友人はお互いに似ているのだろうか
割引あり
友人同士は,お互いに似ているのでしょうか,それとも反対なのでしょうか。これもよくある疑問です。
しかし「似ている」「似ていない」ということを,どのように判断すれば良いのでしょうか。
どこが・どのくらい
ひとつの観点は,「どこが」「何が」似ているのか,という問題です。さまざまな特徴を見ていくときに,ある特徴は友人同士で似ている一方で,別の特徴は特に似ているわけではない,ということは考えられるのではないでしょうか。
もうひとつの観点は,「どのくらい」似ているのかという問題です。「似ている」というのは,あるひとつの指標に注目したときに,自分の得点が高い(低い)なら友人の得点も高い(低い)傾向があるという法則が成り立つことを指します。統計的な結果では,相関係数の大きさで表現されます。
自分と友人は似ているのか
ビッグ・ファイブ・パーソナリティの5つの特性に注目したとき,自分自身と友人はどこか似ている点はあるのでしょうか。また,「友人はこれくらい似ている」と認識するものなのでしょうか。これらのような問題について,実際に本人と友人から得られたデータを用いて検討した研究があります。こちらの論文を見てみましょう(Friends Know Us Even When They Are Different From Us)。
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