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追い越していった車に、自分の今の現状を突き付けられた気がした話

39歳で適応障害と診断され、自分らしい働き方を模索するアラフォー女子?
の思考を綴る

体調が回復し転職活動を始めたが、書類の段階で落ちる、面接にこぎついても落ちる…もう何社になるだろうだろう…。
年齢のせい?経験や技量が乏しいせい?それとも未経験の仕事に飛び込もうとしているせい?いやいや、住んでいる場所のせいかな?違った、自分に自信がないだ…。
悩みすぎて、とりあえずこの仕事なら働けるかも…と気づいたら自分の思い描く仕事とどんどんかけ離れていた。

気分転換にと、本当に久しぶりに車で1時間半ほどかかるカフェへ行くことにした。
その道中での話。​

やたら安全運転

車を走らせていると、やたら安全運転の車が数台前にいるようで、自分の思うように進まない。
「仕方ない、田舎あるあるだ」
そう思いながら、前を走る車に続くこと十数分。ようやく、やたら安全運転の車がいなくなったようで、快適に走ることができたのも束の間。
また、同様のことが起きる。
追い越すにも追い越せない道だったため、多少のストレスを感じながらも前車に続く…。

片側通行

すると、今度は片側通行ではないか!!
トンネルの前で停車となり、対向車線の車が何台なのかも、どこまで片側通行なのかもわからない状態。
「まぁ、道路工事なら仕方がない」
そう思いながら対向車線の車のを待つ。が、なかなか来ない!
本当にくる???
疑いたくなった頃に、ようやく対向車が姿を見せた。
数台か…。その割に結構待ったんだけど…。と少しがっかり。

前が見えない

トンネルを抜けしばらく、やたら安全運転の車に続いて走っていると、ようやくその車が左折!!
ホッとして快適に走ること数分。
今度は大型トラックが現れた!私は軽自動車。前方が見えない…。
そして荷物が重いのか、法定速度を守るためか…またまた、やたら安全運転となる。
しかも、後ろも大型トラックで、こちらは距離をつめてくる。
挟まれた!やめてくれ!!と思いながらも、前のトラックに続いて進む。

諦めと妥協

私の前をふさぐものが重なる。
「そんな日もあるよね、今日はそういった日なんだ」と、自分に言い聞かせながら心を落ち着かせて運転を続けていた。
そして追い越せる道になったのに、「追い越せる道になったな」くらいにしか思わない私。後ろのトラックも追い越していくわけでもないし、このまま走るのが無難。安全運転で安全に目的地へ着けば何も問題はないよね。
そんな思考が頭の中を駆け巡っていた。諦めと妥協だ。
そんな時…

追い越された!!

ついに、追い越された!
私の後ろのトラックよりも後ろから来たであろう、ワゴン車が突然私の横を追い越していった。
その時、ハッとした。
そうだ、ここは一車線だけど追い越せる道
私も前を走るやたら安全運転で、視界を遮っているトラックを追い越していいのに、なんでやらないんだ?
対向車もいない、直線の道、自分の判断で追い越してもいい!!
先に判断した車は、さっさと追い越してて行ってしまった
私は「安全運転で安全に目的地へ着けば何も問題はない」と無難な判断をしていた。確かに大切な判断でもあるが、その思考が故に追い越しをすることを考えるのをやめていたのだ。

今の自分だ

ただ、一台の車が私の横を颯爽と追い越して、どんどん前に進んでいく様子に、私は自分の今の現状を重ねていた
安心・安全な方法を優先し、無難に前に進もうとしていたから、先を見て判断して前に進むことすら考えなくなっていた。
むしろ妥協し、自分に言い訳をして諦めていた。
急に自分の思考回路に気付き、慌てて私も「追い越さなきゃ!!」と思った途端、今度は対向車線に数台の車が連なってくるではないか!!
また阻まれた!!
と、一瞬思ったが、いやいや違う、これは…
慌てるな、落ち着いて自分のペースで判断してそのタイミングで進め!
そんな合図の気がした。

簡単には進めない

その後は、前のトラックがいなくなり視界が開けた。
でも赤信号によく当たるし、シルバーマークのステッカーを貼った車が前に現れるし、そう簡単には進めないのだ。
やっぱり、人生は思った通りにいかないな…と思いながらも、今度は無難な判断をしないで、追い越しのタイミングが来た時にしっかり見極め、これは必要だなと感じた時点で判断し追い越すことができた。
達成感を感じた…笑

まとめ

自分を追い越していった車に、今の現状を突き付けられた気がした話。
恐らく、適応障害になり今までの自分をこれでもか!!という程向き合ってきた時間があり、転職活動が全くうまく進まない現状があったからこそ、さらに自分の棚卸をしていたことで、今回のよくある追い越しを自分の現状と重ねて考えてしまったのだろう。
何もなく普通の日々を送っていたら、こんな思考には到底ならないので、面白くて書き留めてみた。

いつか読み返したときに、「ああ、そんなことがあったね」と思うのか、それとも「やばっ!また同じループにはまってるわ」となるのか。
できれば前者である車であることを願いたい…笑



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