女性はつよい、すごい。「狂気の愛」と「母性」。あらためて。
さて、今回は「女性」について語ろう。
はぁ? 中高6年間、男子校だったお前が“「女性」を語る”だ? 寝言は寝てから言え! はい! そうします! Zzz……はっ! 開始3行目から熟睡モード。なかなか、いいスタートが切れました。
そうですね。“「女性」の気持ち”とかになると、仮説ルートが果てしなく遠いので。私が思う「女性のこんなところって、改めて、すごいな!」を2つ語ります。
あくまでも主観だからな! オレは、私は、そう思わないってボールはコッチに投げずに、天に向かって投げるんですよ。これ、フリだからな!
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まず、1つ目。
◎ “推し”に対する狂気の愛。
……これ、すごいですね。
例えば、「男性ファン → 女性アイドル」と、「女性ファン → 男性アイドル」。2つの流れからみる。“推し”に対する感情って、ちょっと感覚がちがうんじゃないかな、と。
そんなエピソードを1つ。
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私が講師を務める、デザイン専門学校内のユームという場にて。
ここは受講希望を出した全員が授業を受けられるわけではなく、「面接」をします。「僕の授業を受けたいって? 君がユームにふさわしいか、見てあげるよ。やる気の証拠を出してごらん?」
……とマジで何様思考で、学生と面接するのです。面接では、意志・ビジョンを聞くのと同時に、「自分の強み」と称するモノを持ってきてもらいます。
「自分の強み」は、“デザイン作品以外”の、テスト答案用紙や卒論、企画書、部活動の記録等。モノはなんでもよくて、「その人が根っこに持つ、熱さ」を知りたい!
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で、ある年。台湾からの留学生、女の子と面接しまして。
まず、普通に“デザイン作品のポートフォリオ”を見ました。その分厚さから、やる気があるのが伝わります。
そして、「自分の強み」を見せて? と聞くと、これです、と出してきたのは“小型ファイル”。
ポートフォリオと同じ、いや、それ以上にクソ分厚い。中には何が……と開けてみると。
「日本の某男性声優に対するファン魂の塊」でした。単なる切り抜きとかじゃなくて、「その声優さんのオリジナルイラスト」とか、「コラージュ作品」とか、「直筆手紙(コピー)」……などなど。それが、継続、4年分の量。
つまり、単なる「収集」ではなく、「自分の手でつくり出す、『その人』だけに向けた作品」として、「好き」という感情を蓄積、形にしていたのだ。
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いや、もちろん、男性も「作品」として「好き」をアウトプットする人もいますよ。ただ、“男→女”という視点から、率的にも大なり小なり”エロ感情”が練り込まれ、“女→男”の「好き」とちとちがう軸なんじゃないかなと。
真っ直ぐな「好き = 熱量」は、1冊のポートフォリオさえも軽く超える力になる。その「声優○○さん超好き! ファイル」を見た時、僕は、感動と同時に狂気を感じたんだ。
声優、アイドルといえど、女性の手をここまで動かすとは……これは、狂気だ。狂気の愛。男性の「エロいのハッピィ〜♡!!」などという単純・単細胞牧場からは採集することはできないだろう、愛。
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……いやはや、すごい……。え? 面接の結果? もちろん、合格ですよ。
どの方向でも“ヤバイ熱量”を持つ人は、長くデザイナーとして、生きていける素質を持つ。実際、その留学生。各課題への取り組みは勢いがあった!
「がんばる、がんばろう」という気持ちの後押しも、その声優さんからもらっているのだろう。「もらった気持ち = がんばり」を、自身の成長につなげ、結果、世に社会に還元していく、つながっていく。
それも、これも、「“推し”に対する狂気の愛」があってこそ。素晴らしいじゃあないか!
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はい、次! 2つ目。
◎ 母性へのリスペクト。
この話しはですね、10代後半〜20代半ばの男女向けかな?
私、子が2人いまして。で、妻は専業主婦なんです。
自分の身ひとつで、家族4人の生活費を稼げなきゃならん……大変なんだよ、デザインの仕事って……アホか! 子育ての方が数倍大変だからな!(もちろん、どんな仕事も質の異なる大変さはありますよね)
こんなエラそうなこと言ってますが、日々メインで妻に子を見てもらっています……。週1回は全日遊ぶ、他、余裕ある日は一緒にお風呂はいる……ってな細かなルールはあるんですが、妻には本当に感謝しています。
生活費も、ディレクション・デザインフィーも、自分一人で稼いでいる、という意識はなく、家族4人で稼いでいる。そんな感覚です。
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で、ですね。一人目の子どもが生まれたばっかの時。私は、「子育てに対する大変さ」の意識がかなり甘かった……。
おい! デザイン事務所で「うわ〜、オレ、めっちゃ働いて大変だよ……。オレよりいそがしい人なんか、この世にいないでしょ!」とかほざいている、10年くらい前のオレ! みのもんたを見ろ! あっ、ちがった。「子育て」の方が、はるかに大変だかんな!
デザインの仕事。終電帰りだろうが、激務だろうが、“プロジェクトの納品”はあるだろ! 終電帰りから始発までは、“確実に寝れる”だろ! “週1日”ぐらいは、フルで休めるだろ!
生まれたての子育ては、“休める時間”が一切ないからな!
“確実に寝れる”状態が一切ない、もちろん、土日も関係ない24時間。それが、ずーっとだ。
……どうだ?
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女性は子を生むと、ホルモンとかの関係もあって、「母としての女性」となる。母となると、内面から意識が変わる。つまり、「子育てに対する、生物学的な覚悟」が自然と芽生える。
しかし、“男は男のまま”だ。つまり、「自ら意識を変えない」と「父」になれないんだな、コレがっ。
ここでアドバイス。「うちの旦那、マジで意識が変わんない……」とお悩みの方。できれば、「1日半(一緒に寝る時間ふくむ)、子と父の2人きり」にしてみてください。強制的にでも。
私、本当に恥ずかしいのですが、この時間を体験して、始めて「子育ての大変さ」を肌で感じたし、「こ、これが毎日か……」とショックを受けたし、「毎日やっている妻、そして、女性のすごさ」を感じた。
「母性」なんて言葉があるが、これは、「やさしさ」以上の「つよさ」だと考える。
いや、お前も手伝えよ、とかいう声が聞こえてきますが、ちゃんと話しあっての現状です! デザインの間口を拡げるため、こうやってnoteに文章を打ち込む時間も許可を得てます! 石橋たたきの念のため!
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さぁ、まとめようか。
一言でいうと、男性にはない、「女性の愛」。そこに魅力を感じるんだ。あらためて。
おおきくて、つよくて、やさしい愛。まるで、おっぱいだ。「愛の谷間で溺れたい」って歌詞があるぐらいだからな。
おっぱいのない僕には、何があるんだろう。あっ、キャンタマならある! キャンタマには、なにがつまっているんだろう。愛かな。恋かな。「恋のスペルマ」って曲があるぐらいだからな。つまり、
……なるほど。
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んじゃあ、子が生まれた後のキャンタマの役目はなにかな。恋とか愛の次はなんだろな。まだまだ学ぶことが、世の中にはたくさんあるんだ。探していこう。僕一人の旅じゃない。家族でみんなで探す旅。
……そうだ! キャンタマを広げて、ボートにするのはどうだろう!? そこにみんなが乗る。ほら、大海原をわたれるだろう。
年を取りつつ。その時、その年で最高の考え方、接し方、感謝の返し方を見つけ、実行していこうじゃあないか。
つよい、すごい、魅力の愛。すべての女性に対して、リスペクト。シンプルで単純な男は、感謝しましょう。自分自身に言っているのであります。ん〜イエス!!
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