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小説:愛の弔い(とむらい) @5865
その出会いは運命的だった。
当時全社員1000名ほどの社内で行われた
中堅社員研修に集まったのは
恐らく100名程度だっだだろうか。
それぞれ9~10名程度のグループが
ホテルの広間の円卓を囲んですわり
グループワークを課せられた。
テーマは今後の売り上げに繋がると思われる品目と
その背景、実際の目論見などについて。
色々な業界からくる講師の話を聞く
その未知なる世界の話しが
高卒の私にとって新鮮さと緻密さに満ち
この上ないほど魅力的に感じた。
研修のいちばんの大目的は
研修初日に聞いた話を念頭におきながら
1日かけてそれぞれのグループ内で
ディスカッションしたのち
グループの代表者1名が
ホワイトボードを使いながら
今後の販路についてをプレゼンするという
なかなかに神経質なものだった。
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