見出し画像

仮面ライダーゼロワン 5/31放送回感想

公式の二次創作

本編の内容以前に、一番面白かったところは、今回の構成そのもの。
撮影ができない状況で、過去の映像を切り貼りしながら、別のセリフをアフレコして物語を再構築・・・!
真剣なのかネタなのか分からないが、制約がある方が面白いアイデアが産まれるという良い例では。

不破さんの自信を取り戻すために過去の記憶を思い出すシーン、滅亡迅雷のアジトで亡を復活させるシーンの使いまわしだから、なぜか迅も協力している感じになっているのもシュールだし。
迅の「いいところなのに、だまってろよ!」のセリフも、迅も一緒に不破の過去を見てると思うと笑える。

極めつけは最後の(元の場面はデルモ回)不破さんの転職相談www
これは完全にスタッフさんも面白がってるな・・・。

番組中の役のはずなのに、ちょいちょい役者さんのオーディオコメンタリーのようになっているのも面白い(「初変身だから堪能させろ」とか)。
キラメイジャーのキラトークも相当面白かったが、ゼロワンの、この作りも斬新で良かった。

撮影中のトラブルというのは、リスクとして想定しておかなければならないし、発生したときにどうリカバーするか、そしてより面白いものにするにはどうするか。一般の仕事にも当てはまる。

思い起こせば、仮面ライダー電王。あれは奇跡の作品だった。
ハナ役の女優さんの途中降板により、コハナという新たなキャラクターを投入したが、時間をテーマにした作品と合っていて、違和感を持たせることはなかった。
不測の事態というのは、もちろん無いにこしたことはないが、このような局面をいかに乗り越えるか、面白いものを作り届けようとする意志、そのようなスタッフの皆様の気持ちに感謝したい。

そして本編

我らが主人公、不破諌を振り返る。
最初のころはただの脳筋キャラだったのに、だいぶ深みがでてきたなあ…。
唯阿に対して「あの頃は仲が悪かったな」と言うセリフ。今は(一方的に)仲良くなったと思っているところも、不破さんらしく、単純で可愛い。

不破の12年前の記憶が嘘だったというのも、今思えば「大量のヒューマギアに襲われて、どうやって逃げたんだ?」とか「不破の両親は?」とかいろいろ疑問があるのに、それらをすっ飛ばして今に至ってるあたり、偽の記憶だったら説明がつく。

それにしてもバルカンのフォームチェンジは、アサルトウルフといいランペイジバルカンといい、改めて、どれもカッコイイな。
関係ないけど、ランペイジバルカンへの初変身シーン、イズはいつまで地面に寝そべってるんだよ…。なんかポーズもエロいし…。トットトニゲロ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?