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アトツギ学生のキャリアの選択肢を増やすため 【なぜアトツギ学生ゼミを開催するのか②】


5月13日から関東のアトツギ学生向けに、家業に関して体系的に学ぶゼミを開講します!


先日、noteにて「アトツギ学生ゼミを開催したい理由①」を書かせていただきました。

今回は、アトツギ学生ゼミを開催する2つ目の理由

「アトツギ学生のキャリアの選択肢を増やすため」

について書いていきます。


継ぐことで起こる変化を最大限活かす

家業を継ぐことの一番のメリットは

「継ぐことで家業に変化をもたらせること」

だと考えています。

家族経営企業では親から子に家業が継がれる時、経営者が年齢が30歳近く変わることになります。30歳も年齢が違うと、生きてきた社会も違うし、使ってきたテクノロジーも違う、もちろん根本的な価値観も違います。家業を継ぐことによって、先代の経営者に無かった、全く違う新しい風を吹き込むことができます。

これは家族経営企業にしかないメリットです。

家族経営ではない企業は、年齢が近い方に経営権が引き継がれることが一般的です。その際に、多少の変化は生まれると思いますが、ビジネスモデルがガラリと変わるほどの大きな変化をもたらすことは難しいでしょう。

したがって、家族経営の大きなメリットは「親から子に継がれることで家業に大きな変化を起こせること」だと言えます。

しかし、現状はどうでしょうか?


継ぐことのメリットを活かせてない

個人的には、多くのアトツギはこのメリットを最大限に活かし切れてない気がしています。

というのも、家業を継ぐまでのキャリアプランを考えようとすると、「とりあえずは、家業と同じ業界の会社に行って修行して、それから家業に戻る」となりがちです。自分自身もそうでした、、、

「家業と同じ業界で修行して、継ぐ際に大きな変化を生み出すことができるでしょうか?」

家業と同じ業界に行くことが正解とは限らないと思います。星野リゾートの星野さんのように家業と同じ業界で修行して成功する方もいらっしゃるので、一概には断言できませんが、、、

ただ、ここで言いたかったことは、自分自身もそうであったように、「家業と同じ業界に就職して修行する」ことが、アトツギにとって一般的な考え方になっていることに課題を感じていることです。


アトツギ学生のキャリアの選択肢を広げる

この課題を解決するためには、当たり前かもしれないけど、「アトツギ学生のキャリアの選択肢を増やすこと」が必要です。

そして、キャリアの選択肢を増やすためにアトツギのロールモデルに触れること、野心的、戦略的に継いだアトツギの事例を知ることなどが考えられます。

ですが、「アトツギのロールモデルや事例に触れる機会は少ない」と感じています。

「起業するためにベンチャーに就職した」「転職を繰り返して企業においてハイポジションを獲得した」など、バリバリのビジネスマンのキャリアプランは世の中に多く出回っています。

ですが、「学生の頃から継ぐために新卒ではこの業界に入った」「継ぐためにマーケティングを学んだ」などのアトツギのロールモデルとなるキャリアプランや事例は聞かないし、なかなかそのような方を見つけることができません。

家業を継ぐことのメリットを活かすためには、学生時代から継ぐまでのキャリアプランを戦略的に立てる必要があります。そこで、アトツギ学生ゼミを「アトツギのロールモデルや事例に触れることができる場」にして、「家業と同じ業界に行く」という考えではなく、「家業とは全く違う業界に行く」など、

家業を継ぐまでのキャリアの選択肢を広げていきたいです。


まとめ

「アトツギ学生のキャリアの選択肢を増やすため」をまとめると

・家業を継ぐことの一番のメリットは「継ぐことで家業に変化をもたらせること」
・ただ、継ぐことのメリットを最大限発揮できていない
・メリットを活かすためにも、アトツギ学生のキャリアの選択肢を必要性がある
・そのために、アトツギのロールモデルや事例に触れる場を提供する

家業を継ぐことの一番のメリットである「継ぐことで家業に変化をもたらせること」を最大限に発揮できるように、

ロールモデルに触れる場や、野心的に戦略的に継いだ事例を紹介する場として、アトツギ学生ゼミを開催し、アトツギ学生のキャリアの選択肢を広げていきたいです。


おわりに

今回は「アトツギ学生のキャリアの選択肢を増やすため」について書かせていただきました。

ここまで読んでいただいて興味を持ったアトツギの学生さんがいらっしゃいましたら是非お申し込みください!!

何か気になることや質問がありましたら、コメントなどで気軽に連絡ください!

また、知り合いに興味ありそうな学生いるよ!って方いいらっしゃいましたらご案内いただけると嬉しいです!!

よろしくお願いします!

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