そうだ、「検証」しよう。挫折&あきらめ、“うまくいかないこと”を愛す。
建物の上の方って無理矢理、斜めになってたりするよね。あれ、なんでだろな〜って思ってたんけど、ちゃんと理由があって、これぐらいの間隔で日光を遮っちゃいけないよ、ルールがあるんだと。
まあ、なんとなく予想はできそうだけど、ちゃんと考えたりもしたことなかったから、専門としている人から聞くと妙に納得。そして、そのさっき聞いた知識を、さも自分のもののように、ここでひけらかす! 光、さしこむ。
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夜通しの撮影。ツール物撮り。カメラマン服部氏を見送る時。疲れと眠気とで朦朧としながら、かけた言葉は、それじゃあ、マージマタンゴ。それじゃあ、またね。にスパイスをかけたつもりなのだが、まったく伝わっていないようだ。
マージマタンゴを知らない人はいないと思うが、念のため説明すると、ドラクエに出てくるモンスターである。マージマタンゴ。マージマタンゴ。マージマタンゴ。
30過ぎた肉体に、徹夜明けの時間帯。この名称はクセになる。別れ際、早く解散すりゃあいいのに、服部氏と「ドラクエ4コマ漫画劇場」のなつかしトークで盛り上がる。やはりこうでなくっちゃ。
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さて、人生に「検証」は必要である。自分の人生を振り返ってみると、実際に「検証」してみて、適するか、適さないかの「判断」をすることで、次の一歩を力強く踏み出してきた。
今でこそ、プロのグラフィックデザイナーとして仕事をしているけど、中高時代に「デザイナーになりたい!」という考えはなかった。そもそも、「グラフィックデザイナー」という職業が、世に存在していること自体、知らなかったのだ。
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じゃあ、そん時、なりたいなぁ〜と漠然と考えていたことをあげる。
・ 芸人
・ 漫画家
・ バイクの整備士
・ SKAバントのトランペットプレイヤー
・ イラストレーター
……このリスト。どれも本心で「興味」があった。ただ、実際になれるかどうか。現実視点で考えた時、「漠然とした状態から、ちょっと向き合うこと」で見えてくることがある。
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中学の時、本気でなりたかった「芸人」は、どうしてもコンビでやりたく、「相方候補に声をかけていた」けど、鼻で笑われ、すぐにあきらめた。
漫画家は、高校の頭に描いてたエロ同人(ん?)が、「2回出店したコミケでまったく売れず」、あきらめた。
「バイクの整備士」は、高校の中盤だっけな。中型免許とりたてで、ガンガンと一人ツーリングいってた時。書店でみた、「“整備士になるための本”を読んで」、知識の深さにふるえ、あきらめた。
「SKAバントのトランペットプレイヤー」については、大学生の1〜2年時、よくライブに行ってて、自分も奏でる側になりたい! と「ネットでトランペットを買って試す」も、まったく音が出ず、あきらめた。
スーツ着てサラリーマンになることが想像できなかった自分は、最後のなりたい候補、「イラストレーター」になるため、大学4年になったと同時に、専門学校にダブルスクールをスタートする。
しかし、「出されたイラスト課題をやっていく」中、自分よりはるかに上手く、自分よりも年下のかわいい女の子たちに囲まれ、あぁ、こりゃダメだと直感し、あきらめた。
……で、選択授業でやってた「グラフィックデザインの課題をやって」、あれ? こっちの方が向いてる?? と感じ、逃げるように、道を切り換えたのであーる。
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そう、上記からわかる通り、「実際の検証 → 挫折&あきらめ → 次に進む明確な判断」の繰り返しなのだ!
もし、どれも「実際の検証」をやってなかったら、現職である「グラフィックデザイナー」には、絶対にたどりつかなかったと思う。
ピンボール台の球のように、バコンバコンと跳ね返って、行き着いた先。しかし、一番はじめ、球はじくのは、バネではなく自分の手なのだ。……あ、ごめん。今の例えわかりにくいんで、やっぱなし!
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これね。自分が“何度もやってきた領域”だと、感覚で判断できることもあるけど、“新領域”の場合は、細かく「検証・判断」を繰り返すことが、「自分が向かうべき、ベストなゴール」に達するコツであり、必須ロードだと感じるんですよ。
え? 検証の時間がムダ?
アホウ! “ムダな時間”など、人生に存在しないのだよ!
「遠回りしてきたかのように見える道」は、間違いなく、「自分の血肉」となる。それが、「辿り着いた先で、新たな力を発揮」することだってある(実際、デザイナーになってから何度もあったし、現在進行形でもあるよ)。
さらには、「挫折&あきらめ・判断」のあとに進む道だからこそ、モヤモヤとした“あっちはどうだったんだろな〜”ブレーキは外れ、「気持ち良く、力強く、勢いづいた状態」で最高の走りができるんだ。
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周りに、なんでも要領よく、とんとん拍子で進んでいる奴がいるかい? そいつらと闘って、自分が勝てるもの。それは、「検証数 = 遠回りの経験値 」。
「うまくいかないこと」を愛せ。それこそが、自分を、自分らしさを形成する種であり、武器なんだ。
もし、なにか迷っていることがあれば、“入口レベル”でもかまわないから、「向き合う・検証」してみよう。辿り着いた先、それらすべての意味を知ることになるよ。
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