自由な姿勢でするお産 @3600
結婚後3回の流産を経験した。
子どもを授かって産むという行為は
簡単にできることではなく
それは奇跡にも似た所業だと
いつしか考えるようになった。
なので長女の妊娠が発覚したとき
元気に赤ちゃんを産むために
できる限りの努力を決意した。
それまで読んでいた
不妊治療関係の本は
お産関係の本にかわり
出産に向けて様々な本の中から
外国の方が書いた
「アクティブバース」の本が
ワタシのハートを鷲づかみにした。
内容は文字通り
アクティブにお産をしよう!
というもの。
以下はその本で知った話・・・。
もともと二足歩行の人間が、出産するために一番効果的な体勢は立位だということ・・・重力の助けを借りながら、赤ちゃんと力を合わせることができることがその理由。
よくテレビなどで目にする出産シーン。ベッドに仰向けになり両の足を開き踵を台の上に乗せ、その足の間に介助者が位置した状態で赤ちゃんが生まれてくる・・・というスタイルは先進国では圧倒的に多く、またそのような出産スタイルは現在の日本でも常識とされている。
が・・・立位で出産することが当たり前の国がいくつもあり、そういった国では産む直前までせっせと働きよく動き回り、妊婦とは思えないような力仕事までこなす。
赤ちゃんが降りる・・・という言葉があるとおり、二足歩行の人間の場合、胎児というのは上から下へ降りてくるもの。間違っても横に移動して生まれてくるものではない。したがって、本来なら、胎児にとっても母体にとっても一番楽な生まれ方産み出し方は立位である。
仰向けに寝かされるのは、介助者が介助しやすい姿勢が妊婦仰向け踵乗せ状態だから・・・また立位で出産するということは、妊婦自身にとっても、かなりハードな出産になることから、仰向けが一般的になっているだけのことで決してベストとは言い切れない。
お産をする妊婦、また生まれてくる胎児の立場のみを考えれば、一番いいのは自由な姿勢(立ったまま、四つんばい、横向き、座るなど)で動き回りながらする出産。けれどこの出産はハードであると同時に、動物としての本能をその出産の場で全開にする必要があるため、早寝早起きはもちろん、その日常のすべてにおいて、厳格に自分を律することができない人にはオススメできるものではない。
何よりも自然分娩を基本としているため、万が一、出産において異常事態が起こり、病院へ搬送されるようなことになり、赤ちゃんの命やお母さんの命にかかわるようなことがあっても、なんら責任を負う立場ではない・・・
というようなことが
書いてあったような気がする。
命がけの出産・・・。
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