たけどなんかもうめんどいし疲れてるしビールでいっかぁ!みたいな感覚だった。なるほど、確かにこれは自ずと皆そうするのも納得。
乾杯後に結構な勢いで飲んでってしまったので、あっという間に出来上がってしまった。もう真っ赤っか。おかげでやたら活弁になるわ何故かソニックについて熱く語り出すわいらん事まで発言しかける(というかほぼ言っちゃってた)わ…参加者の皆様、その節は大変ご迷惑をおかけいたしました……(土下座)
しかし他の方々の話を聞いたり、こういう場での交流というのもとても楽しかった。ああ、やっぱり人との生の触れ合いは良いなぁ……
……それはいいのだが、なんか場の話の流れ(というかほぼほぼ先程の自分の暴走が引き金)でお前が(次の例大祭で)同人誌を出すんだよ!みたいな流れになりつつあるんですが……え、マジで…?いや、それ以前に金の問題もあるけど、そもそも俺そんな本にまとめられるようなもの無いよ?せいぜい半分妄想として書き溜めてきた企画概要とかぐらいしか……いやもうそれでもいいのか?
なんだかやるとしてもまた誰かの力を借りまくることになりそうではあるが……ちょっとだけ真面目に考えてみてもいいのかもしれない。もちろん金銭面の余裕があればの話だが。(少なくともV層さんにとっては「それこそが自分にとって一番嬉しい恩返しです」との事。尚更やらないとやん…)
後どうでもいいが、自分のメガネの度数がかなりドギツい方である事が判明してちょっと凹んだ。金貯まったらレーシックとかしてえなぁ……いやでもPCも欲しいし免許と原付二種も…それ以前に上京費用が…………200万円欲しい!!!!!(謙虚)(謙虚ではないだろ)
縁もたけなわ、いつの間にか時間切れに。このままゆるやかに解散…と思いきや、まさかの二次会の流れに。金銭的にちょっと、いやだいぶ迷ったが、こういう機会滅多に無いんだし金もギリギリ間に合うだろう、行っちゃえ!と勢いのみで着いていく事に。
しかし結果から言えば、参加した事自体については大正解だった(これについては「そういう場にお金を使うのはまぁ大事だからね」と後々麻宮さんからも肯定してもらえた)。一次会もそうだったが、普段は気にしないような物事の、密度の高い色んな話が聞けたのはかなり刺激を受けられたし、ちょっと物足りなかった腹も焼き鳥のおかげで十分に膨れた。この日はずーっとまともに飯食ってなかったからね…。改めて、このような機会を設けていただいたKoCyan64さん(例の勘違いについては大変失礼いたしました…)、クロダさんをはじめ参加されたメンバーの方々、同じ売り子の電磁レンチさんとくろさん、そして今回のサークル参加にお誘いいただけたV層さんには深く感謝申し上げます。今度は他のコミュニティとの交流もしてみたいな……
……などと余裕ぶっこいてた筆者だったが、帰りの電車では内心かなり焦りまくりだった。打ち上げの場をしらけさすような言動をしていなかったかとか、変なことしたせいで嫌われたり悪印象持たれたりしてないよなとか、そういう過剰な自己嫌悪もそうだが、何よりその場の勢いで想定外の出費をしてしまったためだ。
前書きにも書いたように、今回の遠征滞在の予算は計算額ピッタリで出していたため、想定外の出費には対応できなかったのだ。
部屋に帰り、改めて今後の予算額を計算してみると……足りない。現金と普段使いの口座額とPayPay残高を足しても足りない!!これじゃあ帰りのバスにも乗れないじゃあないか!!!
ヤバいよヤバいよ、どーすんだよ、えっ、どーすんのこれ、えっ、なんでイケると思ってたの俺、バカなのか、バカだわ、という脳内の焦りをしばらくTwitterにそのまま垂れ流していたが、ちょっと頭冷やして落ち着こうと、一旦シャワーを浴びることにした。
早速脱衣場で服を脱いでいたところ……突然真後ろのトイレの扉が開き、振り返ると配信でよく目にしていた麻宮さんが目の前に現れた。初の顔合わせが下着姿。印象としてはかなりアレである。当然動揺する俺。つーかすぐ傍なのになんで入ってるって気づかなかったんだよ俺。
とりあえずその場で軽く挨拶を済ませ、細かい話はシャワーから上がってからする事に。あんまり待たせても悪いのでちょっと急ぎめに済ませた。故に頭が冷えきってなかったのかもしれない。
パジャマに着替えて改めてご挨拶。宿泊費プラスアルファとしてのお土産なんかもここでしっかりと渡した。ご飯大好きと伺っていたので、地元のお土産店からご飯のおともになりそうな物を選んできたつもりだったが、狙い通り喜んでもらえたようで良かった。
しかしここで麻宮さんからあるお願いが。曰く、
「布団セット一式をクリーニングしようとすると思った以上に高くついてしまう事が分かったので、代わりに新しく簡易的な布団セットを購入して用意した。その分の代金として(端数切り捨てて)6000円を宿泊費として支払いをお願いしたい」
…との事。
…これまた誤算だった。正直これに関しては(ち、ちょっと話が違くないすか…?!)とか、(そういう事は事前に連絡して伝えてくださいよ〜…)とか思ったりしてしまった(麻宮さんも「確かに前もって伝えた方がよかったね…」と申し訳なさそうにしていた)が、やはりこういった不測の事態というのは往々にして起こるものである(しかも立て続けに)し、それを見据えて余裕を持たせて備えていなかった自分が悪い事には変わりない。
しかし既に自分のTwitterでの慌てっぷりを見ていたらしい麻宮さん(最初に相談した時もそうだったが、結構普段からキッチリツイートは見ているらしい)は、「あの感じだと厳しそうだよね…」とちょっと悩んだ後、ある提案をしてくれた。要は「置いてくれてた4000円は一旦返すから、12月にお金が入ったらすぐに自分の口座にその分(6000円)を振り込んでくれればそれでいいよ」というもの。ついでに「ただし貸す条件としてこの件について配信の雑談ネタにさせてもらうね」とも。
……つまるところ事実上の借金である。一ヶ月未満の短い期間とはいえ、家族以外の第三者からお金を借りる形になる。前書きにも書いた通り、自分にとっては人として死守するべき最低限ルールを破るかどうかの瀬戸際に追い込まれてしまった…いやそれも自業自得なんだが。
…今書いてて気づいたのだが、こうしてあっさり感覚でお金を貸す提案をしてもらえたのも、既に連絡先を渡して把握されているからってのもあるのか。「返さなかったら配信しながら家まで取り立てに行くから」って言ってたし。それも含めて配信のネタにできるからってのも、あの人なら十分ありえそうな理由だが…
いずれにせよ、それに今更気づいた俺が想像以上にかなりのバカである事は明らかになったなワハハ!なんだかねんねんどんどんあたまがよわくなっていってるようなきがしてならないよぼく……
ともかく焦りのあまり冷静さと判断力を欠いていた自分は(最早、それしか道は無いか……)と、諦めの悪い自分にしては珍しく潔く、必死の思いで「……ホントごめんなさい、お願いします…!!」と頭を下げるに至った。
あーあ、やっちゃったねぇ。人としての信用と尊厳失っちゃったねぇ。何やってんだお前ェ!!!
ともかく、こうして目先の問題はひとまず解決したものの、モヤモヤとした罪悪感と自責の念に駆られながら寝床に着く事になった。なかなか寝付けなかったような記憶もある。
しかしこのネガティブな感情は翌日とある出来事により更に増幅され、そして奇妙なことに、それが結果的に滞在中の借金関係解消に繋がる事になるのである。
後編に続く。
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