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[アトピー性皮膚炎]治療歴と効果のあった治療方法の知見と体験談2020年5月6月

●2020年5月

コロナの流行と共に在宅でのテレワークが日常化する。通勤がなくなり、暖かくなって体力は回復。運動不足による悪化と色んなことがありました。

抗真菌薬を1カ月強塗り続けた効果の見極めをしたました。つづけていると顔や体の黒ずみはかなりなくなりました。徐々に皮膚の入れ替わりがおきて、皮膚はピンクと黄色のまだらっぽくなってます。

抗真菌薬の効果として最も高いのが日焼け後の症状の悪化が少なくなったことでした。
以前は日焼けすると、むくみ、浮腫、浸出液の噴出、傷に浸出液が固まって盛り上がる、痛みの順に悪化していき、最後に黄色ブドウ球菌が繁殖し、再生した皮膚に付随して皮脂が大量分泌されて、マラセチア菌が繁殖し痒みが最大になるという一連の流れがありました(下記図を参照)。



浮腫後のヘルペスの悪化からくる痛みにはアシクロビルを服用し、黄色ブドウ球菌と雑菌繁殖対策のために希釈したミルトンでの入浴後消毒と抗生剤服用、マラセチア菌にはコラージュフルフルボディソープで対処するという療法を長らく続けていました。
日焼け後の治療にかかる日数は早くて7日、長引くと2週間にも及びます。原因が日焼けなのか区別がつかないこともあり、四苦八苦してきました。しかし、日焼けがトリガーになっていたことはこれまでの経験で間違いはありませんでした。

日焼け止めも塗ってはいたのですが、ヘルペスとの相性が極度に悪く、痛みで塗り続けることができないこともありました。さらに掻き傷には日焼け止めクリームの溶剤のアルコールが染みてやはり塗り続けることをためらう日が多々出てきました。

日焼け止めクリームも塗り残し箇所から悪化し、遅くこそなれ結局症状の悪化は同じところにたどり着くという循環にへきへきしていました。

浮腫後の浸出液の噴出は長らく疑問点だったのですが、3月以降の新型コロナの影響による自宅テレワーク体制によって外出頻度が減ったのと治療研究にさく時間ができたので抗菌薬を試してきました。抗菌薬が奏功し、この悪化循環が改善したことは大きな進歩です。

目に見えて改善を体感したのは、5月の初旬、連休の翌週でした。
追加調査で、どのくらいの日焼けで増悪するのか、5月中は体調の様子を見ながらいろいろ試してみたのですが、日焼け止めクリームを塗り炎天下で2時間程度までは大丈夫のようです。以前は曇りの日でも30分外にいただけで日焼けでアトピーの悪化が起きていたことに比べると劇的改善です。

これまでは、日焼け後の浮腫にヘルペスが悪化し、初期の治療が抗ヘルペス薬を服用すること以外できなかったのですが、どうやら白癬菌がヘルペスの増殖を助長しているということがこの治療方法の研究で明らかとなりました。
ここで白癬菌をたたけたことで増悪スパイラルを回避して日焼け後の皮膚再生をスムーズに行えることが分かってきました。

2時間を超えての日焼けでは、ほてって赤らみ、皮脂がどんどん出て少し痒くなります。これはマラセチア菌によるものなのでここでコラージュフルフルボディソープでしっかりケアします。皮膚の再生を亢進させて栄養不足になっているので、ビタミンや肉類、Znサプリを摂取します。

お酢は、紫外線でダメージを受けた細胞のアポトーシスと死細胞の除去に必須の栄養素なので、多めに酸っぱいものを食べると良いのですが、なかなか量が摂取できないので、黒酢サプリを服用しています。

ラーメンの残り汁に酢を多めに入れてスープごと飲むのもアミノ酸と同時に摂取できて効果的な栄養補充方法です。

●2020年5月以降

どうやら真菌は主に定在菌と感染源の白癬菌の二つがアトピー悪化に寄与してる。

定在菌はコラージュフルフルによって定期的にコントロールしてきたが、白癬菌の方をブテナロック、ラミシール、ピロエースWで入浴後に皮膚に塗ってケアしていました。

効果は抜群ですが、鎮痛作用とミント系の清涼作用が強すぎて夏場でも寒くなるほどの効果でした。そこでピロエースWの軟膏タイプに切り替えたところ清涼感はかなり抑えられて、かつ、抗真菌と抗生剤成分があるため真菌と細菌両方に効果があるのでとても改善しました。

さらにブテナロックソープと関西酵素のボディーソープをやめてピロエース石鹸に切り替えたところ、こちらの殺菌作用が強くしっかり洗えることがわかりました。今は頭から爪先までこのピロエース石鹸を使ってます。

以前も書きましたが手拭いに ピロエース石鹸をつけてしっかりスクラブすることで表皮の細菌叢バイオフィルムが取り除かれて悪化を食い止めます。

風呂あがりに保湿も兼ねてピロエース軟膏を塗ると、真菌患部の場合少し染みて痛みがでますが、液状のピロエースWよりは遥かに軽微でストレスも少ないので継続できました。

もうひとつ付け加えるなら、手拭いでのスクラブでは毛穴の奥の皮脂角栓が取りきれず、これが違和感となり、更に定在菌が繁殖、真菌も増えるという悪循環を引き起こすため、毛穴の角栓をしっかり除去除菌することがとても重要です!

そのために、以前書いた記事のようにプラのヘラを使って皮脂を掻き出すことをしていましたが柔らかい箇所では皮膚を痛めるため使えませんでした。

そこで、髭剃りの要領でなまくらのナイフを使って石鹸を泡立てたものと合わせて剃るように皮膚のうえを削っていくと 垢と合わせて、皮脂も削り取ることができます。ただし、これも皮膚へのダメージが入るので結局細菌真菌感染が繰り返しだけでした。


私の垢というのもほとんどが皮脂で、古い角質はそんなにも混じっていないようです。
皮脂を取り出すことで痒みが治まることからどうやら皮脂が原因であることは間違いなさそうです。

ピロエース軟膏は冬前まで頻繁に使ってましたが、冬になると乾燥して保湿効果が全然足りないのでアトリックスクリームで補っていたのですが、効果は限定的でした。
そこで、ピロエース軟膏をピロエースクリームに切り替えだところさらにしっとりして、保湿効果も高く殺菌効果もそのまま維持できていてとてもマッチしました。その後一か月過ぎましたが保湿とアトピー抑制が続いています。
日焼けをしてアトピーが悪化してると自覚がある方はご参考まで。





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